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2015年 12月 26日
久々に山の怖さを知った檜洞丸・犬越路ルート その10
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先日「スター・ウォーズ / フォースの覚醒」を観てきました。
何たって「スター・ウォーズ」の 1作目が公開されたのは私が二十歳のときですからね。どうしても思い入れがあります。

で、出来はどうだったかというと・・・。
う~む、最初の三部作の焼き直しといった感じがどうしてしてしまいました。
実際評価も二分されているようです。

しかしよおく考えてみると、「じゃあいったいどうすればよかったのか」ってことになります
全然違うテイストの映画になってしまったとしたら「こんなの『スター・ウォーズ』じゃない!」と言われていたに違いないです。
多分これはこれでよかったのでしょうねえ・・・。

さて、今回は丹沢の檜洞丸に登ったときのお話の 10回目です。
地味な話ですが、よろしかったら続きをどうぞ。




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11時53分(西丹沢自然教室から歩くこと 3時間13分後)、神ノ川との分岐を通過。

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神ノ川との分岐からしばらくするとまだ木段の下りになる。多分これは以前はなかったんじゃないかなあ。
そういった意味では以前に比べると歩きやすい道になったことになる。

しかし周囲は相変わらずの乳白色の世界である。おまけに強風が吹く瞬間もあった。手帳にも「不安」の文字が・・・。

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12時11分、遂にアルミ製の下り梯子が現れた。
でもまだ怖さはなかった。

ただ、ぶらぶらしているデイパックは危険そうだと、デイパックでは珍しく、ウエストベルトやチェストストラップをしっかりと締めた。

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幸い雨が本降りになることはなかったが、地面は薄っすらと濡れていた。こういうときの下りは怖い。

だから慎重に慎重に下っていく。しかし12時16分、思わず手帳に「しんどい」と書いている。

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12時20分、再びアルミ製の下り梯子が現れる。
そしてその直後、とうとう鎖場が現れた。

カメラをザックにしまうことはしなかったが、もちろんそういうときには首にかけた。

だけどこういうことをするには今使っている DMC-FZ1000 でもまだ重いね。
思えば 2008年のときはもっと重たい EOS 40D だったんだっけ。よくあんなでかくて重いカメラなど持ってきたよな、こんな場所に。

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とにかく鎖場が次々に現れる。

いや、鎖があるところはむしろましか。それに頼ればいいのだから。
ないところの下りの方がむしろ怖い。

「誰も見てないのだから」とそういうところではしゃがみ込むようにして下りていったりもした。
恥ずかしがることはない。それよりも怪我が怖い。

こんな難所、北アルプスでも経験したことがない。
まあ北アルプスでは入門向きのコースばかり歩いているせいだろうけれど・・・。

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一方でバランス感覚が若いころより落ちているという実感もあった。

バランス感覚ってよりも平衡感覚と言った方がいいのかもしれない。それが落ちている。何処かふらふらする感じがあるんだ。

だからそれだけ歳も取っているのだ・・・。

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12時43分、木段状の階段を登ったら、そこにメガネをかけた若いのが休んでいた。

このコースで初めて出会う人間に、思わず「いやあ、きついっすねえ!」と興奮気味に声をかけた。

メガネ兄さんの方は冷静に「わりと上り下りがありますよね」とか言っていたっけ。

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その後、道がやっと平坦になった。12時49分、わざわざ手帳に「平らは嬉しい」と書いている。

お腹が妙なほどゴロゴロと鳴っていた。山頂でお昼を食べなかったせいかな?

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12時59分(西丹沢自然教室から歩くこと 4時間19分後)、ご覧の指導標が現れる。

しかし一方で12時55分頃に現れるはずの犬越路トンネルへの分岐が現れない。
これでは遅れているんだか早いんだか、さっぱり分からないじゃないか。

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1時頃、ほんのわずか薄日が差した。ひょっとしたら標高が下がったことでガスから脱したのかもしれない・・・。

事実、わずかにガスが取れ、進行方向右側の崩落地が見えたことがあった。

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1時4分、「この先 200m 犬越路避難小屋」の案内板が現れる。

やがてガスが取れてきたせいで正面に控えている山(多分大室山)が見えてきた。

もう大丈夫だな・・・。

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by JunMorosawA | 2015-12-26 14:29 | 山歩き&花 | Comments(0)


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