2016年 10月 06日
南アルプス・北岳登山記 2016 こぼれ話
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というわけで、46回に渡ってお送りした「南アルプス・北岳登山記 2016」も前回無事終了しました。
今回はこぼれ話を書いてみたいと思います。もう 1話、おつきあいください。




登山のための体力に関して

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というわけで今年は富士山に次いで日本第二の高峰、標高 3193mの北岳(きただけ)に登ってきたわけですが、去年は夏山登山をしなかったため、2年ぶりってことで体力的に持つかどうか、ちょっと不安だった。

しかし 2泊3日の山行中、一度も筋肉痛に襲われることもなく、またひざ痛に襲われることもなく、そしてまた特に大きくバテることもなく、無事下山することができた。

これはアラカン・・・という私の年齢からすれば、まあまあ立派なんじゃないかと思っています。

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これに関しては、やはり日々のトレーニングがモノを言っていると考えている。

私はこれでもこの頼朝像の立つ源氏山まで毎朝ウォーキングをしている。
源氏山自体は管理された公園だし標高も 100m弱ほどだ。

しかし北鎌倉から源氏山に至る道は、短いとはいえ立派な山道である。滑りやすい場所があったり、木の根っこが張り出している場所があったり、階段があったり・・・と案外変化に富んでいる。

舗装された道をジョギングやウォーキングするだけでももちろん体力は付くかもしれないけれども、やはりこうして毎日山道を歩くというのは、非常に有効な登山トレーニングになっているのではないだろうかと考えています。

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金時山


しかしそれだけではやや不十分。
やはり高尾山程度の山でもいいから、最低でも 2週に 1度ぐらいはザックを背負って登山しないと駄目ですね。

      6月27日 蓑毛バス停→ヤビツ峠→大山→阿夫利神社→バス停
      7月 4日 蓑毛バス停→ヤビツ峠→三ノ塔→大倉バス停
      7月11日 蓑毛バス停→蓑毛越→大山→阿夫利神社→バス停
      7月25日 アルパインクルーザー 2000 と共に登った金時山

今年はご覧のように本番( 8月 9日~11日 )前に結構頑張って歩いています。 これが効いたんだろうと思います。

高山病に関して

高山病に関しては人によってかなり差があるようで、強い人なら日本の山ぐらいなら全然へっちゃらだし、弱い人は 3000m以下の標高でももうその症状が出てしまう。

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私は残念ながら弱いタイプだ。

上の写真は 2009年の夏に富士山に登ったときのものだが、標高わずか 2400mの富士宮口にバスで到着したときに、もう薄っすらとその症状が出ていた。

すなわちバスから降りて階段の上にあるレストハウスの方に向かおうとしたときにふらつきを感じたのだ。

常念山脈を歩いたときも、ずっとかすかな頭痛を感じていた。あるいは薄っすらと気持ち悪かったこともある。
同室になった他の人に聞いてみたら、そんな人は一人もいなかった。

ところが何故か 2012年の白馬三山のときと 2013年の双六岳のときは、高山病の症状がまったく出なかった。標高からしたらそんなに変わらないはずなのに・・・。

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わさび平小屋


理由はこれだった。

白馬三山のときも双六岳のときも、麓で前泊している。
このクッションがよかったのだ。

私が住んでいる鎌倉は海のすぐ近く。標高(海抜)はゼロに近い。
0mから 3000mの山に登れば当然標高差が 3000mになってしまう。

ところが双六岳のとき私が前泊したわさび平小屋は標高が 1400m。つまり家との標高差は 1400m。で、双六岳山頂が 2860mだから、これまたわさび平小屋との標高差は 1460m。

ちょうど半分ぐらいのところに前泊したわけですよ。
だから大丈夫だったのだ。

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今年もまった同じだった。
前泊という言い方は当てはまらないが、いきなり標高 3193mの北岳に登ったのではなく、標高 2230mにある白根御池小屋に一泊した。

つまり家との標高差は 2230m。
ぎりぎりセーフだったようで、高山病の症状はほぼ出なかった(ちょっとだけ怪しい感じがあったが)。

私の場合、いきなり 3000m級の山に登らなければ高山病の症状は出ない・・・と、これではっきりと分かったのだった。

カロリーはこれで足りているのか?

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このブログをずっと見てくださっていた人はよくお分りのとおり、私はたったこれしかご飯を食べない。
おかわりは一切しない。

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そてメインの 2日目の昼間に食べたのはこの「うすあわせ」というお菓子とウイダー in ゼリーだけである。

「よくこれだけでカロリーが足りているな」と思ってしまう。
よくこれでシャリバテしないもんですよね。

ちなみにシャリバテというのは、シャリ・・・つまりご飯が足りずにバテることで、登山では最も多いケースとされている。
たとえば朝食を抜いたり空腹で歩き続けたことが原因で低血糖症を起こすとその結果へろへろになって動けなくなってしまうということになっている。

しかし私はそんなことを起こしたことはないんで、あんな少ないおやつ程度の食事の量でもシャリバテにはなっていないってことになる。
多分人並み以上に痩せているということで、無駄なぜい肉や筋肉がないから、燃費がいいってことなんだろうと思う。

ま、謎の一つではありますけれどね・・・。

登山後の私を襲った悲劇

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最終日、バスの時間に間に合わせようと広河原目指して「時をかける少女」ならぬ「山を駆け抜けるおじさん」になった私・・・。

バスの時間には間に合ったものの、この無理な下山が私の体に結構深刻なダメージを与えていた。

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異変は帰りの「あずさ」の中でソーセージを食べたときに発覚した。
左側の歯に違和感を覚えたのだ。

実は異常があったのは歯ではなかった。アゴだった。
いわば「急性顎関節症」にでもなったのか、何か食べるときに左側のアゴに違和感を覚えるようになってしまったのだ。

何とこの症状、「急性」どころか、3週間もの間、ずっと続いていた。
流石に「これは病院に行かないとまずいかな?」と思い始めた頃、やっと収まったのだ。

長い人生の中でも、顎関節症のような症状に襲われたのは、これが初めてです・・・。

これだけじゃなく、帰宅翌日、膀胱炎のような症状にも襲われた。
トイレに行って出しても出してもすっきりしない、あれだ。いわゆる残尿感が抜けないってやつですね。

こちらは過去にも何度かあります。すごく疲れたときになどに。
まあこっちの症状は数日で戻ったものの、これも無理な下山から来たものであることは明らかだった。

そしてもちろん(?)登山中には襲われなかった筋肉痛も、ちゃんと登山翌日から襲われた。
2年前の鹿島槍ヶ岳のときにはまったく襲わなかったのだから、やはりあの無理な下山が祟ったのだ。

このあたり、自分がアラカンのオヤジになったことを、もっとちゃんと自覚しないといけませんね。
それと、「脚が痛むのは下山のとき」ということも、あらためて学習しました。

というわけでいろいろ反省点はあるものの、まずは無事に山行を終えたことを神に感謝しないとね。
来年こそは、もっともっとゆとりのある登山計画を立てよう・・・と心に誓った私です。

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by JunMorosawA | 2016-10-06 17:01 | 北アルプスなど高山 | Comments(4)
Commented by sasunsasun at 2016-10-07 14:44
J-minorさん
こんにちは!
長期に渡るブログ完了お疲れ様でした
ものすご~く堪能させて頂きました!
いやぁ楽しかったです(^O^)/
私もアラカンの仲間ですので今更若い人と
同じようにガンガン山登りというわけには
いかないでしょうが低山ハイクは健康維持
のためにも楽しみにながら続けたいとおもっております。
本格登山はJ-minorさんのブログで気分だけ
おすそ分けしてもらうことに(^-^;
来年はどこに出掛けましょう?
ブログ楽しみにしております(^O^)/

Commented by JunMorosawA at 2016-10-07 16:31
sasunsasunさん、こんにちは。

> 長期に渡るブログ完了お疲れ様でした
> ものすご~く堪能させて頂きました!

ありがとうございます!いつもこの夏山登山のときだけは訪問者数が普段の3倍ぐらいに増えます(笑)。

> 本格登山はJ-minorさんのブログで気分だけ
> おすそ分けしてもらうことに(^-^;

いやあ、低山歩きを続けるうちに、きっと高山に向かいたくなりますよ♪
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2016-10-10 12:05 x
下山後、大変でしたね。
体調を整えるのは大変ですね。山小屋の食事ですが、カロリー
の点で心配ですが、十分足りていると友人たちは言っています。
もっとも、良好な体調で入山するのが基本ですが。無理をしないことが、大切ですね。
我々は夏山基本、早立ちですので時間に余裕のないときは、AM4時30分には小屋をでます。(朝食を弁当に変えて前日に受け取れる事を確認して)
鈍足の我々にはこれが常です。ヘッドライトは夕方より朝方の必需品です。
でも、まあ、無事に帰ってこれて良かったです。良い思い出作りができましたね。
Commented by JunMorosawA at 2016-10-10 16:50
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 体調を整えるのは大変ですね。山小屋の食事ですが、カロリー
> の点で心配ですが、十分足りていると友人たちは言っています。

ただご飯の量が普通の人の半分以下って感じなんで、それが心配なんですよ。
行動食もたいしたものは食べないし。

> 我々は夏山基本、早立ちですので時間に余裕のないときは、AM4時30分には小屋をでます。(朝食を弁当に変えて前日に受け取れる事を確認して)

その方がいいのかもしれませんね。1時間近く余裕があったんで、油断しました。

> ヘッドライトは夕方より朝方の必需品です。

なるほど。そういうものですか。
早立ちもしないし、夜トイレに行かない私は、今まで多分一度も使ったことがないと思います(笑)。


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