身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質のアラカン男が今年も日本アルプスに挑む。
さて、今年はどうなりますことやら・・・。
2日目の縦走も中盤に差し掛かりました。
よろしかったら続きをどうぞ・・・。
9時47分(種池山荘から歩くこと 4時間16分後)、やっと歩き始める。結局鳴沢岳山頂に 37分もいたことになる。
これで 30分早く歩き始めた分が消えてしまったことになるが、まだまだ時間はたっぷりとあるはずだ。
私の前には先行する関西60代2人組がいた。
最早立山連峰はそのすべてが見えていた。
大雑把に行って左から(狭義の)立山三山、別山、そしてあの「劒岳 点の記」でお馴染の剱岳(つるぎだけ)だ。
何と雄大なことか!
それにしても黒部湖が見えてこない。
そこでこのあたりですれ違った人に黒部湖がいつ見えてくるのか、尋ねた。
ちなみに扇沢(長野県側)から立山に向かうには、まずは扇沢から関電トンネルトロリーバスで黒部ダムに向かい、黒部湖から黒部ケーブルカーで黒部平に上がり、今度は黒部平から立山ロープウェイで大観峰に上がり、最後に立山トンネルトロリーバスで室堂に進む。
その立山ロープウェイが向こうの山に見えているという。
本当だ!
分かりますか?
下に見えるのが黒部平、上に見えるのが大観峰ですよ(多分)。
ほら。ぎりぎりでロープウェイも見えています(流石にしんどいけれども)。
ちょっと感激だ。
ちなみにこのロープウェイ、途中に 1本も支柱がないそうだ。
そして途中に支柱がないロープウェイとしては日本一の長さだそうです。
私は黒部湖や立山の方に行ったことがないから、立山黒部アルペンルートのことがどうもうまく頭の中でイメージすることができなかったが、これでやっとその一部が分かった気がした。
鳴沢岳から次のピークの赤沢岳に向かうには当然一旦下る。
このあたりの稜線直下に立山黒部アルペンルートの扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トンネルが貫通しているのだそうだ。
ちなみに関電トンネルは何も観光用に掘られたトンネルじゃない。
あの黒部ダム(黒四ダム)建設のために作られたトンネルだ。
建設工事中いくつもの破砕帯が発見され、大量の水が湧き出て大変な難工事となったという(映画「黒部の太陽」にもそのシーンがある)。
この写真は後ろを振り返って写したものだが、またこのとき、大町市のある長野県側からガスが立ち上がってきた。
長野県側からガスが発生する様は、鹿島槍ヶ岳のときからお馴染の絵です。
赤沢岳に向けての登りが続きます。
あとひと踏ん張りだ。
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