2016年 09月 30日
南アルプス・北岳登山記 2016 その41
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この連載を始める前は 20位以下でしたが、ベスト10 にぎりぎり食い込み始めました。最新の順位はこちら です。

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秋は実(み)の季節。ある路地でムラサキシキブの実(み)が垣根を越えてしました。
こういうのもいいですよね。

さて、身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が 2年ぶりに日本アルプスに挑む。

男 「どうしたんだい。電話もせずに急に押しかけるなんて」
女 「何でもないの。ちょっと来ただけ・・・」

そう。今年挑んでいるのは南アルプスの北岳。
今回はガレ沢の急斜面を広河原目指して進みます。





ガレ沢の急斜面

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7時2分(北岳山荘から歩くこと 1時間57分後)、久しぶりに指導標が現れる。
ここまでで丸太の階段の連続攻撃は終了だ。

それはいいとして、指導標に書いてあった時間を見て「え?」と思ってしまった。
広河原まで3時間となっていたんだ。

ってことは広河原到着予定時間は 10時2分ってことになる。
バスの発車時間は 10時間20分なのだから、随分近づいてきてしまった。

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さて、このあたりはヤマケイアルペンガイドによると「八本歯沢源頭」だそうで、一転して「ガレ沢の急斜面」となる。

ガレ沢の急斜面・・・そう、ここから小石混じりのよく滑る道が続くことになるわけです。
私の最も苦手な道といっていい。

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そこで流石にストックを取り出したよ。
ここまで来て、怪我をしたんじゃかなわないからね。

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正面に鳳凰三山が見えていて、素晴らしい。
そんな中、このガレ沢の急斜面に入って、やっと下からの登山客とすれ違うようになった。

まずは 7時12分、若い単独の女性とすれ違った。道を譲ったら、「ありがとうございます」とちゃんと返してくれた。

続いて 7時18分、屈強そうな男性2人。
7時20分、単独男性。
7時22分、単独女性。
7時23分、おっさん。

もうきりないからやめるが、そう。この日は「山の日」という祝日なのだ。だからこれからどんどんと登ってくるだろう。

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最初は枯れていた沢の水が徐々に増えてくる。やっぱ沢の水の音っていいよね。

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7時40分、思わず沢の水で顔を洗う。
確かこのあたりの水はそのまま飲めなかったはずだが、顔を洗うには十分清涼で十分冷たい。

何か、猛暑だった白馬岳のときを思い出したよ。

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登山道は基本沢の左岸につけられている。つまり下山時は沢を右手に見る形だ。
その沢に雪渓が現れた。

そう。最初に北岳を登ろうとしたのは 2年前だが、そのときネットでこの文章に出くわしている。

       少なくとも 7月中は八本歯から二俣までの雪渓を下るのは危険です。
       雪山や残雪期登山に慣れた人でなければ安全に降りられません。

だからこっちを怖がっていたのだが、今年は特に雪が少なかったってことで、雪渓の上を歩く必要はまったくなかった。

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沢沿いでまた花も目立ち出した。

8時1分に何気なく写した花は、BSフジの「絶景・山の時間」で建設会社の社長さんが教えてくれた花、タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)だろう。

タカネビランジ同様初めて出会った花なのだから、もっと真剣に写したかった。

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ところがこのとき異変が起こっていた。タカネグンナイフウロを写したのは 8時1分と書いた。
この予定表を見てほしい。

予定では 7時35分に大樺沢二股に到着するはずだった。
だのに、それを 25分も過ぎているのに、まだ二股に到着していない。

25分も遅れるなんて、ありえない。
明らかにおかしい。

重要な分岐の二股を見落としたのだろうか?
それともこれから二股?

どっちにしてもおかしい。
私は明らかにあわて始めていた・・・。

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by JunMorosawA | 2016-09-30 17:08 | 北アルプスなど高山 | Comments(0)


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