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2015年 12月 05日
久々に山の怖さを知った檜洞丸・犬越路ルート その3
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前回の休みは城山湖の近くにある草戸山という低山に登ってきました。

途中にあった評議原の紅葉は、時期も半分終わっていたし規模も小さいものながらも、なかなか風情がありましたよ。

さて、今回は丹沢の檜洞丸に登ったときのお話の 3回目です。
地味な話ですが、よろしかったら続きをどうぞ。




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8時40分、バスが終点の西丹沢自然教室に到着。10人ほどのハイカーと一緒にバスを降りた。

過去 2回は 8時29分に到着している。だからこそ今回は登山の開始時間を 8時35分としていた。
しかしそれよりも更に5分も遅いとは・・・。

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ご覧の予定表を見てください。

畦ヶ丸(あぜがまる)なら昼食に 20分使っても、まだバスの時間まで 17分も余裕がある。
一方檜洞丸(ひのきぼらまる)はというと、昼食に 15分、展望台と犬越路でそれぞれ 5分ずつ休んでしまうと、あとはもう 5分しか余裕がない。

しかもバスが遅れたせいで、その 5分も消えてしまった。
だから「やはり今回は畦ヶ丸にせざるを得ないな」と思っていた。

しかし畦ヶ丸は 2年前に一度登っているしこのブログでも紹介している。
檜洞丸なら 2008年以来登ってない。

大滝橋バス停に 8人のハイカーが降りたのも気にしていた。彼らが登るのは間違いなく畦ヶ丸だ。
それにさっきのおばちゃんたちの「あら。こっちから登るのね。山頂ですれ違うかしら」という話も気になっていた。

畦ヶ丸の山頂は狭い。そこで多くのハイカーと一緒になりたくない。

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ただ檜洞丸の犬越路ルートはやや難コースである。鎖場や梯子(はしご)がたびたび現れる。

私が今回参考にしたガイドブック「関東日帰りの山ベスト100」でも「丹沢屈指の山深さと手強さが魅力」と紹介されているほどだ。

しかし幸い気力は充実していた。手帳にも「気力あり」という力強い文句がある。
何より空には雲一つなかった。

思えば 2008年11月17日の檜洞丸のときには後半曇ってしまってぱっとしなかった。富士山もまともに拝めなかった。

リベンジするか!

5分の遅れは檜洞丸山頂までに取り返せばいいさ。
よし!

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というわけで、8時40分、西丹沢自然教室から歩き始めた。

空は一面の青空。これ以上のない好天である。気候も暑くもなく寒くもない絶好の登山日和といえた。

ただ道路が少し濡れているのが気になった。
そういえば前日は雨だった。檜洞丸から犬越路に向かう道は難所続きである。ぬかっているとかなり危険だ。

「戻ろうか」というような弱気な気持ちが少しだけ湧く・・・。

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前回 2013年11月5日のとき、私はこんなことを書いている。

最初は舗装道路を奥に向かって歩いていく。正面には雄大な丹沢山塊が見えていたが、残念ながら私にはどの山が檜洞丸なのかさっぱりと分からない。
そんな丹沢山塊に向かっていくかのように、私の前におじさんロンリーハイカーが1人歩いていた。
8時41分、右手に檜洞丸の登山口が現れる。だけどおじさんロンリーハイカーはそのまま真っ直ぐに進んでいった。
ってことは、檜洞丸よりももっと大変な大室山に登るのかもしれないな。


今回も同じように私の前におじさんロンリーハイカーがいた。
彼はやがて右手に現れた檜洞丸の登山口に吸い込まれるように入っていった。

「あの人だって独りで登るんだ」

多分そのおじさんロンリーハイカーの存在が私を勇気づけてくれたはずだ。

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というわけで私も釣られるように檜洞丸の登山口に入っていった。8時48分のことだ。

前回は 8時41分だから 7分も遅れていることになる。この遅れを檜洞丸までの登りで是非とも取り戻したい。

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by JunMorosawA | 2015-12-05 06:10 | 低山歩き | Comments(0)


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