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2018年 11月 20日
不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7
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不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07511771.jpg

4日前に写した朝の源氏山の写真。時間は 6時22分。
こういう写真が撮れる季節になってきました。

さて今回は、不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山の 7回目です。
よろしかったら続きをどうぞ。





不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07511641.jpg

11時43分(登山口から 1時間49分後)、突然目の前に 2つのベンチが現れた。

え?
いったいここはどこだ?

やっとミツバ岳?
まさかの権現山?

しかし全然山頂っぽくない。

今が登山口から 1時間49分後だ。
登山口からミツバ岳までのコースタイムは 1時間半。権現山までのコースタイムは 2時間半。
ミツバ岳には遅過ぎ、権現山にはあまりに早過ぎる。

しかしガイドブックには「落葉樹の急な尾根をたどっていくと権現山の山頂に出る。テーブルの少し先には二等三角点と道標があるが、展望はあまりよくない」という記述がある。
テーブルがあるのだから権現山山頂のはずだ。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07511734.jpg

近くには立派な指導標があった。しかし「権現山」の文字がない。

それに左を指して二本杉峠ってどういうこと?

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07511779.jpg

ご覧のように地図によると、今まで登ってきた斜面からほぼ真っ直ぐの方角が二本杉峠のはずなんだ。
左を指して二本杉峠なんて、おかしい。

それに右(ほぼ真っ直ぐ側)が丹沢湖っておかしいでしょ。今登ってきた方が丹沢湖でしょ。

軽くパニックに陥る。

しかしここは冷静に、カシオの高度計機能付きの腕時計で方角を確認してみた。

すると指導標の指す二本杉峠の方がほぼ北になっていた。
合っている。

そういえば落合隧道の手前に権現山に登っていく道があったっけ。不明瞭な道だから避けた方がいいとされていた道だ。
指導標の言う丹沢湖とは、ここから直接浅瀬入口バス停に下るその道を方角を差しているに違いない。

それに上の地図をよく見ると、権現山の手前で道が「左折」してますね。「左を指して二本杉峠」で合っていたのだ。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07511776.jpg

テーブルの少し先には二等三角点と道標があるってことだったんで、そちらに進んでみた。
するとそこに標柱があり「権現山 標高 1019米」と書いてあった。二等三角点もあった。

よかった。間違いなく権現山山頂だ。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07511742.jpg

ついでに近くに「この先踏跡不明瞭、初心者の通行不向き」という案内板があった。
やはりこの先が直接浅瀬入口バス停に下るだったんだな。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07531270.jpg

こうして私は 11時43分(登山口から 1時間49分後)、権現山山頂に到着した。

いや~大変だった!疲れた!

結果的には 2時間30分のコースを、何と1時間49分で歩いてしまったことになる。
かなりのハイペースだ。疲れるはずだよ。そういえば途中で一度しか休憩してなかったっけ。

手帳には「展望もないが、ある意味マンゾク」と書いている。
達成感だろうと思う。夏山以来、初の「登山する山」を制したのだから。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07531302.jpg

今登ってきたミツバ岳の方を指して、太い幹にこんな注意書きがあった。

       ミツバ岳方面登山道不明瞭・遭難事故多し・通行注意!

やっぱりそんな道だったんだよ。

でもだったら、こんなことを書くよりも、もっと木の幹に目立つようにペイントしてほしいよね。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07531301.jpg

しかし本当に何の展望もない山だ。

よく見ればこうして樹木越しに富士山が見えているのだが、何処をどう移動しても丸々写せるところがなかった。

もう少し山頂だけでも木を伐採すればいいのにね。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07531313.jpg

お腹は全然減ってなかった。それどころか張りもまだかなりあった。
そこでしじみ汁だけ飲もうと思った。せっかく水筒に熱湯を入れてきたのだから。

結果、しじみ汁は信じられないほどおいしかった!水分と塩分が体に沁みたのかもしれない。

そこで結局おにぎりも食べてしまうことにした。こちらはそこそこだったけれどね。

不明瞭な道に悩まされた丹沢権現山登山 その7_c0196928_07531329.jpg

しかし静かな山頂だ。まさに誰もいない山頂。ここまで出会ったハイカーもゼロ。

風が拭いていた。流石に汗をかいていたせいでその風が心地よかった。

樹木越しに見える太陽が神々しかった。樹木も全て(多分)ブナなどの自然林だ。
山頂の雰囲気を伝えようと、珍しく動画まで写した。

なかなか最近の私は本当の意味で自然が体に沁み込んでこない。
この日は珍しく自然が体に入ってくる感触があったな・・・。

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by JunMorosawA | 2018-11-20 07:55 | 低山歩き | Comments(2)
Commented by sasunsasun at 2018-11-21 16:26
Morosawaさん
お疲れ様です
道迷いにならなくてよかったです
しかし道標や印が少ないと本当に焦りますよね
あれ、これで良いのか?迷ったのか?と
しかし展望のない山頂はちょっと寂しいです^^
それでも富士山は見えるのですね!
Commented by JunMorosawA at 2018-11-21 17:12
おやじさん、こんにちは。

> 道迷いにならなくてよかったです
> しかし道標や印が少ないと本当に焦りますよね
> あれ、これで良いのか?迷ったのか?と

そうなんですよ。ちょっと今回は怖かったですね。
バスが頻繁に走っているところなら、引き返していた可能性、あります。

> しかし展望のない山頂はちょっと寂しいです^^
> それでも富士山は見えるのですね!

関東の山のよさですかね・・・。


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