流石に 60にもなると手を出す本も変わってくる。先日はこんな本を買ってしまった。
60歳になると、50代にイメージしていた老いの道が、おぼろげながら、目の前にあらわれてきます。老いの兆候を、体で感じるようになるからです。体調が、明らかに 50代までの感覚と異なることが多くなり、男女ともに、いわゆる更年期の症状を訴える人が出てきます。
「実感するなあ」と思わずにはいられない内容です。
そういえば北岳で出会った66歳の方が、50代の頃は簡単に登れた山も、60代になってからはきつくなったと言っていたっけ。
山の遭難事故のほとんどが 60代以上であるとも聞きます。
決して無理をしない登山をしなければいけませんね。
さて、身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質のアラカン男が今年も日本アルプスに挑む。
今年はどうなりますことやら・・・。
7月28日(木)、唐松岳目指しての登山が続いています。
このコース唯一の難所を経て
唐松岳山頂目指しての登山が続いています。
そんな中、9時22分(八方池山荘から歩き始めること 3時間57分後)、面白い案内板を見つける。
ゆずり合いポイント 13:00 以降 下り優先
なるほど。リフトの時間に制限があるせいなのだろう。「 1時以降は下り優先でお願いします」ってことのようだ。
直後今度は「う回ルート 通行止」の案内板が現れた。
ここで道がY字型に分かれる。右が稜線コースで左(ほぼ正面)が稜線を迂回するコースのようだ。
迂回コースは通行止になっているようなんで、しょうがなく右の稜線コースを取る。
ここからはなかなかの岩場なんでちょっと注意が必要だ。
そのうちロープも現れます。
このコース、初めてですね。
何でもいいけれども、こんなところで学校登山の連中と出くわしたら、えらいことになるな。
9時29分(八方池山荘から歩き始めること 4時間4分後)、正面に、どうやら唐松岳らしき山が見えてくる。
正面やや左側の山ですよ。
カメラで目一杯ズームさせたら沢山の人の姿があった。
やっぱあそこだな。
まだ結構あるイメージだなあ・・・。
登山道に遂にパイプ製の手すりが現れる。
このコースとしては珍しい難所だ。
何とこんな場所にキキョウが咲いていた。
上向きに咲き、花冠に毛がないならイワギキョウ、やや下向きに咲き、花冠に毛があるならチシマギキョウなのだが、はっきりとしないな。
おっと。これは明らかに上向きに咲き、花冠に毛がないからイワギキョウですね。
じゃあ、さっきのもそうかな?
それにしても、何故あえてこんな場所に咲くのかね・・・。
9時40分(八方池山荘から歩き始めること 4時間15分後)、遂に主稜線に達する!
正面にはお馴染みの立山連峰が見えていた。
素晴らしい!
右手前の山が唐松岳なのだが、とりあえずここは赤い「唐松岳頂上山荘←」の案内板に従って左に下っていくか・・・。
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