ここ数日、朝夕に若干の秋の気配を感じるようになって来た。
そこで秋の訪れを探しに数日前の朝、東慶寺さんに訪れてみた。
開門直前の東慶寺はまだひっそりとした感じ。
そして境内の方も、ご覧のように全くひっそりとしていた。
緑以外の色が何もないことに気づくだろう。
たまたま庭師の方に出会えたんで、「まだ秋の花が咲き出しませんね」と尋ねたら、こういう返事が返ってきた。
「今はちょうど何もないですねえ。やっとフヨウが咲き始めたってところですから」
まだやはり秋には早いか・・・。
仕方なく、去年のホームページの方では伝えたのだが、このフヨウつながりの話を・・・。
私はほぼ毎日、源氏山まで片道で20分ほどのウォーキングを行っている。最近目立つようになっていたのが、この花だった。
そう。フヨウの花である。
最初私はこのフヨウの花を、「普通のフヨウの花」だと思って見ていた。
しかし違うのである。
1枚目の写真は朝6時半頃写したもので、こちらはお昼前に写したもの。
色がピンクに変化しているのが分かりますか?
ご存知の方も多いでしょう。この花の正体はスイフヨウ(酔芙蓉)。
フヨウ(芙蓉)の園芸品種で、朝方は白色をしているのに、こうしてお昼になると段々ピンク色に変わってくる。
その様が、酒飲みの顔がだんだん赤くなっていくのに似ているところから、「酔う芙蓉」と呼ばれるようになったようです。
「夕方から夜にかけてさらに赤くなる」ということだったんで、本日夕方4時ぐらいに見にいった。
そしたらご覧のように見事に色が濃くなっていた。
フヨウはムクゲと同じで1日でしぼんでしまう一日花。今咲いている花も、明日にはもう散ってしまうのだろうか・・・。