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2018年 12月 24日
危うく遭難しかけた大山三峰山 その12
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私は毎日「4秒かけて沈み、4秒かけて戻す」というスクワットを、20回行っています。

ひざをつま先より先に出さないようにするのがコツです。
これ、結構きついですよ。

さて今回は、危うく遭難しかけた大山三峰山登山のお話の 12回目です。
よろしかったら続きをどうぞ。




危うく遭難しかけた大山三峰山 その12_c0196928_08051683.jpg

ひょっとしたらベンチのところから道が分岐している可能性があるかもしれない。
何か薄っすら 10年前のそんな記憶があるような気もする。

・・・そんな思いでまた道を引き返す。
この道を歩くのは何度目だったっけ。

もしそんな道はなかったならば、もう一度三峰山に登り、スタート地点の煤ヶ谷バス停に戻るしかない。
そんなことはしたくもなかったが、遭難しない唯一の方法がそれだ・・・。

危うく遭難しかけた大山三峰山 その12_c0196928_08051654.jpg

ベンチのところまで戻ってみたら、何とそこから下に延びる道があった!
なんてこったい!

しかし 10年前はこのポイントで迷った記憶がない。
いったい何故なのか・・・。

危うく遭難しかけた大山三峰山 その12_c0196928_08051689.jpg

10年前の写真を見て、その謎が解けた。

見てください。10年前はベンチの近くに、こうして指導標があった。

危うく遭難しかけた大山三峰山 その12_c0196928_08051645.jpg

その重要な指導標がなくなってしまっている。
(なくなってしまっていたと思う。写真の外にあった可能性もゼロではないが、ちょっと考えられない)

そしてベンチのある場所はこのように一段低い場所だったため、上の道をそのまま真っ直ぐに歩いてしまっていると、ベンチの先に道があるように見えない。

そして上の道には踏み跡らしきものが確かにずっとあった。
これでは他の人も迷ってしまうのではないだろうか。

危ないところだった・・・。

「なんだ。タイトルに『危うく遭難しかけた大山三峰山』なんて書いてあったのに、こんな程度のことか」と思う方もいるかもしれない。
しかし例の「道が四方八方に延びているようなポイント」から強引に先に進んでいってしまったとしたら、遭難していた可能性は十分ある。

そもそも人はこういう場合でも、「引き返す」ということがなかなかできない。先に進んでいってしまいがちだ。
それが「冒険」だとか「勇気」だとか思って・・・。

危うく遭難しかけた大山三峰山 その12_c0196928_08051783.jpg

そんなわけで、本来三峰山山頂からこのベンチまで 20分ほどで到着できるはずなのに、この「遭難事件」のおかげで、 1時間4分もかかってしまった・・・。

12時41分(三峰山南峰山頂から歩くこと 1時間4分後)、あらためてベンチのある場所から、下山を始める。

遭難せずに済んで、ほっとしていたはずです。

しかしベンチからの下山路も決して楽な道ではなかった。かなり急な木段の下りなのだ。
どうにも楽をさせてくれない山だぜ。

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12時50分(三峰山南峰山頂から歩くこと 1時間13分後)、正面が開けて遠くの山が一望できるビューポイントに到着。
前回もここで休憩したのをよく覚えている。

今回もちょっとだけここで休憩。

ここで改めて「迷わなくよかったよ」と手帳に書いています。
そしてカモシカの写真を写せなかったことを悔やんでいた・・・。

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ビューポイントの先もかなり急な木段の下りが続く。
こういう道はひざに負担が来る。

そういえばガイドに、「不動尻からの逆ルートは急登が連続するため思いのほかきつい山歩きになる」と書いてあったっけ。
肯けるね。

結局三峰山って、どこからどう登ってもしんどい山ってことになりそうだ・・・。

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おまけに左下に沢が見え始めると鎖も登場する。

本当に気の抜けない山だ。

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ちょうど 1時に沢まで下り切った。地図に (水) のマークがあるのはここのことかもしれない。

飲むのはためらわれたが、顔を洗った。
思っていた以上に冷たくて気持ちがよかった。ほっとする瞬間だね。

さて、まだまだ長い下山が続きます・・・。

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by JunMorosawA | 2018-12-24 08:08 | 低山歩き | Comments(0)


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