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2014年 09月 06日
日本アルプス登山記 2014 その21
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

ブログ村の登山・カテゴリーに参加しています。面白いことにこの 10日間ほど、ず~っと 6位だったのですが、変化はあったでしょうか。 最新の順位はこちら です。応援よろしくお願いします。

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

扇沢から柏原新道登山口を通り種池山荘に到着した私は、種池山荘で一夜を過ごした・・・。




種池山荘の朝

3時55分、早くも廊下の明かりが点く。

やっぱり今回も睡眠は最低だった。
狭い部屋だったが、実は結構みんな静かだった。そりゃあ時々いびきは聞こえてきたけれども、過去のことを思えば静かなものだった。

それでもやはり眠れない。

私はやっぱり「枕が変わると眠れない」タイプの人間のようだ。だから昨夜も、12時過ぎから多少ウトウトしただけだった。

そうそう。昨夜は何故か妙に暑くて掛け布団を蹴飛ばしたほどだったんだ。何か異常気象っぽかったのかもしれない。
そのせいもある。

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どうせ私の朝食は 2回目の 6時からってことで、4時半頃、デジカメ DMC-FZ1000 片手に外に出た。

お花畑を越えて爺ヶ岳の方に進む。
そしたらまたライチョウコンビの 2人に会ってびっくり。

左側のこんもりとした山が、この日これから登る爺ヶ岳(じいがたけ)。右下には下界の街の明かりが見えている。

だけどやっぱり雲が多いなあ。

日本アルプス登山記 2014 その21_c0196928_17475122.jpg

更に爺ヶ岳の方に進んでみる。

振り返ると山小屋の赤い屋根が見えてきた。
なんだか少しメルヘンチックに見える。

こうして歩いていると、朝一ってこともあるのだろうが、少しふらふらする感じがあった。すぐに息が切れるんだ。

しかし少なくとも足はなんでもない。筋肉痛もない。立派なもんじゃないか。

日本アルプス登山記 2014 その21_c0196928_174881.jpg

5時が近づき、ご来光とまではいかなかったものの、爺ヶ岳の方角に朝焼けがあった。それがある瞬間急に上空の雲にまで広がった。
ちょっと劇的な光景だった。





動画でもどうぞ。
いい朝だよ・・・。

このとき爺ヶ岳に向かう初老の男性 2人と私は会話している。

「お早うございます。気持ちがいいね」(初老の男性)
「そうですね。ちょっと風があるけれども」(と私)
「お早うございます」(もう一人)
「いってらっしゃい」(と私)

残念ながら、どんな人たちだったのか、全然記憶に残ってない。

それにしても雲の流れが早い。
これは案外快晴になるかもしれない・・・。

日本アルプス登山記 2014 その21_c0196928_17483771.jpg

5時半頃部屋に戻る。
先に食事を終えたみんなが戻ってくる。

部屋の窓から、どうしても顔を出してくれない鹿島槍ヶ岳をみんなで眺めたりした。
本当にきのうから一度も顔を見せてくれないんだ。

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6時になり急いで食堂に出かけた。

別に腹ペコだったわけではない。
ただ山小屋にいると他に楽しみがないから、どうしても待ちわびてしまうのだ。

日本アルプス登山記 2014 その21_c0196928_1749116.jpg

ご飯に味噌汁。これは変わらない。
朝食だから、あとは海苔、梅干し、卵焼き、ポテトサラダ、サケの塩焼きなど、おかずは地味だ。

ご飯の量は相変わらずよそってあるだけしか食べられなかったが、おいしくいただけた。特にお茶がおいしかった(うちのよりうまい?)。

そうそうこのとき、柏原新道を登っているときに出会った老人と孫のペアが私の隣にいた。

「おいくつなんですか?」と尋ねたら。

「9×9です」

げっ!81歳!

ちなみにコースタイム 3時間半の柏原新道を倍の 7時間かかったとおっしゃっていた。
毎年 1度目は駄目で、2度目になると調子が出るんだそうだ。

というわけで今度は穂高の方を縦走するとか。すごい。
俺、自分が 81になったとき、歩けるだろうか・・・。。

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戻ってくると、もう部屋の中はあと数人を残すのみとなっていた。

ところで私の身にまた変なことが起こっていた。

それは便秘。

普段の私は便秘どころか、どちらかといえば下痢気味の柔らかい便が、それも朝食前と朝食後に 2度は出る。いや、ひどい場合は昼間また出たりする。
それが山に入ってきてから、ピタリと止まってしまった。

そう。私は山に来ると便秘になるんだ。白馬三山を縦走したときにも、山小屋ではとうとう一度も出なかった。
何かが変わるんだろう。多分これは、自律神経失調症が改善されている証しなのではないかと私は考えている。

だって普通人間は行動中(昼間)は基本的に便意に襲われないはずだ。
そう。旅に出て以来、私は「行動モード」に入ったのだ。

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6時半、一晩お世話になった種池山荘を後にする。
さあて、今日が肝心要(かんじんかなめ)の縦走日。

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by JunMorosawA | 2014-09-06 17:48 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by アルペジロー at 2014-09-06 19:26 x
先日上高地に行った時に沢渡駐車場で車中泊したのですが、私は1時間ほどしか眠れませんでした。家族はいびきかいて爆睡していましたが・・・。

朝焼け、素晴らしいですね。こんな光景を目にしたら、疲れも吹っ飛びますね。

朝食も粗食ですね。まぁ山行中にドカ食いするもんではないということでしょうか。

最後の写真はどなたに撮ってもらったのですか?(笑)
Commented by JunMorosawA at 2014-09-07 07:24
アルペジローさん、こんにちは。

> 私は1時間ほどしか眠れませんでした。家族はいびきかいて爆睡していましたが・・・。

おっと。アルペジローさんも枕が変わると眠れないタイプかな(笑)。

> 朝焼け、素晴らしいですね。こんな光景を目にしたら、疲れも吹っ飛びますね。

いい朝焼けでしたよ。多分爺ヶ岳まで登っていたなら、もっと絶景だったんでしょうね。思い切って登ればよかった。

> 朝食も粗食ですね。まぁ山行中にドカ食いするもんではないということでしょうか。

こんなものでも私には十分過ぎたりするのだから困ったものです。

> 最後の写真はどなたに撮ってもらったのですか?(笑)

残念ながら女性ではなかったと記憶しております(爆)。


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