さて今回は、JR高尾駅から直接高尾山山頂を目指したときのお話の 5回目です。
地味な話ですが、よろしかったら続きをどうぞ。

9時37分(高尾駅の北口から再び歩き始めること 1時間19分後)、薬王院の山門である四天王門に到着。
門の右側には青い顔をした持国天(じこくてん)が・・・
左側には赤い顔をした増長天(ぞうちょうてん)が配されている。
持国天は阿、増長天は吽、左右で阿吽(あうん)をなしている。
高尾山の仁王門を潜ると六根清浄石車(いしぐるま)が設置されている。
六根は目、鼻、耳、舌、心、体の6つの感覚器のこと。
そして六根清浄(ろっこんしょうじょう)とは、仏教の教えの1つで、人間の六つの感覚器官である「六根」を清めることで、心身が清らかになることを意味する。
つまり六根清浄石車をぐるぐる回し、日々の生活で汚れてしまった六根を清浄にしましょう・・・ってことのようだ。
その隣には天狗が2体設置されている。
薬王院のように山の近くにあるお寺って大抵天狗伝説がある。
最乗寺もそうだったっけ。
更に「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」というのもある。
輪をくぐって錫杖(しゃくじょう:僧・修験者が持ち歩く杖)を鳴らすことで願いが叶うというもののようだ。
まあここ薬王院っていうのはいろいろなものが配置されているお寺です。
正面に「御本堂」が見えてくる。
御本堂が一応薬王院のメインと考えていいと思う。
というわけで 9時41分(高尾駅の北口から再び歩き始めること 1時間23分後)、薬王院に到着である。
中で護摩を焚いているのか、お経が聞こえてきていて、ちょっと厳かな雰囲気が漂っていた。
ここ薬王院(やくおういん)は正式名称を「高尾山薬王院有喜寺」といい、今から 1260余年前の天平16年(744年)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山されたものだそうだ。
薬王院の名は創建当初、薬師如来をご本尊とした事に由来していて、現在は真言宗智山派の「大本山」になっている。
ちなみに「総本山」が各宗派の本山を取りまとめる最高位の寺院で、大本山はその次に位の高い寺院のこと。
真言宗智山派の総本山は京都にある智積院だ。
そして「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」「高尾山薬王院」が三大本山に当たる。
ちなみに私は三大本山を全てちゃんと参拝したことがあります。
この本堂のご本尊は飯綱大権現。
飯綱大権現(いづなだいごんげん)は長野県にある飯縄山(飯綱山)に対する山岳信仰が発祥と考えられる神仏習合の神だったりする。
なかなかに薬王院は不思議なお寺なのだ。
そして更に階段を登る。
鳥居の先に現れるのは御本社だ。
派手な色合いの彫刻が施されていて、日光の東照宮を連想させる建物だ。
御本社から更に階段を登る。
なかなかに薬王院はしんどいお寺なのだ。
急な階段の上に、最後の建物、奥之院が現れる。
ここでやっと薬王院に別れを告げることになる。
さて、高尾山山頂を目指しますか・・・。
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