2016年 09月 21日
南アルプス・北岳登山記 2016 その32
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この連載を始める前は 20位以下でしたが、ベスト10 にぎりぎり食い込み始めました。最新の順位はこちら です。

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きのうは台風だったのだから仕方ないとしても、毎日雨ばかり降っていますね。
きのうもしょうがなく桜木町に行って映画を観てきたのですが、ランドマークタワーですら、上空がガスっていました。

ちなみに観た映画は「怒り」。こんな天候の日に観るには、あまりにも重たい映画だったなあ・・・。

さて、身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が 2年ぶりに日本アルプスに挑む。

男 「どうしたんだい。電話もせずに急に押しかけるなんて」
女 「何でもないの。ちょっと来ただけ・・・」

そう。今年挑んでいるのは南アルプスの北岳。
間ノ岳から戻ってきて、やっと北岳山荘に到着しました。




北岳山荘

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3時ジャスト、北岳山荘への分岐に到着。

結局この日の行動時間は休憩も含めて9時間25分。日常じゃ考えられないことだ。

流石に疲労を感じていた。
特に間ノ岳への往復がこたえたよ・・・。

ところで・・・手帳には「少しドキドキ」の文字が。
来たか。緊張が!

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ちなみにこの北岳山荘は北岳と中白峰の鞍部、標高 2900mにある山小屋だ。
設計をしたのは、あの有名な建築家黒川紀章さん。そういえば、極端に斜めになっている大きな屋根は特徴的だ。

あと、各部屋から富士山が見えるようになっているとネットで知った。
確かにすべての窓が富士山のある南東側を向いています。

収容人員は 150人で、夏山シーズン中は昭和大学医学部の診療所が開設されている(実際今回もやっていました)。

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到着からわずか 3分後、私は北岳山荘のドアを開けた。
これはいつものパターンよりかなり早い(笑)。

ところがいきなり飛びこんできたのがこの文字。

ウソ!明日は、今年から始まった「山の日」で混むことは理解できる。
でもきょうは平日じゃないか。それでも駄目なんだ。

しかし今更しょうがない。地獄を味わう決意をするしかない。

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受付はこんな感じ。典型的な山小屋の受付といった感じがする。

受付にいたのは白根御池小屋と違って若いおにいさんだった。
1人はマスクをかぶったおにいさんで、もう1人はメガネにいさんだった。

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ここも白根御池小屋と同じく、記入用紙に住所・氏名・年齢・登山コースなどを詳しく書く仕組みになっていた。

料金は 1泊2食付きで 8,700円。8,300円だった白根御池小屋よりも 400円だけ高いことになる。
これは高度の差かねえ。こっちの方が荷揚げに時間がかかるだろうから。

簡単に山小屋の案内が描かれた紙きれと、夕食券、朝食券が手渡される。
私の部屋は 2階の「間ノ岳」という部屋で、ニ-3 が指定されていた。

夕食は 2回目の 5時20分からだったが、朝食は 1回目の 4時半からだった。
4時半!ちょい早過ぎるけれども、これで 5時には十分出発できるな。

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早速 2階の寝床に向かう。

新築だった白根御池小屋と違ってこちらは老朽化が進んでいる印象があった。
南アルプスNET によると、築 30年以上が経過しているという。

一時雨漏りがひどく、風雨が激しい時には部屋の 4分の1 程度が水浸しになってしまっていたというから相当なものだ。
2010年の夏に大規模改修が行われ、トイレも環境配慮型トイレになったというが、建物自体のボロさは変わっていないってところか。

ご覧の「間ノ岳」は大部屋で、2階の一番奥にあった。
一応大雑把に 3つか 4つのブロックに分けられていて、各ブロックに 10個ほど布団が置かれていた。
そういう大部屋の雰囲気も昔の山小屋風だし、白根御池小屋と違って暗いイメージがあった。

ちょっと驚いたことに、男女一緒だった。まあ大部屋だからだろう。
そして部屋の中は少しむっとしていて、暑い印象があったな。

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私の寝床のニ-3は奥から 3番目だった。幸い今のところ、1つの布団に 1人状態だった。
よかったね。

一番奥にいたのは 40代ぐらいの、共に少しだけふっくらとしたご夫婦だった。
その旦那の方が気さくに話しかけてきてくれた。
栃木から車で来たんだそうだ。私と同じでこうして高山に来れるのは年一度ってことだった。

とにかく隣がいい人でほっとした。

やはり間ノ岳までの往復がこたえたようで、結構くたびれていた。
首凝りも結構強く感じていた。

ただ嘔吐感の方は特に感じてなくて、レモン粒をなめる必要性は感じなかった。

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旦那に水場を教わり、入れにいった。
水場は玄関の外と、1階の洗面所がそれだった。

洗面所の近くにはトイレがあった。
男女一緒で、手前に男性用の小の便器があるから、ちょい恥ずかしい。
それに白根御池小屋と違って、トイレは多少臭かった。

戻ってきてからまたご夫婦と話をした。
奥さんもいい人だったよ。

2人も前日は白根御池小屋だったという。白根御池小屋の設備のよさには 2人も驚いていた。「間違いなく南アルプスで一番ですね」と話しあった。

旦那は足の調子がイマイチで、白根御池小屋からここまで 7時間かかったという。私が 5時間17分だから、確かに結構かかっているね。

特に北岳からの下りがまいったとか。
だいたい脚に負担が来るのは下りだからね。

そういえば私の方、くったくたにはなっていたものの、脚もヒザは何でもなかった。

そして、やや違和感を覚えた左くるぶしの方も特に問題なさそうだった。
モンベル・アルパインクルーザー 2000、たいしたもんじゃないか!

さて、この日の夜、ちょっとした奇跡があった。
それはまた、次回に・・・。

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by JunMorosawA | 2016-09-21 18:41 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2016-09-22 15:33 x
布団1組に2人でしたか。我々は1人でしたので快適でした。
最高は涸沢の廊下・通路というか「その辺に」と言われました。
金峰小屋は3人で縦に交互に・・でしたが。
布団なしと言われた小屋もありましたが、いい思い出です。
混雑するとトラブルの原因になりますので、避けるべきですが、そううまくは行きませんね。

今年は雨・台風でストレス満タンです。
Commented by JunMorosawA at 2016-09-22 19:52
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 布団1組に2人でしたか。我々は1人でしたので快適でした。

そう書いてあったのですが、幸い布団1枚に1人で済みました。
翌日は「山の日」だったんで、多分布団1枚に2人だったと思います。

> 最高は涸沢の廊下・通路というか「その辺に」と言われました。
> 金峰小屋は3人で縦に交互に・・でしたが。
> 布団なしと言われた小屋もありましたが、いい思い出です。

そんなこともあったんですか!幸い私はまだ未経験です(笑)。

> 今年は雨・台風でストレス満タンです。

まだ何処にも行かれないのですね。
まあ私も去年はパスでしたから、我慢してください(笑)。


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