連日いきなりの猛暑って感じの日が続いている。
で、この猛暑の襲来と共に観光客の姿がぱったりと止まるのが私の住んでいる北鎌倉なのです。
特に今年は7月に入った途端に、極端に静かになったような気がする。
っていうか、毎年観光シーズンが徐々に狭まってきている気がするのは私だけだろうか。
山で囲まれた狭い北鎌倉の中にいるとどうも思考が暗くなる。そこで数日前の朝っぱら、鶴岡八幡宮に向かった。そろそろハスがピークになっているはずだ。
源平池は一面ハスの大きな葉っぱで占められていた。しかしそのわりにはあまり花が目立たない。
ま、だいたいいつもこんな感じなのだが、今年は特に少ないような気もする。もうピークを過ぎてしまったのかな?
もちろんそれでも咲いていることは咲いている。ただこの日はちょっと直射日光がきつすぎたようだ。女性を撮る場合も、花を撮る場合も、強すぎる直射日光はちょっと邪魔ですね。
ハスはインドの古代民俗では女性の生殖のシンボルで、多産、力、生命の創造を表していたという。
それが仏教時代になって、善行を積んだ仏教徒は死後、極楽のハスの花の上に座って永遠に平和に暮らせると信じられるようになり、それ以来お寺の境内とハスは切っても切れない関係になったということだ(まあ八幡宮はお寺じゃないけれど)。
これは数年前に写した写真だが、たまにはこんな風に大胆に写してみるのもいいですね。
ところでハスの地下茎はレンコンと呼ばれ、食用に用いられることで有名だ。
だからって八幡様のレンコンを盗んだりしちゃいけませんよ。そんなことをしたら死後極楽に行けませんから・・・。