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2011年 01月 20日
成田山新勝寺 初詣の旅 その3
今日は大寒(だいかん)。一年で一番寒いとされる日だ。

別に今日に限らず、今年の冬は本当に寒いですね。私、血行が悪いのか、足の指先に少ししもやけができています。
歳のせいかなあ・・・。

さて、お正月は従兄弟のY氏(わいし)と一緒に、ちょっと遠くに初詣をすることを慣わし(ならわし)としている私・・・。
今年は千葉県の成田山新勝寺に出かけてみた。

今回はそのお話の3回目です。




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成田山新勝寺への初詣を済ませ、再び参道を歩く。お昼が近づいてきたため、先ほどよりも更に参詣客が増えている。

上の写真に正面に「川豊」という文字がチラリと見えているのが分かるだろうか。「川豊」は老舗のうなぎ屋としてとても有名だ。
しかし行きのときよりも更に長い行列ができていて、とても入れそうにない。

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そこでその手前の近江屋に目を付けた。ご覧のようにお姉さんが呼び込みをしていたし、ここならまだ何とかなりそうだ。

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といってもこちらも1階はすでに満席。案内された2階ももうすでにほぼ席は埋まっていた。

まあそれにしてもすごい人の数である。これだけ詰め込んでしまったら、何が何だか分からなくなってしまうのではないか。

実際、頼んだ料理がなかなか運ばれてこないと文句をつけている人もいた。
多分厨房は戦場状態になっているのではないか・・・。

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貧乏な私が、普通の肝吸い付きうな重(1,680円)を、リッチなY氏(わいし)が特上のうな重(2,100円)を頼んでみた。
なるほど特上のうな重は入れ物からして立派そうだ。

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しかし蓋を開けて中を見比べてみると、ほとんど違いがないような気も・・・。
はたして味の違いがあるのだろうか?(ちなみに上の写真は安い方です)

さて、ここで「成田とうなぎ」の話を。

昔から成田は利根川と印旛沼の漁場に恵まれ、そこで獲れた川魚料理を食べていた。
中でも栄養価の高いうなぎ料理はこの地域に定着していた。

江戸時代に成田詣でが盛んになった頃、門前の旅館ではお客をもてなす料理の工夫に余念がなく、元々はうなぎ料理というより川魚料理としてお客に出していたようだが、江戸でうなぎの人気が高まるにつれて夏場のうなぎ料理を売り物とするようになった。

距離800m、徒歩約15分の成田山参道は古くから旅館や料理店が軒を連ねていた。このうち約60店がうなぎ料理をメニューに入れていて、その密集度は類を見ないほど高いという。

以上観光協会のパンフより・・・。

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さて、成田にはいくつかの名物があるが、この米屋(よねや)の栗羊羹も外せない。

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米屋(よねや)さんは明治32年に創業した老舗で、新勝寺の精進料理「栗羹」よりヒントを得て栗羊羹を創製・発売したのだそうだ。
つまり日本で最初に考案された栗羊羹は米屋の栗羊羹ってわけです。

リッチなY氏は5千円分ぐらい買っていたっけ。私は1,050円の栗むし羊羹1本だけである。
ああ、貧乏はしたくない(って、実際には家族が少なくて1本で十分なだけだけれど)。

ちなみに栗むし羊羹は妙に甘すぎずに、大変おいしかったです。

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というわけで、するべきことをして、食べるものを食べて、買うものを買って、満足してJR成田駅に戻ってきた我々だった。

ま、じつを言うとこのあと成田空港も見学したのだが、それはまあいいでしょ。
帰りはその成田空港から横須賀まで直通で行く総武線快速電車だったため、楽は楽だったけれど、座り飽きてしまった。

でも元旦の地元鎌倉ぶらり旅にしても、この成田山新勝寺初詣の旅にしても、よく歩いたわ。

で、この翌日ぎっくり腰をして、しばらくまともに歩けない身になる私でした。それでは、また・・・。

by JunMorosawA | 2011-01-20 18:56 | | Comments(2)
Commented by anatagaitiban at 2011-01-22 21:39 x
いい雰囲気の参道なんですね~成田山。
行ってみたくなりました~。
鰻もいい焼け具合だし・・・美味しそ~うに見えるけど・・・(笑)
特上も見たかった気がしますが、鰻屋さんて質とか落とせないから並とか上とかって、鰻の量で決まるのかと思っていたのですが、種類の違いだったのかしら~?!
私なら、きっと・・・どこが違うの?!って聞いていたかも(笑)
Commented by KamakuraAQUA at 2011-01-23 17:27
>いい雰囲気の参道なんですね~成田山。

本当にいい雰囲気の参道ですよ。お勧めです。

> 鰻屋さんて質とか落とせないから並とか上とかって、鰻の量で決まるのかと思っていたのですが

質も見た目も量も、さっぱり違いがわからなかったです(笑)。
ただ特上の方にはヒジキみたいのが別についていました。
あれの差だけだったりしてね。

それに正直味も、もう一つだったような気も・・・。
もし行って食べるのなら「川豊」が無難かもしれませんよ、やっぱり。


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