明月院のアジサイの剪定(せんてい)がどうやら今週の月曜日に行われたようです。
流石に町に残っているアジサイもご覧のように元気がありません。
いよいよ観光地北鎌倉にとっての、長い長い夏休みが始まります。
今日はそんな北鎌倉の町で出合ったオレンジ色の花のお話です。
まずは浄智寺の入口にある池のところに咲いていたのが、北鎌倉で出合える野の花としてはヤマユリと並んで最大級のヤブカンゾウ(藪萱草)。
山百合と同じユリ科の多年草で、高さは 80cmほどにもなる。
オニカンゾウ、ワスレグサという別名もあるそうだ。
今年これを最初に写したのは 7月1日だったと思う。
ヤマユリのときにも同じようなことを書いたような気がするが、この花を見ると、「ああ、今年のアジサイも終わったな」と思う私です。
亀ヶ谷坂の切通しの入口にある、流しそうめんでお馴染みの「茶屋かど」さんところのノウゼンカズラも大分花の数が増えてきた。これは 3日前に写したものだから、今はもっと増えているかもしれない。
中国原産の落葉つる性植物で、日本に伝わったのは延喜年間(900年代前半)というから、醍醐(だいご)天皇の頃で、かなり古い。
茎の接部から気根を出し、他の木やブロック塀、コンクリートの壁などを高く這い登っていき、6月の下旬頃から赤朱色の花を次々と咲かせる。
これは以前同じ場所で写した写真。
一眼レフカメラを使い、望遠レンズを付け、背景(多分お隣の長寿寺の土手)を選ぶとこんなきれいな写真も撮れます。
ちなみにこれも偶然オレンジ色の花ですね。
源氏山で 4日前に写したのがこれ。アフリカ原産のアヤメ科の球根植物のヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)だ。モントブレチアとも呼ぶ。
「野の花」と言っていいのかどうかは分からないが、北鎌倉にはお寺をはじめとして、結構いたるところに咲いている。
一方ヨーロッパでは夏の切り花として花もちもよく人気だとか。
そしてこれもまたオレンジ色の花なのだから面白いですね。
というわけで、北鎌倉の 7月の花はオレンジ色・・・という地味なお話でした。
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