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2012年 07月 23日
今年も真夏の塔ノ岳直登 その3
今年も北アルプスを目指したい!・・・その一心で標高差 1200mの塔ノ岳に挑もうとした私。

7時36分、大倉バス停から歩き始める。
はたしてバテずに登れるだろうか・・・。



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8時28分に見晴茶屋の前を通過すると、大小の石がゴロゴロ転がっている不安定な道がいよいよ始まる。
最初の難関だ。

私のすぐ近くにいた単独の登山者が、やたらに「はあはあはあ」と荒い息を立てながらこの急登を登っていた。

その姿を見て私は、「あれじゃいかんな」と思い自分のペースを少し落とした。「人の振り見てわが振り直せ」ってやつだ。

登山はスピード競技ではない。あえて競技と言うならば「山頂まで疲れずに歩いた方が勝ち」といったところだろうか。

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木道のある場所を通過すると、幅広の、ちょっと防火帯っぽいような道になる。秋には見事に紅葉する場所だ。

そしてそれが終わると今度は石畳の道になる。下山時に私が苦手とする道です。

しかしこのあたりから私は徐々に先行した人を抜き出していた。

8時45分には2人抜いた。
8時49分にはベンチに座っていた2人を抜いた。
多分みんな最初のペースが早過ぎるんだろうと思う。

今年も真夏の塔ノ岳直登 その3_c0196928_2136687.jpg

9時ジャスト、緑色をした駒止茶屋に到着。

歩き始めてから 1時間半。そろそろ疲れが溜まり始める頃だ。
というわけで、いつもこの上のベンチで私は最初の休憩を取る。

ところが 2つあるベンチは共に満席状態。
じつは左側のベンチには 2人しかいなかったのだけれども、それが若い山ガールで、しかも 1人がベンチに寝そべっていたんで、ちょっと割り込みにくかった。

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そこでしょうがなくそのまま先に進んだ。

駒止茶屋からしばらくは、右側に展望がきく気持ちのいい道が続く。松の木の続く道だ。

ところがご覧のようにガスで何も見えなかった。
そうなんだ。このあたりから徐々にガスに包まれ始めてしまったのだ。

今年も真夏の塔ノ岳直登 その3_c0196928_21362812.jpg

そのうちに今度は左も開けてくる。
本来ならば富士山を拝める絶景ポイントなのだが、残念ながら富士山どころか、丹沢の山々ですら全く見えなかった。

でも他に手頃な休憩場所がないんで、ここでウンコ座りで休むことにした。9時10分のことだ。

ちょっと疲れていた。これだけ歩いても何故か薄っすらとした眠気が抜けないでいるのも気になるところだった(これは最近日常でも少し感じている。自律神経失調症かな?)。

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ここでお10時として、コンビニで買った「十勝ミルク・ホイップホーン」に食いついた。

うまかった。最近このシリーズの安っぽいクリームの味がすっかり好きになってしまった。

こうしている間に、2人組の山ガールに抜かれた。その他 4~5人に抜かれたっけ・・・。

今年も真夏の塔ノ岳直登 その3_c0196928_21364976.jpg

9時27分、こげ茶色をした堀山の家に到着。

2人の山ガールたち、また休んでいた。ちょっと休憩回数が多過ぎるんじゃないの?

さて、堀山の家を通過してしばらくすると、遂に木段が始まる。ここからがこのバカ尾根最大の難関だ・・・。

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by JunMorosawA | 2012-07-23 21:37 | 低山歩き | Comments(4)
Commented by 目黒駅は品川区 at 2012-07-24 11:37 x
7時半ぐらいは、トレーニングの人ばっかりだからスピード競技なんですよ〜。だいたいみんな2時間で登る。
Commented by JunMorosawA at 2012-07-24 22:40
目黒駅は品川区さん、初めまして(かな?)

> 7時半ぐらいは、トレーニングの人ばっかりだからスピード競技なんですよ?。
> だいたいみんな2時間で登る。

 なるほど。1番バスとか2番バスに乗っている人はそういう常連の方ばかりってところでしょうか。

私はとても2時間では登れません(苦笑)。
Commented by Piccoli at 2012-11-09 16:24 x
私もMorosawaさんの数日前に塔ノ岳登ったんですが、天気もまるっきり同じでしたねえ。 下界は灼熱、花立より上は濃霧で。

  時間帯も朝一のバスだったんで同じだと思いますが、みんな早い事早い事。 多分、この時間帯の人はトレーニング+丹沢山や蛭ヶ岳ピストンを視野に入れているためガンガン飛ばすものと思われます。 蛭ピストンの場合は塔まで2時間半を切らないと資格が無いぐらいの勢いなので。  初めて登る人には「山ガールに煽られるから潰されないように意識してゆっくり歩け」ぐらい言いたいですね。そうしないと帰りに潰れますから。
Commented by JunMorosawA at 2012-11-10 18:34
Piccoliさん、こんにちは。

> 私もMorosawaさんの数日前に塔ノ岳登ったんですが、天気もまるっきり同じでしたねえ。 下界は灼熱、花立より上は濃霧で。

ですね。夏場のバカ尾根はしんどいです。
私の場合、北アルプスへの訓練だと思っていたからいいけれども・・・。

> 多分、この時間帯の人はトレーニング+丹沢山や蛭ヶ岳ピストンを視野に入れているためガンガン飛ばすものと思われます。

なるほど。それと常連が占めてますね。
私の知っている人は75歳ぐらいなのですが、週に1度は登ると言っていましたら・・・。

> 初めて登る人には「山ガールに煽られるから潰されないように意識してゆっくり歩け」ぐらい言いたいですね。そうしないと帰りに潰れますから。

普段は私もスローペースを心がけています。
っていうか、嫌でもそうなってしまうのかも(苦笑)。


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