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秋は実(み)の季節・・・。
写真はむらさきしきぶ(紫式部)です。
6~7月に、葉の付け根のところに紫色の小花の集散花序をつける。この花の女性的な風雅さも捨て難いけれども、やはり本来は秋につける美しい澄んだ紫色の実を楽しむ花木ですね。
和名は、紫色の果実が美しいことから、平安時代の才媛紫式部の名を借りてつけられたものだそうですよ。
さて今回は、秋を感じに箱根・明神ヶ岳に行ったお話の 5回目です。
よろしかったら続きをどうぞ・・・。
相変わらずパッとしない天候の中、防火帯風の道を進んでいく。
雑草の茂り方が普通じゃなかった。背の高さほどもある場所もあった。
そんな中、ゲンノショウコがぽつぽつと現れる。
ゲンノショウコは下痢止めなどの民間薬として、古くから使われている。
ご覧の白色は東日本に多く、紅色は西日本に多いのだそうだ。
実際私が見かけるのは白色ばかりです。
10時7分(最乗寺から歩くこと 1時間55分後)に現れたこの水場が明神水だと思います(書いてないんだけれどね、こっちは)。
この水で顔を洗った。想像以上に冷たくて、気持ちよかった。
生き返ります。
明神水を過ぎたあたりの自然林は気持ちがいい。いつもここでそう思っている気がする。
いわば、「新緑」ではなく、「深緑」ですね。
ここでソウシチョウに遭遇!
しかし枝が邪魔して、うまく写せない。
何回もシャッターを切って、やっとこの写真をモノにした。
ソウシチョウ(相思鳥、学名:Leiothrix lutea)は、全長は 14cmほど。ほぼスズメ大ですね。
一時ペットとして大変人気があり、中国から日本へ大量に輸入されていたものが、人気の衰退とともに悪質なペット業者などが放鳥してしまい、今日のように日本国内に生息することになったらしい。
要するに元々の日本の野鳥じゃないわけです。
最近、箱根の山ではよく会いますよ。
10時24分(最乗寺から歩くこと 2時間12分後)、明星ヶ岳への分岐に出る。
左に進めば明星ヶ岳。真っ直ぐに進めば明神ヶ岳。
というわけで今回は真っ直ぐに進んで明神ヶ岳を目指します。
ここまでくれば稜線も近い!
近いんだけれども、えぐれた道は結構な急斜面だ。
最後の踏ん張りどころですね。
そんな中、ぽつりと 1輪だけツリフネソウが現れた。
ツリフネソウ(釣舟草)という名前は、細い花柄(かへい)に釣り下がる花の姿を舟に喩えたものだ。
普通は沢沿いなどに生えている野の花なんだけれどね。
きっとこの場所はいつも湿気ているのだろう(そういえば前にもここで会ったような気もする)。
10時29分(最乗寺から歩くこと 2時間17分後)、遂に稜線に達する。
山頂も近い!
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