2016年 09月 08日
南アルプス・北岳登山記 2016 その19
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この連載を始める前は 20位以下でしたが、ベスト10 にぎりぎり食い込み始めました。最新の順位はこちら です。

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が 2年ぶりに日本アルプスに挑む。

男 「どうしたんだい。電話もせずに急に押しかけるなんて」
女 「何でもないの。ちょっと来ただけ・・・」

そう。今年挑むのは南アルプスの北岳です。
白根御池小屋の夜を迎えています。




白根御池小屋の夜

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カメラ片手に外に出てみた。2時40分頃のことだ。

外に出てちらりと頭の重さを感じた。ひょっとして軽い高山病?
白根御池小屋の標高は 2200mほどのはずだが、私の場合 2500mを超えたら出てもおかしくないからね。

あるいは単なる疲れだったのかもしれない。
そう。3時間程度の登山だったのに、このときちょっとバテている感じがあったんだ。

それにこのとき手帳に気になることを書いている。

       まだテンション、上がり切らないね
       明日は間ノ岳まで行けなくてもいいや

う~ん。ここまで来ても駄目か。
これは 2013年の双六岳登山のときの、初日のわさび平小屋のときに近い状態に近い気がする。あのときも乗りがなかったっけ。

まだ本格的な登山が始まっていないのだから、これはしょうがないのか・・・。

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白根御池の方に進み、更に少しだけ明日使う予定の草すべりの方に上がってみた。

するとびっくり。基本的には曇りだったのだが、東の空には案外青空が広がっていて、その下に鳳凰三山がほぼくっきりと見えていた。

鳳凰三山とは山梨県北西部、赤石山脈北部の山群で、標高 2740mの地蔵ヶ岳、2841mの観音ヶ岳、2765mの薬師ヶ岳の総称だ。

密教信者によって開山された山で、その歴史は奈良時代から平安初期まで遡ると言われている。鎌倉時代や明治時代などにも信仰登山で盛んに登られたという。

ただ、「何となくあのへんが鳳凰三山なんだろうな」とは分かるものの、例えば地蔵岳のシンボルのオベリスクがどれなのか、イマイチこのときの私には分からないでいた。

とはいえ、正直白根御池小屋からこんな展望があるとは思っていなかったんで、いささか驚いた。

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あれ?そういえば、ここからも北岳山頂が見えるんじゃなかったっけ?
この後方に控えているのがそうだったのかなあ・・・。

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4時半の夕食の時間になり、順に名前を呼ばれ始める。
今日は山小屋に入った時間が早かったせいか、私もわりとすぐに呼ばれた。

にしても、食事のときに名前を呼ぶ山小屋は珍しいと思います。

料理は、何か肉料理っぽいものと、千切りキャベツにポテトサラダ、お浸しっぽいの、あと惣菜 2つほどとピーチのゼリーがついていた。
更に肉じゃがが別にあったような気もする。

おつゆはみそ汁じゃなくてお吸い物風のだったのが、個人的にはちょっと残念だった。

にしても、たいした食欲のない私はこんな地味そうな料理でもやっと食べたって感じ。
ただお茶だけはおかわりしたよ。

席は 6人テーブルだったはずだけれども、僕の記憶にあるのは、目の前にいたアラフォーぐらいの単独の女性と、70ぐらいのおばちゃん 2人組。

アラフォー女性は高い山は雲取山ぐらいしか経験がないってことで、きょうもここまでで結構大変だったと言っていた。
だから草すべりが登れるか心配していた。

彼女は草すべりを通って北岳に登り、明日またこの山小屋に泊まると話していた。

一方私も、八本歯のコルから下山するのは怖いかどうかおばちゃん 2人組に尋ねてみた。
3日目の予定をどうするか、この 3つからまだ決められずにいたからだ。

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するとおばちゃん 2人組は、八本歯のコルはそんなに怖くないと話していた。

う~ん。だったらやっぱり一番上の「最短コース」にするかなあ・・・。
1台前のバスで帰れるのは魅力だ。

部屋であまり会話ができなかった分、このときの会話は楽しかったです。

例によって 4時47分頃、多分一番早く私が食堂を出た。
かわいい山小屋のおねえさんたちに、しっかりと「ごちそうさまでした」と言えたのが嬉しかった。

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いち早く食事を終えた私は、まだガラガラの洗面所で歯磨きをした。

そして綺麗なトイレで用を足す。
といっても小。大は出ない。

「また始まったか!」って感じ。私は山旅に来ると便秘気味になってしまうのだ。普段とは逆に。

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6時過ぎ頃だったかなあ、再び外へ。
ご覧のようにますます雲が増えている感じだった。明日はすっきりと晴れてほしい。

でもこのときが一番穏やかな気分だった。何だかんだ、30分近く外にいたんだからね。

にしても、もう 6時を回っているのに、まだ私は防寒着を羽織ってなかった。
そりゃ白根御池小屋の標高は 2200mほどとはいえ、思っていた以上に暖かいことに驚いた。これが北アルプスとの差?

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談話室で「夏子の酒」なんていう漫画を読んだりしたんだけれども、あまり集中できずに、もう一度小をして、7時頃部屋に戻ってきた。

手前のお兄さんは、粗い鼻息程度の軽いいびきをかいて、もう寝ていた。羨ましい。
私も 7時15分頃寝にかかった。

しかし何だか知らんが、部屋の中はちょっとむっとするほど暑かった。
しょうがなく靴下を脱いだほどだ。

そして 8時に消灯。
はたして眠れるかな?

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by JunMorosawA | 2016-09-08 18:07 | 北アルプスなど高山 | Comments(4)
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2016-09-08 20:55 x
思い出しました。そう箱膳でしたね。
まだ、綺麗な小屋のままですね。この先の肩の小屋と比べて
みて、かなりの違いがあった記憶が蘇りました。
テン泊の人たちも楽しそうですね。
Commented by JunMorosawA at 2016-09-08 20:59
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 思い出しました。そう箱膳でしたね。

おお。お膳も同じでしたか。

> まだ、綺麗な小屋のままですね。この先の肩の小屋と比べて
> みて、かなりの違いがあった記憶が蘇りました。

山ばかさんは肩の小屋に泊まったのですね。私は北岳山荘でした。

> テン泊の人たちも楽しそうですね。

ですね。以前から憧れはあるんですけれどね・・・。
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2016-09-09 15:56 x
白根御池小屋に泊まる前に肩の小屋に泊まりました。
間ノ岳~農鳥岳~奈良田のコースのときに北岳山荘に泊まりましたよ。
北岳山荘の夜明けに富士が窓から見えたのが印象的でした。
Commented by JunMorosawA at 2016-09-09 17:04
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 白根御池小屋に泊まる前に肩の小屋に泊まりました。

肩の小屋が最初で次が白根御池小屋でしたか。
じゃあ違いに驚いたでしょうね。

> 間ノ岳~農鳥岳~奈良田のコースのときに北岳山荘に泊まりましたよ。
> 北岳山荘の夜明けに富士が窓から見えたのが印象的でした。

つまり2度は行っているんだ。
いいなあ・・・。


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