人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2017年 10月 29日
北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34
ブログ村の登山・カテゴリーに参加しています。現在 9位前後のところをうろちょろしています。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08374431.jpg

今週末も鎌倉は雨。こんなに雨の多い 10月は初めてなんじゃないかな?

そんな中でも、天気のいい日は毎朝源氏山までウォーキングをしています。
だいぶ日の出が遅くなり、太陽の位置が低くなってきました。

冬が近づいてきていますね。

さて、身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質のアラカン男が今年も日本アルプスに挑む。

2日目の縦走もいよいよ後半になりました・・・。
よろしかったら続きをどうぞ・・・。




スバリ岳目指して

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08374301.jpg

相変わらずガレた道が続く。左側が切れ落ちている危険箇所もあった。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08374394.jpg

そしてまた厳しい登りだ。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08374369.jpg

思わず小ピークで休憩。

エネルギーチャージのため、「ウイダーinゼリー エネルギー」を食べる(飲む)。
これでおにぎり 1個分のエネルギーになるはずだ。

「ウイダーinゼリー エネルギー」だけじゃなく、水もおいしく感じられた。
それだけ気温が上がってきた証しだろう。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08374457.jpg

後ろを振り返ると、自分がこんな岩山を歩いてきたことが分かる。
すげえところ、歩いてんなあ、俺・・・。

それと、先程からずっと気づいてきたことではあったが、後ろを振り返ると、空の下半分が青く、上半分に雲があって白くなっていた。
まるでそこが海と空の境であるかのようだった。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08374413.jpg

12時33分(種池山荘から歩くこと 7時間2分後)、スバリ岳との鞍部と思われる場所に到着。白っぽい小砂利が敷き詰められているような場所だ。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08390228.jpg

スバリ岳への登りは、まさに岩登りって感じだった。

帽子をかぶっているせいか、上への視野が狭く、一度大きな岩に頭をぶつけてしまった。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08390373.jpg

12時39分(種池山荘から歩くこと 7時間8分後)、小ピークに達する。
すげえ岩場じゃないですか。ここがスバリ岳?

赤沢岳を出たのが。11時11分。そこからスバリ岳まで 1時間40分なのだから到着予定時間は12時50分。

着けていても不思議はないが、何の案内もない。

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08390371.jpg

しょうがなくまた歩き出す。

しんどかった。相当息が上がっていた。
多分この時が一番つらかったときだ。

そして孤独だった。
鳴沢岳で関西2人組や縦走夫婦と別れて以来、誰にも会っていなかったからだ。

更にスバリ岳を過ぎたのかどうか分からないのが不安だった。
一本道なのだ。道を間違えたわけはないのだが、それを確かめられないのがつらかった。

「いかん。冷静になろう」と再び立ち止まる。

まだスバリ岳には着けてないのかもしれない。しかしスバリ岳から針ノ木小屋まで 2時間で着ける。
現在 1時なんだ。焦る必要は全くないんだ・・・。

そんなときだった。上から例の関西60代2人組の声がした。

「(スバリ岳山頂は)ここですよ~!」


スバリ岳山頂にて

北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08390344.jpg

1時10分、スバリ岳山頂に到着。
何だ、休憩した場所のすぐ上だったんだ。

例の関西60代2人組に、

「いやあ!疲れた!今までで一番つらかったかも!」

と泣き付く。2人は笑っていたっけ。

スバリ岳山頂は、しばらく見えなかった黒部湖がまだ一望できた。
素晴らしい展望です。

ちなみに「スバリ」とは深い谷を意味し、そのスバリ沢の源流に位置するところからスバリ岳の名がついたらしい。
ちなみに私は最初「ズバリ岳」かと思っていました(笑)。

にしても、種池山荘からここまで 7時間39分かかってしまった。
到着予定時間は12時ジャストだったんだから、もう1時間10分遅れてしまっていることになる。

まあ鳴沢岳と赤沢岳の山頂に合計 1時間13分もいたのだから当然のことだけれどね。


到着してすぐに写したときの動画をお届けします。

関西60代2人組のうちの 1人が、道しるべのところにもたれかかるようにしています。
流石に彼も疲れていたのだろうか。

空にも注目してみてください。まるで海と空の境であるかのような平行線が見えているでしょう?


北アルプス・針ノ木岳登山記 2017 その34_c0196928_08390388.jpg

1時10分、「また待っとりますわ」と言いながら関西2人組が先行する(下の方にぽつりと見えますね)。

2人に会えて心底ほっとしていた。そして再び黒部湖を見ることができて感激していた。

さて、最後のピークの針ノ木岳まで 1時間10分。そしてゴールの針ノ木小屋まで更に 50分。
つまり合計 2時間。3時台には着けるでしょ。

まだあわてることはない。
じっくりと歩こう・・・。

↓ 登山や自然に興味のある方、このブログを気に入っていただけた方は、こちらをクリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村



by JunMorosawA | 2017-10-29 08:43 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by sasunsasun at 2017-10-29 13:39
J-morosawaさん

お疲れさまです!

お~ズバリではなくスバリなんですね!
私も「ずばり」って思い込んでいました(^^;

ウイダーイン これいいですよね
私もいつも携帯してますが直ぐに飲み忘れる(バカ

山に登りだすと2時間くらいで取り込んでいる糖分を
消化してしまうらしですね。

Commented by JunMorosawA at 2017-10-29 16:49
> お~ズバリではなくスバリなんですね!
> 私も「ずばり」って思い込んでいました(^^;

私も戻ってくるまで、そう思っていました(苦笑)。

> ウイダーイン これいいですよね
> 山に登りだすと2時間くらいで取り込んでいる糖分を
> 消化してしまうらしですね。

そういうものですか。
私の場合、何しろ少食だから、エネルギーの補給目的で飲んでいます。


<< 北アルプス・針ノ木岳登山記 2...      北アルプス・針ノ木岳登山記 2... >>