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2013年 04月 09日
ちょっぴり残念な、高尾山スミレ探しの旅 その5
春の嵐も終わり、やっと落ち着いた気候になってきましたね。
桜の季節が終わり、今度は季節が初夏に向かいます。
一年は本当に早いです・・・って、最近こればっかり書いているけれども・・・・。

さて、今回はスミレを求めて高尾山を目指した高尾山スミレ探しの旅の 5回目・・・最終回です。
ゆったりとどうぞ。




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日影バス停から日影沢林道に入り、城山に達した私は、高尾山目指して歩き始める。

高尾山←→城山間は桜並木があることで有名だ。しかしこの日(3月25日)はまだ当然一輪も咲いてはいなかった。

これはコブシ(モクレン?)かなあ。まだ蕾ですね。

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しかし何も咲いてないわけでもない。
先ほどのはコブシでこちらはキブシ(木五倍子)。

高さ 3~4mほどの雌雄異株の落葉小高木で、山地に自生する。
春、葉が出る前に、薄黄色の小さな5弁花が連なった穂状の花序が枝から垂れ下がる。

どちらかといえば地味な花で、遠くから見ていると花だかなんだか分からなかったりもする。

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こちらはアセビ(馬酔木)。

万葉集にも登場する花で、作家の堀辰男は「犯しがたい気品がある」と記したという。

そのわりには有害植物で、うっかりと牛馬がこの葉を食べると下痢をしたり麻痺したりしてフラフラになるところから、漢字で「馬酔木」と書く。
アシミ、アセボ、アシビなどとも呼ばれていて、このアシビも「足痺れ(アシシビレ)」からきているという説もある。

山地にこうして自生するほか、公園や道路沿い、また庭木としてもよく使われる。鎌倉にもよく植えてありますよ。

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そしてスミレもポツポツとなら現れた。

これはギザギザな葉っぱが特徴的なエイザンスミレですね。鎌倉あたりではまず出会えません(箱根なら出会えるけれども)。

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ちょうど11時ジャスト、高尾山山頂に到着。

こんな日でもそこそこ賑わってはいたが、流石にいつもよりは少なかった。
この展望台から富士山も何も見えずにがっかりしている観光客がいたっけ。

確かに見事に真っ白ですね。

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11時5分、下山開始。コースは稲荷山コースを取った。

下山途中でとうとう雨がやや本格的に降り出した。
それでも「もうここまで来たのだから」とレインウェアは羽織らず、ダイソーで買った 210円の折り畳み式の傘を使った。

ま、今日の場合は雨は覚悟していたのだから、仕方ないさ・・・。

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雨で葉っぱも濡れ、何だか瑞々しく見えた。この赤っぽい葉っぱの色もなかなかいいでしょう?
そう、雨も小雨程度なら捨てたものではないのだ。

スミレはナガバノスミレサイシンです。花の後ろの丸くポチャッとした距(きょ)が特徴的です。

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下山後に蕎麦処高橋屋で「小盛りとろろそば(500円)」を食べた。

冷えた体に熱い蕎麦がたまらなかった。
おつゆも全て飲みほした。

トイレで見つけた「高尾山の冬そばキャンペーン」の100円引きクーポン券を使ったため、 400円で食べられた。何だか悪いみたいだった。

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帰りに高尾駅から見たお寺の桜が満開だったっけ。
桜の季節もこれでおしまいだな・・・。

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by JunMorosawA | 2013-04-09 07:52 | 山歩き&花 | Comments(2)
Commented by 山バカ夫婦 at 2013-04-09 21:03 x
お疲れさんでした。スミレの種類の多い高尾山ですから
結構見つけましたね。桜は終わりでも、スミレは此れから
も楽しめますよね。
Commented by JunMorosawA at 2013-04-10 07:34
山バカ夫婦さん、こんにちは。

> スミレの種類の多い高尾山ですから結構見つけましたね。

そうですね。ただ今年はちょっと外しました。
どうもこの数年、本当のピークに遭遇してない気もします。

勘が鈍っているのかもしれません(笑)。


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