2016年 09月 22日
南アルプス・北岳登山記 2016 その33
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この連載を始める前は 20位以下でしたが、ベスト10 にぎりぎり食い込み始めました。最新の順位はこちら です。

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が 2年ぶりに日本アルプスに挑む。

男 「どうしたんだい。電話もせずに急に押しかけるなんて」
女 「何でもないの。ちょっと来ただけ・・・」

そう。今年挑んでいるのは南アルプスの北岳。
今回は北岳山荘の夜の模様をお届けします。




北岳山荘の夕べ

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ライチョウが山小屋近くのハイマツ帯にいたという話を隣の旦那から聞いたんで、ちょうど4時頃カメラ片手に表に出た。

随分雲が増えてきていて、富士山の側(東側)からはガスが湧き上がっていて何も見えなかった。

明日の朝は晴れてほしいね。

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テント場のそばで「トラバース道 至八本歯のコル」という指導標を確認。
どうやら稜線から北岳の方に戻らずとも直にここから八本歯のコルに行けるようだ。

これは大発見だね。

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テント場から一段高い稜線に出る。
室内が少し蒸していたんで、涼しさが心地よかった。

こうして仙丈ヶ岳の方はまだ展望があった。
ぼおっと座って景色を眺めていたら、若い男性が「夕陽を狙っているんですか?」と気さくに話しかけてきた。

ちなみに彼によると明日の日の出の時間は 5時なんだそうだ。
ってことは、私の食事は 4時半からだから、早めに食べて表に出ないと見そこなうね。

時々思うんだ。朝食の代わりにお弁当にしてもらった方がいいのでは、って。 そうすれば歩いている間にご来光を拝めるでしょう?

ただ山小屋で食べると暖かいみそ汁を飲める。
あれは魅力だからなあ・・・。

アラフィフぐらいの女性からも、突然挨拶された。白根御池小屋で食事のときに一緒だった人かもしれない。
もう少し愛想良くすればよかったかな。

なんでもいいけれども、この夕涼み(?)で少しだけ疲れが飛んだ気がしたよ。

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4時半頃山小屋に戻る。

しばらくすると先に食事を終えたご夫婦が戻ってくる。
「メインのおかずはさばのみそ煮でおいしかったですよ」と教えてくれた。

で、5時20分から食事のところ、5時10分ぐらいに出かけていった。
でもやはり入口で止められてしまい、結局席に通されたのは 5時20分ちょうどだった。

食堂はご覧のように結構綺麗で清潔そうなイメージでしたよ。

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おかずは、なるほどメインはさばのみそ煮。それにポテトサラダとキムチとタクワンの漬物、ひじき煮、そしてオレンジのゼリーがついていた。

さばのみそ煮はちょっとさめてはいたけれども、おいしかった。
例によってご飯は少なめにしたが、お茶とみそ汁はお代わりした。

食べている最中に、食器はセルフで戻してほしいとか、昭和大学医学部の診療所のこととかの話があった。
で、やはり私が一番先に食堂から出ました。

食後に今日もちゃんと歯磨きをした。今回が一番ちゃんと歯磨きしている気がする。
一方便意は相変わらずなかった。こうなると最後のチャンスは明日の朝食後だな。

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5時45分頃、カメラ片手に再び外に出た。
こんな感じで雲は多かったものの、まだ薄っすらと日が差していて、故に寒さを感じなかった。

このままではせっかく持ってきた防寒具(ユニクロのウルトラライトダウンジャケット)を着るチャンスがないかもしれない。

2日目の山小屋での夕食も終え、やっと安心したのか、私はこのとき手帳にこんなことを書いていた。

       「来てよかった」と思う

「今頃そう思ってんのかよ」って感じもするけれどね。

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6時を回って、外にいた人々が何やら騒ぎ始めた。
富士山の側(東側)にブロッケン現象が現れたというのだ。

ブロッケン現象とは「太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象」(ウィキペディアより)であり、ブロッケン山でよく見られるところからこの名がつけられ、「ブロッケンの妖怪」とも呼ばれているそうだ。

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どうだろう?これで分かるかな?屋根の上の方に人影のようなものが見えません?
こちらの人間が映っているのだ。





動画(↑)でもどうぞ。手を振っているところが、かろうじて分かると思います。

そのうち白髪おじさんが現れた。
彼は鹿島槍ヶ岳でもっとはっきりとしたブロッケン現象を見たことがあるという。

そんな彼に、「間ノ岳まで行きましたよ」と話したら、「行かれましたか!」と、自分のことのように喜んでくれた。
彼も明日挑むという。

そのうち緑おじさんも現れた。どうやら 2人はすでに仲良くなっていたらしく、しばらく一緒に立ってブロッケン現象を眺めていた。

こうして地味とはいえブロッケン現象を見たのは初めてである。
これで明日の朝、ご来光と富士山が拝めれば、もう言うことはないね・・・。

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6時半頃部屋に戻った。
もうすでにほどんどの蒲団が敷かれていた。そうなると、誰かの布団を踏まないと通路に出られない。

そんなこともあって、本当はギリギリに行きたかったトイレに、6時50分頃行った(もちろん相変わらず小の方ね)。

隣のご夫婦の旦那の方はもう寝ていた。羨ましい。奥さんに言わすといつもすぐに寝てしまうそうだ。
私もしょうがなく、7時前に横になった。

しかしどうにも枕が合わない。
しょうがなく枕をやめて、何故か何枚もあった毛布を畳んで枕代わりにした。

8時に消灯。本当に真っ暗になります。
3000m級の稜線にある山小屋なのに、暑い。確かこの夜も靴下は脱いだはずだ。

それに、それほど強烈ではなかったものの、やはりイビキ攻撃に悩まされる。
どうやら、また眠れそうにない・・・。

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by JunMorosawA | 2016-09-22 15:30 | 北アルプスなど高山 | Comments(0)


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