身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が、白馬三山縦走に挑戦中!
7月28日(土曜)。とうとう鑓温泉からの下山が始まろうとしていた。
鑓温泉からの下山路は雪渓の連続攻撃だった
7月28日(土曜)、登山最終日。朝 5時36分、下山開始である。
テント場の脇の登山道を下っていく。
正面には太陽が。でもご来光と呼ぶにはちょっと無理があるか・・・。
巨大な雪渓脇の道を進んでいく。
そろそろ多少軽くなってきたはずのザックが何故か重たく感じる。
オスプレー・ケストレル38 を背負うのは 1年ぶりってことで、トップスタピライザーなどの調整の仕方がうまく行っていないのかもしれない。普段から少しは慣れておかないとまずいようだな。
まあそれはともかく、こんな早い時間なのに案外私の前後に登山客がいて救われたなあ!
やはり初めての道を独りで歩くのは怖いものだもの。
軽アイゼンをしっかりと装着し、5時50分、雪渓を進みだす。
今回下りってことで、軽アイゼン+ストックで臨むことにした。
私の前にいつの間にか東北軍団のメガネをかけたリーダーさんがいた。リーダーさんは他のメンバー(女性中心)に「アイゼンなんかつけなくても大丈夫だよ」と言っていたっけ(それでも女性陣は全員装着していたけれども)。
そう。彼はまたしてもアイゼンなしだった。
「よくアイゼンなしで平気ですね」と声をかけると、くぼみに足を入れるようにすれば問題ないとのことだった。
そうはいってもこっちはアイゼン+ストックがあっても怖い。時々滑りそうになる。私が靴を横向きにすると「横向きにすると危ないですよ」と注意された。
6時5分、最初の雪渓を無事クリアする。下りなのに結構息が上がった。
すると今度は河原のようなザレた道を歩く。
何だかすげえコースだなあ。「一部道が分かりにくい」っていうのはこのあたりをさしているのかもしれない。
6時13分、再び雪渓が登場。今度は雪渓を横切るイメージだ。
ここはストックだけで乗り切った。先端のゴム(ラバー・プロテクターだっけ?)を外し、ストックでしっかりと雪を突いていけばそれほど怖くはない。
6時17分、また短い雪渓を越える。本当に雪渓の連続攻撃だな。
そうかと思うと今度は樹木で覆われたやや暗い山道へと入っていく。なかなかの変化だな、こりゃ。
でも歩いているときって、こういう変化は嬉しいものだ。実際楽しかった。
6時26分、とんでもなく落石の多い雪渓が登場。その名も「落石沢」とか。恐ろしい!
6時半、横切る雪渓としては最大級の雪渓が現れた。
いったい何たるコースだろう!
誰かが「よくこんなところに道を作ったよなあ」と言っていたっけ。私もそう思います。
で、この雪渓で私に悲劇が訪れるのであった・・・。
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