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2009年 09月 03日
富士登山記 2009 その4
8月19日、JR東海道線の三島駅からバスに乗った私は、12時25分、2時間に渡るバスの旅を終えて富士宮口新5合目に到着。

5合目で高度順応に約1時間あて、1時20分、遂に富士登山を開始したのだった・・・。

この富士宮口から登るのは初めてだ。頑張るぞ!




● 今回のルートはこれだ!

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レストセンターから道路を越えたところに登山口がある。40段ほどの階段を登ったところに、記念撮影には最適の「富士山表口五合目」というこの案内板がある。

下段には「標高2400M」という文字が目立っていますね。

そう。何度か書いているが、富士山の代表的な4つの5合目登山口のうち、この富士宮口新5合目が一番標高が高い。つまり山頂まで一番近い。すなわち一番楽なルートということになる。

私の手元にあるるるぶのガイドブックによると山頂までの歩行時間は5時間になっている。
例えば一昨年登った河口湖口は6時間で、去年登った須走口は5時間40分になっているのだから確かに一番短い。

だけどそれでは少し面白くない。
それに富士宮口は河口湖口に次いで登山客の多いルートだ。それと登山道と下山道が同じ道ということもあって、かなり混雑するらしい。

街でも山でも人が多いところが苦手な私としては、そんなルートは是非避けたいところだ。

そこで私の取った作戦がこれだ。
まずはこちらの地図をご覧いただきたい。

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「週間日本百名山 富士山 丹沢山(朝日新聞)」より

画像の左下に「富士宮口新五合目」という大きな文字が見えますね?今私はここにいます。

20分ほどですぐに雲海荘のある6合目に到着する。普通はそこから真上(北)に向かって富士山山頂を目指すのだが、そちらに向かわずに右(東)に進んでまずは宝永山を目指す。

そしてそこから御殿場口登山道に合流して、無理をせずに1日目は8合目の赤岩八合館に宿泊し、翌朝じっくりと富士山頂を目指す・・・。

登山客も少ないし、宝永山の大自然は味わえるし、ということで、ネットでも隠れた名コースとして紹介されている。

それに宝永山は以前御殿場口新5合目から双子山に登ったときにちらりと姿を現した山で、そのときの感動が忘れられないのだ。

● 富士宮口新5合目から宝永山を目指す

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というわけで1時20分、登山口から登り始める。
最初はいきなりの岩稜(がんりょう)帯で驚くが、すぐに幅広のほぼ平らな道に変わる。ちょっとガスが多いのが心配だ。

私はと言うと、決して体調が悪いというわけじゃないのだが、一歩一歩が案外重い!
何だか御殿場口から双子山を目指したときと似ている。やはり体力が落ちているのか・・・。

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2時40分、6合目の山小屋「雲海荘」にあっけなく到着。雲海荘はいかにも富士山の山小屋らしい昔ながらの山小屋だ。

このように5合目から6合目までは何の苦労もなく登れてしまう。だからって7合目、8合目までもこのペースで登れるというわけでない。富士山の「合目」という表記はあまりアテにならないのだ。

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雲海荘のすぐ先に、富士山頂と宝永山との分岐がある。
まだかろうじて背の低い樹木が残っている道を先に進む。

ほとんどの人が富士山頂に向かってしまうため、道は静かだった。
私がこのコースを選んだのも、この静けさを求めてのことなのだから、まさに願ったり叶ったりといったところだった・・・。

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ここで私は、この日のためにわざわざドラッグストアで購入した「味の素・アミノバイタル・ワンデーパック」を1袋分飲んでみだ。

アミノバイタルは登山雑誌などにもよく顔を出すサプリメントで、疲労予防・疲労回復に効果があるとされている。

1本あたり120円ほど。これでプラシーボでもいいから効果が出れば安いものだ。

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段々道が地球ではないような様相を呈してくる。
宝永山の火口跡も近い・・・。

(つづく・・・)

by JunMorosawA | 2009-09-03 17:59 | 低山歩き | Comments(0)


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