2009年 06月 06日
水上葉と水中葉
6月に入って早6日。6月最初の土曜日ということで、北鎌倉の街にはアジサイ求めてたくさんの観光客が訪れました。

しかし今回は久しぶりのアクアリウム通信です。

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先月20日にセットした新しい60cm水槽。設置から約2週間が経ち、白濁も取れ、まあまあ環境も安定してきたようだ。

上の写真はセット12日目の写真。まだまだ水草が繁茂しきらずにいるから絵にはならないまでも、まあ各水草も順調に生長している。

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一番目立っているのがこのオレンジ・ミリオフィラムという水草。名前のとおり綺麗なオレンジ色をしている。

「でも待てよ。何か変じゃないか。下半身は緑じゃないか」

と気づいたあなたはえらいです。

じつはこの水草、買ってきたときはどうだったかというと・・・。

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このように見事に緑色だったのです。

どういうことかというと、水草には、水上に出たときの葉「水上葉」と、水中にいるときの葉「水中葉」の2つの形態があるのだ。

もちろんその両者がほとんど変わらないものもあるのだが、このように大きく変わるものも少なくない。

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これは最近買ったニードルリーフ・ルドウィジアという水草。これなども見事に緑だし、第一何と黄色い花まで付けている(私は花を付けた水草など初めて買った!)。

これが水中葉になると、一変して真っ赤な水草に変化するのだ。ちょっと信じられませんね。

さて、ここからはちょっとお勉強モードに入りましょう。

植物が生長するときに必要とする三大栄養素って覚えてますか?「窒素(ちっそ)、リン酸、カリ(カリウム)」です。小学生のとき、やりましたよね(中学かな?)。

このうち窒素とリン酸は魚のフンやらエサの食べ残しやらで水槽内で勝手に増えていくから、水草の育成に必要なのは主にカリウムってことになる。

だから水草用の肥料に、園芸用のハイポネックスなどは利用できない。ハイポネックスには窒素、リン酸、カリがすべて入ってしまっているからだ。

「じゃあ水草専用の肥料を」ということになるわけだけれども、これがべら棒に高い!

例えば「A○A」という有名なメーカーの「ブラ○○ィK」という液体肥料など、500mlで定価で2,500円もする。

で、私は今日、ネットでこれを買いました。

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これは何かというと、炭酸カリウムの粉末なのだ。これで250g入っている。

そのうち50gを500ml弱の水に溶かすと、じつはブラ○○ィKとほぼ同じ液肥ができてしまう(ブラ○○ィKには水道水の中に含まれている塩素を中和する働きもあるが、それは除外して)。

これの価格は送料込みで1,200円ほど。50g分なら240円。それで2,500円相当の液肥ができてしまうのだ。

もっともこれはネットに流布されている情報を元にしたもので、本当に炭酸カリウム溶液=ブラ○○ィKなのかどうかは分からないけれども、少なくともカリ肥料にはなるはずだ。

こういうことができたのも、ネットに時代になったからこそだ。ネット社会のよさを感じる瞬間だ。
興味を持った人は「炭酸カリウム 水草」などで検索し、自己責任で行ってください。

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というわけでこれが現在の水槽。長くなりすぎて水面にまで達したオレンジ・ミリオフィラムはトリミングした。

      ◎手前に植えてあるヘアーグラス・ショートは芝生のように繁茂する予定
      ◎手前の左右にあるブリクサ・ショートリーフはもっと大きな株になる予定
      ◎左右後方に植えてある有茎草はどっと繁茂する予定
      ◎流木はウィローモスというコケに覆われて深緑色になる予定
      ◎流木に活着させてあるミクロソリウム セミナローは大株になる予定

      ◎そして真ん中がへこんだ凹型構図になる予定

なのだけれども、いったいどうなることやら・・・。

# by JunMorosawA | 2009-06-06 18:08 | アクアリウム | Comments(0)
2009年 06月 04日
源氏山のユリノキ
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だいぶアジサイの花も色づいてきましたね。今年は例年よりも少しだけ色づくのが早いようにも思えます。

また東慶寺さんのイワガラミも見頃を迎えてきました。東慶寺さんのイワガラミに関してはこちらの情報(←ここをクリック)をご覧になってください。

さて、今日はアジサイ以外の樹木の話を2つほど。

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浄智寺さんを過ぎ、真っ直ぐに一本道を進んでいくと、やがて舗装道路が終わりになる。

そこのちょうど正面に白い花をつけた大きな木がある。

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花の形から「ハナミズキかな?」と勘違いしそうだ。しかしハナミズキの花期は4月から5月だ。

それに花の形が違う。花の一番先の部分がハナミズキは割れているのだが、こちらは割れていない。

この花の正体はミズキ科の落葉高木のヤマボウシ(山帽子または山法師)。ヤマボウシの花期は5~7月だからちゃんと符合する。
ちなみに一見白い花のように見えるのは総苞片(そうほうへん)という部分で、真ん中のちっこいのが花だったりする。ドクダミなんかもそうですね。

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先ほどのヤマボウシの咲いていた場所から左の階段を登ると、15~20分ほどで源氏山に到着する。
源氏山の一角にはご覧の葛原岡神社がある。

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この神社の裏手の方にご覧の大木がある。これが今回の主役だ。

一見花が咲いていそうには見えない。あまりにも巨木過ぎて、相当注意して上を見上げるようにしないと見過ごしてしまう。

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しかしご覧のように、何だかチューリップのような花がいくつも咲いている。

この花の正体はユリノキ(百合の樹)。もちろんユリはユリでも、ヤマユリなどのユリではなく、モクレン科ユリノキ属の落葉高木だ。

北アメリカ原産で、日本には明治時代初期に渡来したという。私は今回初めて知った。

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このように1つ1つの花は本当にチューリップのような形をしている。

それもそのはず、じつは「チューリップツリー(tulip tree)」という別名もある。

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もう一つ、この葉っぱの形にも注目。

葉の形がやっこ凧に似ているため「ヤッコダコノキ」、また、相撲の行司の持っている軍配(ぐんばい)にも似ているため「グンバイノキ」、更に半纏(はんてん)に似ているため「ハンテンボク」などとも呼ばれているそうだ。別称の多い樹木ですね。

もし興味があったら、葛原岡神社まで行って、まずはこの葉っぱの形からこの木を探してみてほしい。

ただ、ちょっともう花期を過ぎてしまった可能性もある。そのときはごめんなさい・・・。

# by JunMorosawA | 2009-06-04 19:51 | 鎌倉&花 | Comments(0)
2009年 05月 30日
雨の東慶寺に六月を見た
何日か、まるで梅雨(つゆ)のような天候が続いている。
そんな中、きのうの朝、東慶寺さんを訪れてみた。

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まだアジサイは、やっと色づき始めたというところ。それでも6月に向けて着々と準備が進んでいるといった感じがした。

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平日の朝の境内は流石にひっそりとした感じがあった。
それでも1人、また1人と観光客の方とすれ違う。

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この仏像の奥にあるのがハナショウブ畑。いくらなんでも・・・と思っていたのだが・・・。

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何とこうしてもういくつかのハナショウブがぽつぽつと咲いていた。
これはひょっとしたら今年のピークは早いかもしれない。

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ここが東慶寺のイワタバコの群生ポイント。こちらはどうだろう?

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何とこちらももうぽつぽつと咲き始めているではないか!

どうやら今年は、アジサイも含めて、いつもよりもややピークが早いのではないか・・・私はそう思っています。

いずれにしても明日で5月も終わる。とうとう6月の本番がやってきますね・・・。

# by JunMorosawA | 2009-05-30 20:19 | 鎌倉&花 | Comments(0)
2009年 05月 27日
ぽつぽつとアジサイの咲き始めた北鎌倉
もう何度も書いているとおり、私は美(?)と健康のために、毎朝源氏山までウォーキングをしている。往復で40分ほどの距離だ。

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浄智寺周辺ではもうそろそろガクアジサイが咲き始めていた。但しまた色味はとても薄い。

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まだ誰も人のいない朝の浄智寺境内にも、そろそろアジサイが咲き始めていた。
手前にあるピンクの花の次にあるのがアジサイだ。やはりガクアジサイの一品種のようだった。

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浄智寺を後にして先に進むと、今度は道端で普通のアジサイが、少しだけ色づき始めていた。

紫陽花の花は、ピンク色っぽいものから赤紫色、そして青色まである。色が最初は白色だったものがそれらの色に変化することから「七変化」とも呼ばれている。
これから6月になれば、このアジサイも、もっと濃い青色に変化することでしょう。

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葛原岡神社では猫が出迎えてくれた。やや用心しながらこちらを窺っている様子がいい。

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おっと。こんなものがありましたよ。「可愛いい猫に募金をお願い致します」と箱に書いてありました。皆さんもよかったらご協力を。

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自宅から約20分かけて、源氏山公園の奥にある頼朝像まで到着した。この頼朝像の左側にどっとガクアジサイが植えられている。

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これがそのガクアジサイ。日当たりのいい場所だから、ひょっとしたらもうかなり咲いているんじゃないかと予想していたのだけれども、まだまだだった。

だけどここまでくればあと一歩。いよいよアジサイ本番まで秒読み段階に入りましたね。

# by JunMorosawA | 2009-05-27 18:25 | 鎌倉&花 | Comments(0)
2009年 05月 25日
新しい水草水槽作り 後編
というわけで突如ネイチャーアクアリウム熱(水草レイアウト水槽熱)に取り付かれた私は、ネットショップのチャームで必要なものをどおんと買ったのであった。

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これがそのどおんと買ったもの。といっても、すでに照明とかフィルター(濾過装置)などはあるため、水槽と水槽台以外は小物ばかりだ。

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水槽は、近頃流行(はや)りのフチなし水槽にした。それも、熱帯魚用のエサとして世界的に有名な、あのテトラミンを出しているテトラ社の水槽だ。

水槽の右上部にはご覧の「Tetra」の文字が。これも何だか嬉しい。きっとADAオタク(ネイチャーアクアリウムをやっている人に多い)ならそこにADAという文字があることに感激するのだろう。

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まずは水槽を風呂場に持っていって洗う。「風呂場の方が汚いんじゃないの?」などと言わないように。この風呂場は普段使われていないのだ。

私がフチなし水槽を買うのが今回が初めて。はっきりいってこの風呂場までの運搬に恐怖を感じた。
フチなしってことで、持ちにくいんだ。どこをどう持ったらいいのか、分からない感じなのだ。それにこうやって置く場合に、直にガラス面が床に当たってしまうのも怖い。

ついでに妙に重い。

通常60cm水槽は60cm(幅)×30cm(奥行き)×36cm(高さ)なのだが、この水槽は高さが40cmと4cm高い。それとガラス厚が6mmあるってことで、通常の水槽よりもかなり重くなっているようだ。

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洗ったら水槽台に設置してから、砂を入れる。やり方は以下のとおり。

まずは砂を1/3ほど敷く。
昔使っていた液肥のグリーンブライティSTEP2っていうのがあったんで、それを5プッシュ分、やたらにビタミンの臭いがするハイポネックス・ハイグレード活力液を40ml・・・以上をその砂の上から満遍なくふりかける(このあたりのやり方は「■GOOD AQUA■」というホームページの影響です)。

次に底床用固形肥料のイニシャルスティックをフタ1杯分(40g)を砂の上に均等に配置。
説明書だと60gにしているけれど、少し控えめにしてみた。

そして残りの砂を全部入れ、塩素抜きをした水道水を砂が舞わないように注入する。

奥の方に写っている緑色のパイプはフィルター(濾過装置)のパイプ類だ。

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これが水槽の命ともいうべきフィルター(濾過装置)。濾過(ろか)装置には上部式、底面式などがあるが、水草水槽にはこのような外部式が一番適している。
水草水槽の育成に必要な二酸化炭素を逃がさないからだ。

これはドイツのエーハイムというメーカの2213という機種で、15年ほど昔に買ったもの。
今でも「エーハイム クラシックフィルター」として売られていて、アクアリストの信頼は厚い。

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一方こちらは二酸化炭素のボンベ。ビール用のやつで、とてもごついけれど、これが一番コストパフォーマンスに優れている。恐らくこれ1本で何年も使えるだろう。

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ボンベからの二酸化炭素は、レギュレーターを経た後、この点滴用の機器のようなもの(それこそADA製)を通じて水槽内に入っていく。

人間にとって酸素が必要なように、水草の成長には二酸化炭素が必要だ。

二酸化炭素は水の中にも溶け込んでいる(水道水の中にも入っている)けれど、すぐになくなってしまう。だからこうして外部から強制的に添加する必要があるのだ

ちなみに二酸化炭素は空気中にもあるから、強制添加しなくても育つことは育つが、このように強制添加した方がずっと育てやすい。

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翌日水草の植栽を行った。
ピンセットを使って1本1本丁寧に底床(ていしょう)に植え込んでいく。
まだスカスカなのは水草が生長してないからで気にしなくてもいい。

だけど何だか一晩中流木を入れておいたら水が茶色っぽくなってしまった。以前から使っている流木なのに、まだ色が出るとは驚いた。

茶色になったのはいいとして、ついでに濁ってもいる。これがちょい気にならなくもない。

以前の私だったら、麦飯石溶液とか、水ピカとか、ステラコリンとか、活性炭とか、八幡宮のお札(ふだ)とか、永谷園のふりかけとか、いろんなものをあたふたしながらぶち込んでいたことだろう。

しかし今の私は落ち着いている。

「そのうち治まるさ」

思えば大人になったものだ・・・。

水槽の中に濾過バクテリアが発生してきて、水槽内の環境が安定するまでには、1ヶ月ぐらいはかかる。
それまでは、ただただ眺めながらじっと待つのみである(魚を入れるのは、まだもう少し先です)。

というわけで、水槽に変化が出たら、またいつか書き込んでみたいと思います。

# by JunMorosawA | 2009-05-25 20:37 | アクアリウム | Comments(0)