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2013年 08月 02日
5年ぶりに一眼カメラ、購入! LUMIX DMC-G6
(本当にしつこいようだけれども)5月にギター用のブログを開設しました。



鎌倉でギターを弾いてるおじさんのブログだから Kamakura Guitar ・・・何とも安易なネーミングですが、まあぼちぼちやっていこうと思っています。こちらもよろしくお願いします。

さて、今日はネイチャー(自然)から少し離れて、ネイチャーを写す道具・・・すなわちカメラのお話です。
今週北アルプスに行きそこなった鬱憤をぶつけた長文(?)ですが、こんな話でも興味のある方はごゆっくりとどうぞ。



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さて、私は 2008年の大晦日に横浜のヨドバシカメラで、このパナソニックの LUMIX DMC-G1 を購入以来、「山カメラ」「旅カメラ」としてずっと使い続けてきた。

富士山も、木曽の御嶽山も、北アルプスの常念山脈も、白馬三山も、こいつと一緒だった。

一眼カメラ(←レフ構造はないから一眼レフカメラとは呼べない)としては購入当時世界最軽量クラスで、「旅カメラ」としては最適だったからだ。

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「小型軽量」っていうのならこの手のコンパクトデジカメ(コンデジ)を使うのが一番ではある。こいつなら簡単にポケットに入れておける。

でも起動時間(ほとんどのコンデジは起動から撮影まで 2~3秒かかる)や、全体的なレスポンス、画質(特に高感度時の画質)、またボケ味などを考えるとコンデジではどうしても不満だった。

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じつはもっと以前から所有しているカメラとしてはこのキヤノンの EOS 40D というカメラがある。それこそ「一眼レフカメラ」だ。

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しかしこうして G1 と比べてみれば分かるとおり、でかい!重い!
レンズ込みで 700g 弱の G1 に対して 1.4kg ほどもあった。つまり倍以上である。

で、G1 と比べてこの EOS 40Dの 何処が優れているかというと、連写性能と動体撮影性能、そしてボケ味の 3つぐらいだった。

連写性能でいうと EOS 40D が秒間 6コマで、G1 は秒間 3コマだった。
また動体撮影性能っていうのは、例えば運動会などでこちらに向かって走ってくる子供にずっとフォーカスを合わせ続ける性能のことだ。スポーツ写真を主に撮っている人にとっては重要な性能かもしれない。

だけど「山カメラ」「旅カメラ」として考えると、こんな性能はほとんどまったく必要ない( AEB を使うときに「速くていいな」と思う程度)。

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最後のボケ味はこの写真のように、ピントが合ったところ以外を綺麗にボカす味わいのことで、これは撮像素子(センサー)の大きさでほとんど決まってしまうから、

       (1) キヤノンの EOS-5D 、 ニコンの D600 などのフルサイズカメラ
       (2) キヤノンの EOS Kiss 、 ソニーのNEX などの APS-C カメラ
       (3) パナの Gシリーズ や オリンパスの PEN などのマイクロフォーサーズカメラ
       (4) 一般的なコンデジ

の順に有利で、コンデジが一番ボケない。

人間は 2つの目で見ることで物を立体化させている。写真は二次元だから平坦になってしまう。それを補うのがボケ味だから、ボケ味のない写真はどうしても平面的でつまらない写真になってしまう。

そういった意味では EOS 40D > G1 であるのは否めないのだが、G1 だって明るいレンズを装着することである程度その差を埋めることができる。
というわけで G1 などのマイクロフォーサーズカメラはぎりぎりボケ味を味わうことができるカメラということができる(もっとも最近は、見た目はコンデジでも大きなセンサーを搭載しているカメラもあるけれども)。

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同じマイクロフォーサーズカメラの、このオリンパスの OM-D E-M5 にも憧れた(かなり憧れた)。っていうのも DMC-G1 の後継機の G2 や G3 がどうしても私の好みに合うカメラじゃなかったからだ。

しかし OM-D には私にとって致命的な欠点がいくつかあった。
すなわち、グリップが握りやすいグリップではないこと、起動時間が 3秒近くかかること、フラッシュが内臓されてないこと、動画が AVCHD 形式ではないこと。

グリップが握りやすいグリップでないと最悪カメラを落としてしまうことにもなりかねない。そういった意味では大き過ぎる EOS 40D もグリップの握りやすさでは最高だったりする。
OM-D のグリップは滑りやすくて全然だめだった。どうにかしようと思ったら、別料金でバッテリー・グリップを追加するしかなかった。

今時一眼カメラで起動時間が 3秒近くかかるなんて信じられない。初代の Kiss D だって 2秒ぐらいだった。そして次の機種からは 0.2秒ぐらいに高速化されたはずだ。
気の短い私にはとても使えない仕様だ(だから多くのコンデジも嫌い)。

フラッシュが内臓されてないのも困った。フラッシュなど 99.5% ぐらい使わないけれども、日中シンクロのときないと困る。
もちろん OM-D だってフラッシュは付けられるのだが、一々その都度付けたり外したりするのは面倒だ(付けっ放しも問題ありそうだし)。

動画が AVCHD 形式ではないと、私の持っているブルーレイレコーダー パナソニックの DIGA に直接読み込めない。
これもとても不便です。同じオリンパスでもペンは AVCHD 形式のはずなんだがなあ・・・。

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そんな私が先日遂に新しい一眼カメラを購入!

買ったのは、やはりパナソニックの G シリーズの最新鋭機種 LUMIX DMC-G6 だった。

何故 G6を選んだかというと、それはもう簡単。
グリップが握りやすいグリップであること、起動時間は 1秒(以下)であること、フラッシュが内臓されていること、動画が扱いやすい AVCHD 形式であること・・・すなわち私が欲している条件がすべてそろっていた。
更に連写性能も秒間 7コマで EOS 40D の秒間 6コマを上回っていた。最早文句の言いようがない

発売当初 yodobashi.com の価格は 14-140mmレンズセットで 119,800円+10%ポイントだった。
それが 7月6日に 104,800円+10% に落ち、7月19日に 100,800円+10% に落ちた。つまり実質 90,720円。

北アルプスに持っていくことを考えるともうこれ以上待てない。というわけで実質 90,720円に落ちた翌日、横浜のヨドバシに買いにいった。

ところが店の表示価格は 119,800円+10%ポイントという発売当初の月並みなもの。おいおいおい、って感じ。
だけど yodobashi.com のプリントを見せたら100,800円+10%ポイントで OK になりました。

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まあしかし驚くほど小さい。軽い。「中身、入ってないんじゃないの?」と思うほど。

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そこにこれだけのボタン類が付いているのだから、驚きですねえ。

ちなみに背面モニターはスマホなどでお馴染みのタッチパネル式だ。様々なメニュー操作はボタンでもできるが、タッチパネル上からもできる。

またファインダーの方は、一般的な一眼レフカメラに採用されている光学式のそれではなく、有機EL(OLED)ディスプレイを採用したライブビューファインダーだ。

分かりやすくいえば、ファインダーも背面モニターと同じ液晶モニターで作られているイメージです(実際には「液晶」ではなく、「有機EL」なんだけれども)。だから例えばファインダーの方でも撮影後の画像を見ることができるわけですよ。

これが何を意味しているかというと、撮影前に撮影後のイメージをファインダー内で見ることができるってことです。
例えばホワイトバランスが適切か、露出補正が適切か、撮影前に分かるわけですよ。これは光学式のファインダーだと絶対に真似できない特徴です。

またピントが合ったところを拡大させることができるから、確実に微妙なピント合わせをすることができるのも大きな特徴だ。

私の場合花などの微妙なピント合わせが必要な被写体を写す場合、まずはオートフォーカスでざっと合わせ、その後フォーカスリングを回すことでマニュアルフォーカスモードに移行させる(AF+MF 機能を ON にしているとこれが可能)。
マニュアルフォーカスモードになった時点でピントが合ったところが拡大させるから、それを見ながら微調整・・・という撮影をする。

これは普通の光学式ファインダーでは絶対に真似のできない機能だ。
一度これに慣れてしまうと、そういう機能のない光学式ファインダーが使いづらく感じてしまうものなのだ(余程の高級機じゃないと光学式ファインダーで完全なピント合わせをするのは難しいものだからだ)。

・・・と、すいません。興味のない方にはまるで面白くもない話をダラダラと書いてしまいました。
5年ぶりに高いおもちゃを買って、はしゃいでいるってことでご勘弁を・・・。

で、次もまた続くかも・・・。

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by JunMorosawA | 2013-08-02 08:00 | カメラ・写真 | Comments(4)
Commented by 一坪庵 at 2013-08-02 21:39 x
でたな!LUMIXwwwwwww

こんばんは、この間会った知人もお散歩カメラには最高だといっていましたが、とんでもないですよね、最強の山カメラかも・・・・
とにかく軽いのが一番、それに最新機種だし楽しめますね。
デビュー戦は雨で流れたようですが、次を期待しております。
Commented by JunMorosawA at 2013-08-03 17:44
一坪庵さん、こんにちは!

> でたな!LUMIXwwwwwww

おお。こういう書き方は、もうネット慣れした人のそれになってきていますね。一坪庵さんも若い!

> 最強の山カメラかも・・・・
> とにかく軽いのが一番、それに最新機種だし楽しめますね。

先日発表されたGX7がちょっと悔しいけれども、発売が9月過ぎでは北アルプスに間に合わなかったのだからしょうがないところです。

> デビュー戦は雨で流れたようですが、次を期待しております。

レンズが「旅レンズ」だからその点がねえ。定評ある単焦点がほしいところです(笑)。
でも次回も G6 ネタをお送りします。お楽しみに。
Commented by えむり at 2013-08-04 19:42 x
こんばんは。
新しいカメラ購入おめでとうございます。
楽しみですね。
北アルプス行き、中止ですか。
残念ですね。
我が家は、天気予報とにらめっこして、予定をずらして、なんとか出かけてきましたが・・・
Commented by JunMorosawA at 2013-08-04 21:47
えむりさん、こんにちは!

> 新しいカメラ購入おめでとうございます。
> 楽しみですね。

あまりにも多機能過ぎて、なかなか使いこなせません(汗)。

> 北アルプス行き、中止ですか。
> 残念ですね。

実は7日水曜から今度こそ敢行する予定でしたが、また駄目になりました。
これは半分自分のせいでね(気力が足らない)。

> 我が家は、天気予報とにらめっこして、予定をずらして、なんとか出かけてきましたが・・・

おお!何と常念岳に行かれましたか!一昨年登った山です。懐かしいです。


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