2013年 02月 06日
逗子の法性寺から名越の切通しを抜けて鎌倉を目指す その6
前回書いたとおり「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」を観てきました。
この映画に関しては「3D版で観るべし」という声がとても多かったのだが、うまく都合が合わず 2D版の方で鑑賞しました。

簡単に言ってしまえば、動物園を経営する家族と航行中に嵐に遭い、獰猛なトラと一緒に救命ボートで大海原を漂流することになった 16歳のパイ少年のお話です。

なかなか深い映画ですね。ラストのどんでん返しには驚きました。
ま、あまり事前に情報を仕入れずに観にいくことをお薦めします。

この映画に出てくるトラには「リチャード・パーカー」という名前が付けられています。何でそんな人間みたいな名前が付けられているのか・・・。
どうしても興味のある人は、この名前で検索をかけてみてください。「そういう話」が下敷きになっている映画です。

さて今回は、逗子の法性寺から名越の切通しを抜けて鎌倉を目指す、歴史散策の旅の 6回目です。
まったりとどうぞ・・・。




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昼間でも夕方のように薄暗い名越の切通しから 11時47分頃下山を開始する。

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すると置石からほんの数分であっけなく切通しを抜けてしまい、11時53分、突如前方に展望が広がる。

下に横須賀線が走っているのが分かりますか?
そして正面にはまたしても富士山の姿が。いい日だなあ・・・。

要するに名越の切通しの真下にトンネルがあって、横須賀線がそこを走っているんですよね。
鎌倉時代には難所だった場所を横須賀線が簡単に走り抜けているってわけですねえ・・・。

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坂道を折り切ると左手に踏切が見えてくる。名越坂踏切というらしい。
というわけでちょうど 12時ジャスト、横須賀線の踏切を越える。

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踏切を渡ってすぐに、線路に沿うように細い道が鎌倉に向かって続いている。ここは三浦から名越の切通を越えて鎌倉に向かう、かつての古道だったらしい。

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かつての古道を抜けるとメインの道路である鎌倉葉山線に出る。
そこにある横須賀線の踏切を再び渡り・・・

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線路を越えたらすぐに右手の脇道に入る。

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すると安国論寺(あんこくろんじ)の前に到着する。
じつはここも日蓮宗のお寺だ。というわけでここで日蓮上人の話をすこし詳しく・・・。

日蓮が鎌倉入りをしたのは、建長5年(1253年)32歳のときだと言われている。名を蓮長から日蓮と改め、安房(あわ)の清澄寺で日蓮宗を開いた年だ。

突然の立宗に居合わせた念仏宗徒はさぞや驚き、怒ったことだろう。日蓮は追われるようにして舟で安房から三浦半島に渡ってきて、三浦街道を経て名越の松葉ヶ谷の庵に落ち着いた。

松葉ヶ谷が何処かというと、だいたいこの安国論寺のあたりらしい。
しかし彼が最初に庵を結んだ場所が何処なのかははっきりとしていない。ここ安国論寺にも彼が庵としていたという岩屋があるし、長勝寺にも庵があったと伝えられている。

他宗を激しく非難した日蓮に対して、文応元年(1260年)念仏宗徒たちが大挙して松葉ヶ谷の日蓮の庵を襲撃した。これを「松葉ヶ谷(まつばがやつ)法難」という。

しかしそのときに突如白い猿が現れて、日蓮をある山にあった洞窟に導いてくれ、難を逃れたという。
逗子の法性寺の裏山にある洞窟(石窟)こそがその洞窟だと以前説明したが、じつはこのお寺にも、白い猿が日蓮を導いたとされる洞窟、南面窟(なんめんどう)がある・・・。

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安国論寺からほんの数分で、今度は妙法寺(みょうほうじ)に到着する。

じつはここもまた日蓮宗のお寺だ。
石柱に「松葉ヶ谷」と書いてあるのが分かりますか?

ところで「松葉ヶ谷(まつばがやつ)法難」の際に襲撃された庵はここ妙法寺にあったらしい。

なんかこのあたり、それぞれのお寺が「うちこそが日蓮上人が庵を開いた場所だ。うちこそが日蓮上人が襲われた庵のある場所だ」と主張しているようなところがありますね。
何しろ日蓮が最初に庵を結んだ場所、法難に遭った場所というのは、日蓮宗のお寺にとっては特別な場所ってことになりますから・・・。

さて、あまり日蓮さんの話ばかりしているときりがないんで、先に進みますか・・・。

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by JunMorosawA | 2013-02-06 07:34 | 地元(鎌倉)の話 | Comments(2)
Commented by コピン at 2013-02-06 18:47 x
すぐそこまで来ましたね。
うちの前を通らず残念。いや、もしかしたら引き返して通ったかも。
次回がとても気になります。
Commented by JunMorosawA at 2013-02-07 17:35
コピンさん、こんにちは。

> すぐそこまで来ましたね。
> うちの前を通らず残念。いや、もしかしたら引き返して通ったかも。

おっと!そうでしたか。
でもまた引き返しています。
ただ、また路地に入っています(苦笑)。

遭遇できそうにないかな?


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