2012年 08月 17日
白馬三山縦走記 その10
「ねえお母さん、これ『白馬三山縦走記』なのにいつまでたっても山登りが始まらないよ」
「そんなことどうでもいいから早く食べなさい。ニンジン残しちゃダメよ」

なんていう声がそろそろ聞かれそうですが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

さて、身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が憧れの北アルプスは白馬岳に挑む。

7月26日(木曜)の朝、遂に登山口の猿倉に向かった私だった。



登山口の猿倉に向かう

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7月26日(木曜)の朝 6時50分頃、一晩お世話になった昇盛館に別れを告げ、JR白馬駅に向かう。

ご覧のとおり薄曇りって感じでもう一つぱっとしない。この日は「日中は晴れで朝晩は曇り」という予報だった。予報を信じるしかない。

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それにほら、駅前に立って振り返ると、正面に白馬三山の一つ鑓ヶ岳(やりがたけ)がくっきりと見えていた。
どうやら山の方は天気がよさそうだ。

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駅前に、今晩泊まる予定の白馬山荘系列の「北アルプス総合案内所」がある。

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そこの軒先に、軽アイゼンが沢山並んでいた。おお、これが噂の貸しアイゼンか!

今回のルート上にある大雪渓(だいせっけい)をクリアするためにはどうしてもアイゼン(雪や氷の斜面を登降する際に、登山靴の底につけて滑らないようにするもの)が必要になる。

でもアイゼンなど持ってない人も多い。そういう人はここで千円払って借りることができるのだ。
借りたアイゼンは稜線上にある白馬山荘またはここで返却すれば 300円戻ってくる仕組みだ(要するにレンタル料は 700円)。

ちなみに私は一応マイアイゼンを持っています。

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登山口の猿倉(さるくら)行きのバス停の前には、最初 5人ほどの女性グループがいた。
しかし彼女たち、このあと駅前に停まっていたタクシーに乗って猿倉に向かってしまった。

「あと15分待っていればバスが来るのに」と思った私だが、白馬駅→猿倉間のタクシー料金は 3,500円ほどだと聞いた。
つまり 5人で割れば700円。4人で割っても 875円。バスの運賃は 980円だから、じつはバスより安いのである。
「なるほどね」って感じだった。

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一人の私はそうもいかぬ。素直にバスを待つ。

やがて 7時ジャスト、猿倉行きのバスがやってきた。980円前払いで払う。特急バスの「長野白馬線」もこの「猿倉線」もアルピコ交通だ。アルピコ交通は前払いが鉄則らしい。

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というわけで 7時5分、定時にバスが出発する。一晩お世話になった昇盛館の前を抜けバスは猿倉に向かって走っていく。

ところで何と乗客は私一人だった。まだ早過ぎるせいかもしれない。

実際この 1台あとの 8時20分発のバスでも 9時前に猿倉に着ける。
登山口の猿倉から稜線上にある白馬山荘までは 6時間20分。つまり 9時にスタートを切っても 3時20分に白馬山荘まで辿り着ける。普通はそれでも十分なのだ。

私はそれに花の撮影の時間を加えたからこそ、この時間のバスを選択したのだ。

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八方第五駐車場というバス停で、おじいさんとお母さんとその子供って感じの組み合わせが乗り込んできた。

最初 3人とも同じ家族かと思っていたら、どうも違うようで、お母さんとその子供は私より後ろに、おじいさんは運転手の隣の一番前の席に座った。

そのじいさんがうるさい。やたらに運転手に話しかける。おとなしそうな運転手は迷惑そうだった。
じいさん、晴れていると雪渓の照り返しがきつい・・・というようなことを言っていたっけ。その他にも、いかにも「私ベテランです」って感じの話をし続けていた(といっても、確かザックは持っていなかったけれども)。

一方この左端に写っている子供は少しはしゃいでいて、時々席から立ち上がって外の景色を見ようとする。そのたびに母親に「立ち上がらない!」「ニンジン残しちゃダメよ!」と怒られていた(?)。

でも気持ちは分かります。ご覧の大きな沢超しに稜線が見えてきたときに、じつは私も相当興奮していた。

ところでこの子も上まで登るんだろうか???まだ1~2年生でしょうに・・・。

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山に入ってから、車内放送が始まった。白馬岳などの案内だ。
それがなかなかよくできていて、感心した。全て録音して、あとでこの登山記に利用したい気分だった。

その車内放送を聞いて、ますます気分が盛り上がってくる。
登山口の猿倉も近い!

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by JunMorosawA | 2012-08-17 18:32 | 低山歩き | Comments(4)
Commented by えむり at 2012-08-17 19:45 x
こんばんは。
やっと白馬駅から猿倉行きのバスに乗られたのですね。
いよいよですね。

実は、26日、我が家も7時始発のゴンドラに乗るために朝6時頃には、白馬駅付近にいました。
前泊ではなく、車で夜中に出発して6時には到着していました。
白馬三山、少し雲ががかかっていましたが、見えていましたね。
Commented by 山バカ夫婦 at 2012-08-17 20:18 x
電車が到着すると駅からのバスを待っていると
必ずタクシーの人が人数をまとめています。
白馬~猿倉までだとバスより安いかも・・・
いよいよ猿倉からスタートですね。
Commented by JunMorosawA at 2012-08-18 17:51
えむりさん、こんにちは。

> やっと白馬駅から猿倉行きのバスに乗られたのですね。
> いよいよですね。

すいません。進行が遅くて。

> 実は、26日、我が家も7時始発のゴンドラに乗るために朝6時頃には、白馬駅付近にいました。

ええ!本当ですか?奇遇ですね。

> 前泊ではなく、車で夜中に出発して6時には到着していました。

車ですか。タフですねえ。私には真似できないかも・・・。

> 白馬三山、少し雲ががかかっていましたが、見えていましたね。

ですね。このあとその雲が消えるのか増えるのか、気がかりなところでした。
Commented by JunMorosawA at 2012-08-18 17:51
山バカ夫婦さん、こんにちは。

> 電車が到着すると駅からのバスを待っていると
> 必ずタクシーの人が人数をまとめています。

なるほど。恒例の行事なんだ。バスとタクシーでお客さんを奪い合っているんですね。

私の場合 1人だったから(他に登山客がいなかったから)、全然声もかからなかったけれども。

> いよいよ猿倉からスタートですね。

すいません。進行が遅くて。やっとです。
全部で 50話ぐらいになってしまいそうです・・・。


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