2016年 08月 29日
南アルプス・北岳登山記 2016 その9
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この連載を始める前は 20位以下でしたが、ベスト10 にぎりぎり食い込み始めました。最新の順位はこちら です。

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が 2年ぶりに日本アルプスに挑む。

男 「どうしたんだい。電話もせずに急に押しかけるなんて」
女 「何でもないの。ちょっと来ただけ・・・」

そう。今年挑むのは南アルプスの北岳です。
連載9回目にして、やっと「あずさ」に乗ります(笑)。




あずさで甲府を目指す

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あずさは下り中央線と同じホームだから、4番線ホームに下りていく。
空を見上げるとまだ雲が多かった。まるで私の心を映し出しているかのようだ。

私が乗るのはスーパーあずさ1号の 2号車だ。2号車の乗り場はものすごく後ろの方だった。

並び始めたのが 7時16分頃。あずさの発車時間は 7時29分なのだから、かなり早い。
並んでいる間に下り中央線が 2本やってきた。電車が停まると、ドアから乗客がどどどと吐き出され、近くにある階段に向かっていった。

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発車予定時間の 7時29分になってやっとスーパーあずさ1号がホームに滑り込んできた。いつもあずさはぎりぎりに来る。

私の席は 6番の D席。左側の窓側の席だ。
通路側にいたのは若い男性だった。「すいません」と声をかけても、脚を少し折るだけでどいてくれず、重たいザックを持っていた私は窓側に移るのに苦労した。

嫌な奴だ。

7時30分、スーパーあずさ1号が八王子駅を離れる。

あらためて書いておけば、あずさは JR東日本が主に新宿駅~松本駅間を中央本線・篠ノ井線経由で運行する特急列車だ。
あずさという名前は松本市の近くを流れる「梓川」(千曲川の支流)にちなんでいる。

また、あずさとスーパーあずさの違いは、運用される車両が異なることと、後者では停車駅を少なくし速達性を高めた運行形態となっていることだ(ちなみに今回はスーパーあずさの方です)。

まあ私の世代であずさといえば、何といっても兄弟デュオの狩人(かりうど)が歌った「あずさ2号」を思い出さずにはいられない。1977年の曲だというから、もう 39年も昔の歌だ。

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あずさに乗れば少しは旅情も湧いてくると思ったのに、そうでもなかった。むしろまだ緊張しているような感じがあった。

そこで今日の登山ルートの内容をプリントしたやつをザックから取りだして見てみた。
するとやっと少しだけ「その気」になってきた。

車窓から外を覗くと、青空も増えてきた。
特に相模湖駅を通過したあたりから、やっとはっきりと日差しを感じ始めた。

ちょっとはよい雰囲気です。
一方でまた薄っすらとした不安感のようなものも消えてなかった。まだ「現実側の世界」にいたってことかもしれない。

7時57分、大月駅に到着。
このあたりで私は手帳に「退屈はないが旅情もない」と書いている。

困ったもんだが、あずさに乗るのもこれで 5回目。多少新鮮さが薄れていてもしょうがないか。

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8時12分頃、忽然と外の景色が一変する!
それまで近くまで迫っていた山が消えて目の前に平地が広がり出したのだ。

あとで調べてそれが甲府盆地であることが分かった。駅名で言うと勝沼ぶどう郷(かつぬまぶどうきょう)駅あたりから地形がそうなるんだ。

そしてこのとき左側の車窓から見えていた、遠くに霞んでいた山並みこそが、どうやら南アルプスらしかった。
今から思うと感動的な瞬間だったんだなあ・・・。

8時22分、石和温泉(いさわおんせん)駅に到着。甲府駅も近い。

甲府駅に到着

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8時28分、スーパーあずさ1号がとうとう甲府駅に到着。

このとき私は手帳に「眠いけれど、多分大丈夫だろう」と書いている。
広河原までの 2時間に及ぶ長いバスの旅のことですね。

何しろ決行わずか 1日前、私は横浜の無印良品の店内で激しい嘔吐感に襲われていた。ゲボゲボと咳き込むほどの激しい奴に。

だのにこの日は、何度か軽い嘔吐感には襲われていたものの、前日まで頼りっきりだったロッテの小夏(レモン粒)をまだ 1つも舐めてなかった。

つまり、少なくとも前日の状態よりは多少はいいってことだ。

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さて、甲府駅(こうふえき)は、山梨県甲府市丸の内一丁目にある、JR東日本の駅だ。
甲府駅には中央本線と、この駅を終点とする身延線の 2路線が乗り入れている。

中央本線はこの駅を含む塩尻以東の区間は JR東日本が管轄しているのに対し、身延線は全線に渡って JR東海の管轄だそうだ。
つまりこの駅は JR東日本と JR東海の境界駅となっているわけですね。

またご覧のセレオ(CELEO)甲府という駅ビルの 2階に甲府駅の改札口がある形になっている。
1日平均の乗車人員は 1万5千人ってことで、鎌倉駅の 2万3千人に比べれば少ない。

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というわけであずさから降りて甲府駅の改札に向かう。

私の目の前に、テント泊装備の単独の女性がいた。彼女も北岳に向かうのだろうか。

流石に多少胸が高まってきたぞ!

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by JunMorosawA | 2016-08-29 18:01 | 北アルプスなど高山 | Comments(0)


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