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2011年 11月 22日
丹沢・畦ヶ丸(あぜがまる) その2
8月に敢行した 北アルプス常念山脈縦走 以来、「燃え尽き症候群」状態に陥ったのか、あまり山に行きたくなくなってしまった私。

しかし 11月といえば、一番登山やハイキングに適している季節だ。流石の私も「たまにはガッツのある山に登りたい!」と思い始めていた。

そんな私が目を付けたのは、丹沢にある畦ヶ丸(あぜがまる)という地味な山だった・・・。

今回は畦ヶ丸登山の 2回目。小田急の新松田駅からバスに乗り、やっと終点の西丹沢自然教室に到着したのであった。



丹沢・畦ヶ丸(あぜがまる) その2_c0196928_19261276.jpg

8時 29分、バスが終点の西丹沢自然教室に到着。
降りるとき、「どうも」と軽く運転手に挨拶して外に出る。私と一緒に降りた登山者の数は 7~8人だった。

丹沢・畦ヶ丸(あぜがまる) その2_c0196928_19262174.jpg

バスを降りた私は、青緑色の屋根をした西丹沢教室の建物に入っていき、用を足した。
やはり寒かったせいかなあ、大量の小便が出た。

で、一旦建物の外に出たのに、今度は便意が・・・。
ああ、もう!
しょうがなく 1つしかない大のトイレで用を足しました。

それはともかく、ご覧のように西丹沢教室の近くのモミジは真っ赤に紅葉していた。
この日は 11月 14日なのだが、鎌倉よりも一足先に紅葉のピークを迎えていたのだ。

これではもう山の上の方は紅葉が終わってしまっているかもな。

丹沢・畦ヶ丸(あぜがまる) その2_c0196928_192739.jpg
山と渓谷社 「神奈川県の山」 より

さて、これがこの日の登山ルート。

本棚という滝までの往復を 15分、山頂での昼食時間を 20分とすると、ちょうど全体で 6時間。
つまり 8時 30分スタートで 2時 30分終了ということになる。

帰りのバスが大滝橋バス停に来るのは 2時45分頃。つまり余裕は 15分しかない。
その 15分の余裕もバスが遅れたこととトイレとストレッチで半分ほど消えてしまった。

ならば無理をせずに次のバスで帰ればいいじゃないかって?
次のバスは 1時間 45分後の 4時半まで来ないのだ。
これが西丹沢自然教室を起点とするルートの大きな欠点だったりする。

丹沢・畦ヶ丸(あぜがまる) その2_c0196928_1927257.jpg

というわけで、8時38分、遂にスタートを切る。
まずはご覧の薄緑色をした立派な吊り橋で中川を渡る。

バスからは 7~8人の登山者が降り立ったのに、こちらに向かう人は一人もいなかった。

ちょっと緊張感が走る。

というのも、今回登る畦ヶ丸(あぜがまる)は、正直それほどメジャーなルートというわけでもない。例えば「塔ノ岳」で検索すると 216万ほどヒットするが、「畦ヶ丸」だと 17万 5千に過ぎない。
同じ西丹沢自然教室スタートの山である檜洞丸ですら 88万ほどヒットすることを思えば少ない。

また、直前に参考にした こどもといっしょにどこいこう! というホームページにはこんな記述があった。

沢つたいに登る今回のルートは岩を乗り越えながら歩く、とても登山道とは思えない道で、岩に赤くぺイントされたものや、木に結ばれた赤いひもを目印に行く。たまにこれらの目印が見つからなかったりしてとても分かりづらい。

沢つたいにしばらく行くと一軒家避難小屋につく。この先が結構危ない箇所が多くあった。山の斜面に作られた細い道で、左は山で右は崖で、足を滑らせたり土が崩れたら転げ落ちるような所もある。

初めての山というのは緊張が走るもの。ましてマイナーなルートだとなおさらだ。
そこにたった一人で入り込むのだ。緊張しないわけがない。
そんなときにこんな文章に出くわしてしまうと、なおさら怖くなる。

もっとも最後には「今日のコースは、とても変化に富んでいておもしろかった」と結んでいる。

それにその人、小学生と幼稚園児の娘を2人連れて登っているんだ。
幼稚園児に登れた山を私が登れないわけがない・・・こう思おう。

丹沢・畦ヶ丸(あぜがまる) その2_c0196928_19274499.jpg

というわけで、ピリピリするような緊張感を感じながら一人吊り橋を渡っていった私であった・・・。

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by JunMorosawA | 2011-11-22 19:29 | 低山歩き | Comments(2)
Commented by 山バカ夫婦 at 2011-11-22 20:23 x
なるほどそれで北鎌倉を暗いうちに・・・ですか。渋い山行コースを選びましたね。あまり展望がなく山の奥深さを感じられますよね。水の多い所で、季節によってコース時間が読めないので余裕をもって私は行きますが。(私なら4時過ぎのバスにします・になります)
後のレポート楽しみにしてます。
Commented by KamakuraAQUA at 2011-11-22 21:32
山バカ夫婦さん、こんにちは。

> 渋い山行コースを選びましたね。
> あまり展望がなく山の奥深さを感じられますよね。

そうですね。本当に渋くていい山でした。久しぶりに登山に酔いました。

> 水の多い所で、季節によってコース時間が読めないので余裕をもって私は行きます

なるほど。増水時はいろいろ大変なんですね、きっと。
ってことは、結果的によい季節を選んだことになりますね。

じつは、結果的には余裕ができてしまったんですよ、不幸なことに・・・。


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