2016年 08月 21日
ブログ村の登山・カテゴリーに参加しています。 最新の順位はこちら です。 身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。 おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が 2年ぶりに日本アルプスに挑む。 さて、今年はどうなりますことやら・・・。 まずは毎年恒例の導入部です(笑)。「またか」と思わずに、お付き合いください。 まえがき まあ毎年書いていることではありますが、若い頃から私は恐ろしく出不精な人間で、人に誘われなければ何処にも出かけない人間だった。 例えば20代のときに、たとえ日帰りでもいいから一人で旅に出たことがあっただろうかと考えても、何も思い出すことができない。 多分一度もないと思う。 鎌倉に住んでいる身としては近場の箱根のような場所であっても、私は一人では決して旅に出ようとは考えなかった。 だから旅というと、いつも誰かが企画したものに便乗して「たまに」出かけるだけだった。 「赤とんぼ」 そもそも私の趣味はインドアに限られていた。 例えば小さい頃の趣味といえばマンガを描くことだったし、大人になってからも、小説を読むこと、ギターを弾くこと、パソコンをやること、そして水草水槽を作ること・・・全てインドアのものばかり。 これでは気持ちが外に向かうわけもない。 じつは私が旅好きではなかったのには大きな理由がある。 私は恐ろしく乗り物酔いをするという体質だったのだ。何しろ小学生のときの遠足では毎回吐いていた程なのだから、かなりのものだ。 その小学生のときの遠足の影響か、特にバスが苦手だった。バスだと 20~30分でも確実に酔ってしまう。 っていうか、バスの臭いを嗅ぐだけでも気持ち悪くなっていた。「全日本早酔い選手権」があったなら、当時の私なら確実に優勝できたのではないかと思う。 そんな私が今から 18年前の 1998年3月30日、この昭文社の「関東周辺ハイキング」という日帰りハイキングのガイドブックと運命的な出会いを果たす。 この本がきっかけになって独りでも低山ハイキングに出かけるようになったのだから、この本は私にとって「人生を変えた本」といってもいい。 そして山にハイキングに行こうとするとどうしてもバスを利用するってことで、徐々にバスにも慣れていった。 そう、私は中年になってから、やっとバスに慣れてきた・・・という、なかなか稀(まれ)な人間だったりする・・・。 ついでに同年オリンパスの CAMEDIA C-1000L というデジカメを購入したことも大きい。 上は 1998年に一番最初に登った大山の写真で、CAMEDIA C-1000L で写している。 画素数はわずか 80万画素で今のデジカメの 20分の1 ほどだけれども、これで私は旅を文章、画像両面で記録することができるようになった。 中三の頃から日記をつけている「記録魔」の私にとって、これ以上の環境はないではないか(そしてこの「記録魔体質」は「ブログ」という形で現在まで続いている)。 山梨県扇山より カメラの方は、ニコン COOLPIX950 、同じくニコン COOLPIX5000 、 ミノルタ DiMAGE A1 、 キヤノン EOS Kiss Digital N ・・・などと変化していったが、箱根、丹沢、三浦半島、伊豆半島、奥多摩、奥武蔵・・・日帰りで登れる山があればカメラ片手に何処にでも出かけた。 何たってピーク(2007年)の頃には年間 45回もハイキングに出かけていたのだから、かなりのものだ。 しかし出かけるのは「関東周辺ハイキング」というガイドブックの名前どおり、関東周辺の低山ばかり。そして日帰りばかり。 そこから一歩も踏み出せない私がいた。 このあたり、やはりまだインドア体質から脱し切れていなかったのだ。 しかし・・・である。関東で低山歩きをしていると、上の写真のようにどの山からでも富士山を見ることができる。だからいつしか富士山が私にとって憧れの山になっていた。 「富士山に一度も登らぬバカ、二度登るバカ」という言葉があるという。一度ぐらい登ってやろうじゃないか! 剣ヶ峰を目指して・・・ というわけで、山歩きをするようになってから 9年後の 2007年8月21日、遂に私は富士登山を敢行した。 これは自分一人で企画した旅としては、人生で初めての 1泊2日の旅だったりしている。初めての 1泊2日の旅が富士登山っていうのがまた、私らしい・・・。 で、実はそのあと 3年連続私は富士登山を行っている。 河口湖口、須走口、富士宮口(→御殿場口)と全て登山口は変えたものの、何故 3年連続富士登山なのか。何故他の山を目指さなかったのか・・・。 それは富士山は鎌倉に住んでいる私にとって「近場の山」だったからだ。 なんたって北鎌倉駅から御殿場駅までおよそ 1時間半。そこから須走口ならバスで 1時間で 富士山の 5合目に立ててしまう。 つまりわずか2時間半だ。そう、富士山は鎌倉に住んでいる私にとって、奥多摩あたりの山よりもむしろ「近場の山」なのだ。 というわけで、まだ私は富士山よりも遠い山に挑めないでいた。まだそこまで世界が広がらないでいた・・・。 木曽・御嶽山山頂より 6年前(2010年)の夏、やっと私は富士登山から脱することができた。 すなわち、いきなり中央アルプスに属する 3000m級の山、木曽の御嶽山(おんたけさん)に挑んだのだ(もちろん噴火する前の話です)。 何故八ヶ岳でもなく北アルプスでもなかったのかというと、御嶽山は信仰の山だから中高年登山者が多い。だから私のような初心者でも登りやすい山に思えたのだ。 御嶽山は遠い。起点となる JR の木曽福島駅まで鎌倉から電車でざっと 4時間半(塩尻ルートの場合)、距離でいうと 280kmもあった。 そこから更にバスに 1時間乗り、更にロープウェイに 15分乗ってやっと登山口に立つことができた。 この旅が私の行動半径を一気に広げた。 「御嶽山に行くことができたんだから、あの北アルプスにも行けるんじゃないの?」 そう思い始めたのだ・・・。 燕岳山頂より そして 5年前(2011年)の夏、遂に私は従兄弟のY氏と共に北アルプス常念山脈縦走を敢行! 山歩きをするようになって 13年目、やっと私は憧れの北アルプスの山の頂(いただき)を踏むことができたのだ。 長かったなあ・・・。 このときは初めての 2泊3日の山旅であることも注目に値する。ここで初めてそれまでの 1泊2日の殻をも破ったのだ。 白馬三山縦走 そのあとは順調で、4年前は、今度は単独で北アルプス・白馬三山を縦走! 前泊を含んでいるとはいえ、今度は初の 3泊4日の旅だった。 そして 3年前も北アルプス・双六岳に登頂。3年連続して北アルプスの頂(いただき)に立つことができた。 もう怖いものはないはず・・・だった。 ところが 2年前から私の体に異変が起こるようになってきた・・・。 ↓ 登山や自然に興味のある方、このブログを気に入っていただけた方は、こちらをクリックしていただけると嬉しいです。 にほんブログ村
by JunMorosawA
| 2016-08-21 11:33
| 北アルプスなど高山
|
Comments(2)
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sasunsasun at 2016-08-22 13:21
本格的な登山ですね
先日TVで「谷川岳四季絵巻」という 番組をみておりまして山はいいなぁ いつかは縦走なんて・・・と思いましたが 私は山登りは苦手でして、写真などでおすそ分けを 頂けるだけでうれしいです。 ブログまた覗きにまいりますm(__)m
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JunMorosawA at 2016-08-22 19:31
sasunsasunさん、こんにちは。
> 先日TVで「谷川岳四季絵巻」という > 番組をみておりまして山はいいなぁ > いつかは縦走なんて・・・と思いました そんな番組があったのですか。私も見たかったです。 > 私は山登りは苦手でして、写真などでおすそ分けを頂けるだけでうれしいです。 私だって普段は病弱な(?)人間です。 そちらにもきっと魅力ある低山があると思います。 一度挑んでみてはいかがですか? > ブログまた覗きにまいりますm(__)m ありがとうございます。 |
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