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2011年 07月 20日
暑いぞ!真夏の塔ノ岳直登
夏はおよそ低山歩きには向いてない季節。だからみんな富士山に登ったり、北アルプスに登ったりと、高い山を目指す。

だいたい大雑把に行って、100m高度が高くなると 0.6度気温が下がると言われている。だから 3000m級の山に登れば 30×0.6度=18度気温が下がる。

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だのに私は丹沢の塔ノ岳(とうのだけ)に登ろうとしていた。塔ノ岳は標高 1491mだからそんなに低山ってわけでもないが、かといって高山でもない。

侵食裸地化が進んでいる大倉尾根は夏の厳しい直射日光を遮る樹木がほとんどないから、およそ真夏に向いている山ではない。

だのに私は丹沢の塔ノ岳に登ろうとしていた。

今年に入って体調を崩し、それこそほんの低山を登っただけではっきりと息切れを起こすようになっていた。

それが前回の大山あたりからやっと復活の兆しが見えてきた。
ならばもうワンランク上の山を目指してみたいではないか。

登山の大変さは、コースタイムよりも標高差で見た方が分かりやすい。

例えば前回の大山登山の場合、登山口の蓑毛と大山山頂との標高差は、カシオの高度計機能付きの腕時計によると 885m。

それが今度の塔ノ岳登山の場合、登山口の大倉バス停と塔ノ岳山頂との標高差はおよそ 1200m。
1200mの標高差はかなりのものだ。何たって日帰り登山なのだ。1200m登って 1200m下らなくちゃならないのだから・・・。

でもこの夏北アルプスを目指そうとしている私としては、是非そのくらいはクリアしておきたいところだった。

というわけで久しぶりに気力だけは満ち溢れていた。
さて、どうなることやら・・・。



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最初から私のこん汚い足の写真で申し訳ない。

どうも今度の登山靴、なかなか私に馴染んでくれない。前回の大山登山の際に、左足の内くるぶしのあたりが痛くなってしまってまいった。
だから今回テーピングしてみることにした(一応念のために両足にね)。これがどう出るかだ。

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小田急線渋沢駅からバスに乗り、7時27分に大倉バス停に到着。

いや、すでに暑い!日差しがとてもきつい。
実は今回、日焼け止めのクリームを用意してなかった。これは相当焼けてしまうかもしれない。

ところでバスの後ろにパトカーが止まっているのが分かるだろうか。私はそのパトカーに乗っていたお巡りさんに呼び止められてしまった。

高齢者が1人、この山で行方不明になったんだそうだ。
その人もそうだったらしいが、私も単独登山。だから注意してくださいってことのようだ。

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お巡りさんの目もあったんで、普段は面倒臭がって出さない登山者カードをちゃんと出した。

記入するのは住所・氏名・連絡先・登山コースなどだ。
登山コースはすでに書かれている図にチェックをするだけだから簡単だ。これなら毎回書いてもいいかもね。

ただ、これを書くと、「帰らぬ人」になりそうな気がして、どうも嫌なんだけれども・・・。

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というわけで、軽くストレッチをしたあと、7時38分に歩き始めた。

じつはスタートを7時38分にしたのには意味がある。真夏に塔ノ岳に登るのは2008年8月11日以来なのだが、そのときもこの時間にスタートをしたのだ。

そのときは登りに3時間22分かけている。
体力的には今回の方が落ちているはずだ。だから3時半が目標だった。

それにつけても最初から暑い!直射日光の強さが半端じゃない。
体力が相当奪われそうだし、日焼けも心配だ。

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心配といえばこの新しい登山靴も心配。ちゃんと持ってくれるかなあ・・・。

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7時44分、いろんな看板の立っている登山口に到着。

ここからいよいよ登山が始まる。
はたしてこんな暑い日に無事に山頂まで登れるんだろうか・・・。

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by JunMorosawA | 2011-07-20 20:29 | 低山歩き | Comments(0)


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