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2017年 01月 13日
初詣の旅・川越城下町歩き その3
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先日 「この世界の片隅に」 を見てきた。

戦争映画でもなく反戦映画でもなく、戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだすずという女性の生活ぶりをただただ淡々と描いた作品だ。

戦時中の話。しかも広島県の話・・・何か嫌なものを感じて観るのを避けていたのだが、いざ観てみたら、素晴らしい作品だった。

どんな環境下にあっても、そこには人の暮らしがある。当たり前の日常がある。笑いがある・・・という当たり前のことを知った感じです。

にしても、のほほんとしている主人公のすずがとても魅力的だ。そしてすずの声を演じているのんちゃんがまた素晴らしい!
いろいろ芸能界の事情があってテレビには出られないようだが(NHK には出ているけれども民放には出てない気がするが、違うかな?)、すずちゃん同様のんちゃんも応援したくなった。

ちなみに先日キネマ旬報ベスト・テンで邦画部門の 1位を獲得した。
アニメ映画が 1位になるのは 1988年の「となりのトトロ」以来 28年ぶりだそうだ。

さて今回は、初詣の旅として川越城下町歩いたときのお話の 3回目です。
地味な話ですが、よろしかったら続きをどうぞ・・・。




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最初の観光スポットの中院に到着したのは 10時15分だった。
JR川越駅から歩き始めたのが 9時45分とすると、ちょうど 30分かかったことになる。

中院(なかいん)は喜多院の南方に位置するお寺で、正式には天台宗別格本山中院という。
古くは星野山無量寿寺仏地院と呼ばれ、鎌倉時代の終わり頃、無量寿寺から分かれたとされる天台宗の寺で、喜多院に天海僧正が来往するまではこの地の中心的な寺院であったらしい。

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「閑静な佇まいが趣のある寺院」というガイドの記述どおり、中院の境内はひっそりとしていた。時々ぽつりぽつりと観光客の姿があるだけだ。

本堂前にはご覧の見事なしだれ桜があった。開花時にはライトアップもされるらしい。
春に来てみたいところだね。

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一人静かに本堂に向かって手を合わせているのが私の甥っ子の甥っ子R(おいっこ・あーる)である。

ガキだったはずの甥っ子R君、いつの間にか 20歳になってしまった。
今年は大学4年ってことで、就職活動の年なのだ。

そりゃ、祈りたくもなるだろうな・・・。

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さて、中院から北上するとすぐに表れるのが仙波東照宮(せんばとうしょうぐう)。

東照宮といえば徳川家康を祀った日光東照宮が有名だが、日本各地に数多くの東照宮があるらしい。
その中でもここは、日光・久能山と共に日本三大東照宮の一つで、喜多院のすぐ南側に隣接している。

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中院に比べるとずっと賑やかで、境内では団子などを売っているお店もあったし、お札(ふだ)も売られていたと思います。

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立派な門の先に 50段ほどの石段があり、その先に本堂があった。

元和3年(1617年)、家康の遺骸を久能山から日光へ運ぶ途中、近くにある喜多院で大法要が営まれたということで、のちの寛永10年(1633年)にここに東照宮が建立されたということらしい。

もちろんこのときの我々は誰もそんな歴史は知らなかったけれどね・・・。

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続いて喜多院に向かう。

喜多院は仙波東照宮とほぼつながっていて、道路を通らずに行くことができた。
しかし立派な山門があったんで、一旦道路に出てあらためてそこから入った。

喜多院(きたいん)は慈覚大師が830年(天長7年)に創建した天台宗の名刹で、正式名称は星野山無量寿寺喜多院。

江戸時代初期、名僧天海大僧正が住職をつとめた寺として、また江戸城から移築された三代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建物をはじめとする多くの文化財を所蔵しているということで、埼玉県を代表する寺院として、全国的にも有名だということだ。

また慈恵大師を祀っていることから「川越大師」の別名で知られているという。
さっきから「だるま」の文字がたびたび現れていたのはそのせいだ。山門のところにも「だるま市」の文字があった。

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この喜多院が想像以上に大きなお寺だったんで、びっくりした。
境内には通路の左右にお好み焼きなどの屋台が沢山出ていたし、参拝客の数も半端じゃなかった。

要するに初詣のお寺としても有名なお寺だったのだ。
一応この日は縁結びの神様として有名な氷川神社をメインに考えていたから、本当に驚いてしまった。

思わずY氏が「(初詣は)こっちに切り替えますか?」と言ってくる。
氷川神社は大きな神社のイメージがなかったから、その方がよさそうだと私も判断した。

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というわけで喜多院の本堂で初詣を済ますことにした。
本堂の前には沢山の初詣客がいたが、それでも賽銭箱が横に長かったせいか、実際に並んだのは 5~6分だったんじゃないかと思う。

続いてお守り好きなY氏がお守りなどを買い始めたが、これも例年ほどの混雑ではなく、わりと早く終わった。
まだ時間的に早かったことも幸いしたのだろう。

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参拝はタダだが、建物の中に入るのは 400円もの拝観料がかかる。
結構入る人が多かったけれども、我々はパスした。

ただ、日本三大羅漢の一つに数えられているという五百羅漢をじっくり見学できなかったのはやや残念かな。540体が並んでいるというもの。

もっとも、こんな感じで柵の外からも撮影できたんで、Y氏と共にカメラを間に突っ込んで写しました。

さて、ここらは成田山別院、富士見櫓跡、川越城本丸跡などを経て、一気に北上して氷川神社を目指します。

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by JunMorosawA | 2017-01-13 07:41 | 街歩き・レジャー施設 | Comments(4)
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2017-01-14 15:21 x
川越に初詣でしたか。川越は私の寺があり、故郷です。
つい最近、住職との話があり、ぶらぶら歩いてきましたが
近頃はいろんなものができて賑やかになりました。
こうして人のブログを通してみると、新鮮な感じがします。
後レポ楽しみにしてます。
Commented by JunMorosawA at 2017-01-14 19:01
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 川越に初詣でしたか。川越は私の寺があり、故郷です。

おっと!そうでしたか!

> つい最近、住職との話があり、ぶらぶら歩いてきましたが
> 近頃はいろんなものができて賑やかになりました。

川越も変わりつつあるんですね。

> こうして人のブログを通してみると、新鮮な感じがします。
> 後レポ楽しみにしてます。

ありがとうございます。
Commented by アルペジロー at 2017-01-14 19:15 x
実は氷川神社以外の神社仏閣は殆ど入ったことがなかったりします。
今度大人の遠足BOOKに出ている川越城下町コースを歩いてみようかな。
Commented by JunMorosawA at 2017-01-15 07:29
アルペジローさん、こんにちは。

> 実は氷川神社以外の神社仏閣は殆ど入ったことがなかったりします。

それは意外ですね。
っていうか私も、川越駅の比較的近くに、あんなに沢山の神社仏閣があるとは思ってもみませんでした。

> 今度大人の遠足BOOKに出ている川越城下町コースを歩いてみようかな。

是非どうぞ。
私も氷川神社にはリベンジしなくちゃいけないんで、また行かなくちゃ・・・。


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