さて今回は、秋を感じに箱根・明神ヶ岳に行ったお話の 4回目です。
よろしかったら続きをどうぞ・・・。
9時22分(最乗寺から歩くこと 1時間10分後)、にわかに前方が開ける。
ススキの原に達したのだ。
ここからは今までの植林帯中心の暗い森から一転して、ススキの多い明るい草原のような場所になる。
ところが快適であるはずのススキの原で思っても見なかったことが起こった。
やはり未明に雨が降ったのか、それとも朝露か、腰ぐらいにまで達している雑草がかなり濡れていたのだ。
それでも秋の野の花がぽつぽつと現れ始める。
これは、秋の七草の一つとして古くから親しまれてきた花、オミナエシ(女郎花)。
ススキに交じって細身の姿を伸ばし、高さ 1mほどにもなる多年草だ。
こちらはコオニユリ(小鬼百合)。
ユリ属は北半球に約100種類が自生し、そのうち我が国には13種類ほどがあるという。
そのうちでもこのコオニユリは日本に広く分布するユリの花だ。
ちなみにオニユリは人里に生え、一回り大きい。
にしても雑草の生え方が半端ないっす。
このコースは何度か歩いているが、10月ぐらいになればこんなことはないんだがなあ・・・。
ますます濡れるズボン。
レインウェアを着ればよかったのに、面倒臭がってね・・・。
いつも一休みする、大きな松の木が立っているポイントに達するも、雑草がやはりすごい。
あまりに雑草がすごすぎて、水場の神明水が何処だか分からない。
っていうか、どうやら知らないうちに通り過ぎてしまったようだった。
しょうがない。今更戻るのも嫌だ。先に進もう・・・と、草をかき分け進んでいったら・・・。
ところがパイプから水が出てない。下にたまっている水では顔も洗えない。
やれやれ・・・です。
しょうがなく神明水をあとにする。
しかしそのあたりで振り返ったら、後方に展望が広がっていた。霞んではいたが、それでもなかなかのものだ。
思わず手帳にも「いい展望だよ」と書いたほどです。
やっぱいい場所だな・・・。
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