2010年 01月 31日
シダンゴ山へ
長らく「日光・東照宮&史跡探勝路」をお届けしていましたが、ふと気がつくと今月はまだまともな山歩きをしていなかった。

ま、冬山は寒いからなかなか腰が上がらないということもあるにせよ、流石に1ヶ月近く行かないと山が恋しくなる。

そこで雪の心配のなさそうな丹沢の低山「シダンゴ山」に行ってみる気を起こした。



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いつもよりやや遅く、6時20分頃に北鎌倉駅に着くと、ちょうど下り電車が走り去っていくところだった。

バックの空に注目。何だか不気味な空模様をしているではないか。
おかしいな。今日は快晴のはずなのに・・・。

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小田原駅を経由して7時40分頃に小田急線の新松田駅に到着。

北口の方に降りると、そこに駅前広場がある。まあ広場とはいってもとても狭苦しい「広場」で、そこにこんな感じで3つのバス乗り場がある。

3番乗り場に停まっているのが私が乗り込んだバスで、行き先が「寄」になっているのが分かりますか?
「寄」と書いて「やどりき」と読ませます。地元の人以外、まず読める人はいないだろうな。

7時50分にバスが発車。乗客の数は私も含めてわずか3人だけ。

バスは一旦御殿場線のゲートをくぐったあと、県道72号(松田国府津線)に突き当たる。
そのT字路を右折して籠場という交差点で左折して北上する。

そして「寄入口」という交差点で左折。このあたりから山に向かい始め、日光のいろは坂状態の道になる。

集落に入ったあと、何故か気温の電光掲示板があり、それによると現在 -1度ということだった。そんなに低いのか・・・。

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8時13分、寄(やどりき)バス亭に到着。
じつは私がここからシダンゴ山に登るのは今回が初めてではない。9年前にも来ている。

その9年前のときにもあった、ご覧のボロい屋根付きの休憩所(?)がいまだにちゃんとあったことにちょっと感激。

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寄バス停からは、目の前にある中津川を大寺橋を使って渡る。

先ほど-1度という表示があったわりには外は特に寒くもなかった。風がなかったせいかもしれない。
ただ空は完全に曇天状態。むしろ悪くなっている感じすらした。

勘弁してほしい。今日は快晴を信じて雨具を持ってこなかったのだから・・・。

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集落を離れ、茶畑の目立つ農道を進んでいく。

これがまたかなり急勾配の道でいきなり疲れ始めた。
まずいな。体調がもう一つなのかな?

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しかし段々標高が上がってくるにつれ展望が開けてくる。

振り返ると雲の間から光が漏れ、ちょっと空が神々しい感じになっていた。
海がオレンジ色に光っているのもすごい!逆に快晴の日では見られない光景だ。

「光る海」というと、昔テレビで放映されていた同名のドラマを思い出す。タイトルに使われていたクラシック風の音楽まで鮮明に覚えているのが面白い。
そのくせ、ストーリーや出演者を全く思い出せない。唯一、まだ演歌歌手として有名なる前の石川さゆりが高校生ぐらいの役で出ていて、「かわいいな」と思ったのを覚えているだけだ。

記憶って不思議だ。

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正面に扉が見えてくる。

普通山の手前に扉が現れたらそれは鹿避けのものだが、ここのは違う。イノシシ避けなんだそうだ。

そういえば最近、鹿と同じようにイノシシが増えすぎて問題になっているという話を、つい先日テレビで聞いた。
でも流石に山でイノシシと出会ったことはないなあ・・・。

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バス停から1時間、あっけなくシダンゴ山の山頂に到着。この気軽さが低山の魅力かな?

低山ながら、山頂からは360度の大パノラマ展望が得られる(画像をクリックして大きな画像でお楽しみください)。
しかしこの天候では感激ももう一つ。とても残念だ。

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シダンゴ山山頂は小広場になっていて、中央に石の祠(ほこら)がぽつりとある。

祠の隣に多分9年前はなかった黒い石の案内板があり、シダンゴというおかしな山名の説明がされていた。

それによると、シダンゴ(ウ)とは古来震旦郷と書き、中国の旧異称だそうだ。

また、大昔この山に仙人が住んでいて、シダゴンと呼ばれていたという。シダゴンとは梵語で羅漢(仏教の修行を積み、悟りに達した人)を意味し、このシダゴンが転じてシダンゴと言うようになったとも言われているのだそうだ。

いずれにしても一度耳にしたら二度と忘れないような山名だな。

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シダンゴ山だけで終えるんじゃ物足りなかったんで、そこから約2時間かけて高松山に向かった。この縦走路はアップダウンが激しくてなかなか大変だった。

ちなみに高松山登山のことは去年の2月11日に書いてありますから、よかったら参考にしてください。

そんなことより高松山ではご覧のとおり大快晴!富士山もくっきりと見えていた。山の天候は気まぐれた。
気温も驚くほど高く、日向ぼっこには最適だった。朝方の -1度という気温が嘘のようだ。

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しかしご覧の東山北駅まで下りてくるのに更に2時間以上もかかり、そのほとんどが舗装路歩きだったせいか、足裏が痛くなってしまってちょっとまいった。

だけどその下山の途中で、じつは菜の花やタンポポ、オオイヌノフグリなどの春の花と出会っていた。
春はもうやってきているんですよね、密かに・・・。

by JunMorosawA | 2010-01-31 19:12 | 低山歩き | Comments(4)
Commented by たかしの嫁 at 2010-02-01 08:46 x
おはようございます。新松田は、私の母親の里でございます。びっくりしました。松田は、相模湾に面した穏やかななだらかな山里で私の大好きな場所です。小さい頃から母親と一緒に行きました。とても懐かしいです。寄にも何年か前に行きましたが、シダンゴ山のことは知りませんでした。茶畑と梅の風景がとても良いですね。私も行きたいです。近所に曽我の梅林がありますが、いらした事はありますか?今、梅祭りをやっています。
Commented by JunMorosawA at 2010-02-01 21:50
たかしの嫁さんの母君の里は新松田でしたか。
いいところですね。

でも私が新松田や松田に訪れるのは、近くの山に登るときの起点にするだけで、じつは町自体はあまり知らないんです。

寄に行ったこともあるんですね。
私は2度目。いずれもシダンゴ山絡みです。シダンゴ山は寄バス停から1時間で登れるわりには大絶景の山で初心者には最適ですよ。

曽我の梅林は名前だけは知っていますが、行ったことはないです。どちらかというと私が人工的に作られた場所よりも野の花を好むせいかもしれません。

でもネットで見た限り、いい場所ですね。機会があったら今度寄ってみます。
Commented by anatagaitiban at 2010-02-01 22:50 x
シダンゴ山・・・不思議な名前ですね。一時間で登れるなら行ってみたい気はしますが・・・今日の様に急に冷え込むと二の足を踏んでしまいます。(>_<)
MorosawAさん!こんばんわ、 鎌倉は雪でしょうか?!
梅は、枝ぶりとか、花一輪とか近くで香り観るのが主流ですが、
曽我梅林は梅畑ですが、上から見下ろして観る梅林と富士山は、なかなかなものです!
頂上のない?!ただのハイキングコースですが、国府津丘陵の道は、蜜柑畑と共に歩くと、ところどころなんか良い感じの道です。
海、富士山、蜜柑畑の小屋、白い曽我梅林、Nゲージのような御殿場線と車庫、箱根全山。ほのぼの~と します。
その手前の二宮にも菜の花の吾妻山と言うのがあるんですが、以前は自然公園と名前が入っていたそうですが、何時しか自然と言う名前は削られたそうです。
源氏山のように毎朝散歩するように登る人も沢山いらっしゃるみたいですよ。(*^_^*)こちらへも是非!(^o^)丿
Commented by JunMorosawA at 2010-02-02 19:19
anatagaitibanさん、こんばんは。今日は寒かったですね。

> 鎌倉は雪でしょうか?!

はい。でも中途半端に降ったため、写真を撮るところまではいきませんでした。どうせならもうちょっと降ってほしかったです(あとが大変ですが)。

> 曽我梅林は梅畑ですが、上から見下ろして観る梅林と富士山は、
> なかなかなものです!

おっと。anatagaitibanさんも曽我梅林をお薦めですか。

> 海、富士山、蜜柑畑の小屋、白い曽我梅林、Nゲージのような御殿場線と
> 車庫、箱根全山。ほのぼの~と します。

なんかいい感じですね~。行ってみたくなりました♪

二宮の吾妻山も知ってますよ。僕のおばさんに当たる人が以前絶賛してました。
もうすぐ春ですねえ・・・。


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