2014年 09月 27日
鹿島槍ヶ岳登山記 2014 高山植物について
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

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身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

というわけで、39回に渡ってお送りした「鹿島槍ヶ岳登山記 2014」も無事終了しました。
今回はこぼれ話として高山植物について書いてみたいと思います。




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さて、つい最近まで私は LUMIX DMC-G6 というカメラ(写真向かって右側)に LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 というレンズを着けて山に持っていっていたのだけれども、これがどうにも馴染めなかった。

レンズの方は換算 28-280mm で 1本で全て済んでしまって一見よさそうなのだが、このレンズ、まるで寄れないのだ。つまり花などのマクロ撮影ができない。
一方望遠側も 300mm 弱では野鳥などの撮影には全く不向きだ。

そこで思い切って今回 DMC-FZ1000(写真向かって左側) に買い換えたってわけです。

ご覧のように一回り大きくなってしまったし、重量も 200g増えてしまった。
しかし DMC-FZ1000 のレンズは 25-400mm と広角側も望遠側も問題なし。もちろんマクロ機能もある。

そして動画はハイビジョンどころか、今話題の 4K動画ですら録れる。まさに現時点では最強に近いくらいのネオ一眼カメラです。

というわけで今回の山行の写真は動画も静止画も全て DMC-FZ1000 で撮影しました。

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「高山植物ハンディ図鑑」


一方高山植物のハンディ図鑑の方はずっと「高山植物ハンディ図鑑 ・ 小学館101ビジュアル新書」を使っています。
その名の通りハンディだし、大抵の高山植物が載っているため、とても重宝しています。

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ヒゴスミレ


さて、本編にも書いたとおり、私はこれでも高尾山などの低山で数多くのスミレと出会っている。

アオイスミレ、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、オトメスミレ、マルバスミレ、ヒナスミレ、ニオイタチツボスミレ、エイザンスミレ、オカスミレ、アカネスミレ、コスミレ、ヒカゲスミレ、タカオスミレ、アケボノスミレ、フモトスミレ、ノジスミレ、ヒゴスミレ

しかし黄色いスミレだけは一度も出会ったことがなかった。

そしてそれは北アルプスなどの高山を歩くようになってからも一緒で、色々な高山植物に出会いながらも、黄色いスミレにだけは一度も出会ったことがなかった。

だから私にとって黄色いスミレは長い間「幻のスミレ」だった。

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これが柏木新道のアザミ沢で遭遇した黄色いスミレです。

私は最初、「最も一般的な黄色いスミレ」だと勝手に思っていたキバナノコマノツメかと思っていた。
しかしキバナノコマノツメの葉っぱはもっとまん丸に近いからまるで違う。

ネットで調べたところ、オオバキスミレ(大葉黄菫)が近い気がした。「側弁の内側にも突起毛がある」という条件にも合っているし。

後日花に詳しい方からオオバキスミレで間違いないというお墨付きをいただきました。
ちなみに雪国にはこのオオバキスミレはどこの低山でも雑草のごとく咲いているそうです。

あらま。私にとっては幻のスミレが雑草のごとく咲いているとは!

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一方稜線上で何度か出会ったのがこちら。
こっちこそ明らかに葉っぱが丸い!それこそキバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)だ。

今まで一度も出会えなかった黄色いスミレに 2種類も出会えるなんて、幸せだ!
もうこれだけでも今回の山行の意義があった・・・って感じすらします(だって北アルプスに 4回来て、今年が初めての出会いですからねえ)。

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今回出かけた鹿島槍ヶ岳周辺には 2年前に出かけた白馬岳の大出原(おいでっぱら)のような巨大なお花畑があるわけではないのだが、それでも今年は 8月4日~6日という花のピークの時期に訪れたために、本当に多くの高山植物と出会えることができた。

そのほとんどは本編に書いたけれども、一部漏れたものを紹介してみよう。

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まずは冷池山荘の近くに生えていた、これ。結構大きな株です。

多分スイカズラ属のオオヒョウタンボクだと思います。

オオヒョウタンボク(大瓢箪木)は主に亜高山~高山帯の林縁などに生える落葉低木。ヒョウタンボクという名は、果実の形から来ているらしい。

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私の持っている「高山植物ハンディ図鑑」には「花は純白で、2人の妖精が舞うように見える」とある。
なるほど、そんな感じだ。ただ写真がイマイチで申し訳ない。

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今回出会ったほとんどの高山植物は「高山植物ハンディ図鑑」に載っていたけれども、これだけは分からなかったなあ。
誰か知っていらっしゃる方、いますか?

って、「珍しい花だ」と思ったのならもっと写しておけばいいものを、これ 1枚しかないのは問題ですなあ・・・。


追記:

後日 わくわく日記 のえむりさんにシナノナデシコではないかと教えていただきました。
通常は高山に生える花ではないそうですが、何かに種がついてたまたま運ばれたのではないかということでした。

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というわけで、天候にこそイマイチ恵まれなかったけれども、沢山の高山植物と出会えたよい山行だった。

今から来年の夏が待ち遠しいです・・・。


(追記)

御嶽山が噴火 したそうですね。登ったことのある山だけに驚きです。

       木曽の御嶽山登山記 その1


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by JunMorosawA | 2014-09-27 17:15 | 北アルプスなど高山 | Comments(11)
Commented by アルペジロー at 2014-09-28 10:46 x
> 御嶽山が噴火 したそうですね。登ったことのある山だけに驚きです。

大変なことになっていますね。
自然はいつ牙を剥くかわかりませんので、MorosawAさんもお気をつけください。

Commented by JunMorosawA at 2014-09-28 17:52
アルペジローさん、こんにちは。

> > 御嶽山が噴火 したそうですね。登ったことのある山だけに驚きです。

> 大変なことになっていますね。

こんな大災害になるとは思ってもみませんでしたよ。
今高山は紅葉のシーズンですから、登山者が多かったんでしょうね。

> 自然はいつ牙を剥くかわかりませんので、MorosawAさんもお気をつけください。

ありがとうございます。
Commented by くうねる at 2014-09-29 21:26 x
MorosawAさん、こんばんわ。本編も終わり、少し寂しい時に、おまけも楽しめますね^^このカメラも優秀だけど撮る方もうまいし楽しめました。感度はどのくらいで撮りますか?マクロは何ミリぐらいですか?
よかったら教えてください。
Commented by JunMorosawA at 2014-09-30 07:12
くうねるさん、お久しぶりです。

> 本編も終わり、少し寂しい時に、おまけも楽しめますね^^

もう今度こそおしまいです(笑)。

> このカメラも優秀だけど撮る方もうまいし楽しめました。感度はどのくらいで撮りますか?

感度はオートにしています。
野外なら最低感度の125になっていることが多いですが、食堂の食事の写真などは1600まで上がっていますね。

> マクロは何ミリぐらいですか?

小さい花の場合は、どうしてもぐっと寄って撮ることになりますが、私のカメラ( DMC-FZ1000 )の場合、マクロで一番寄れるのはワイド端なので 換算25mm ですね。そこから2倍ぐらいまではデジタルズームさせています。

本当は一眼レフカメラに50mm~100mmぐらいのマクロレンズをつけて撮影した方がいいんですけれど、山歩いているときにレンズ交換って面倒なもので、今年は DMC-FZ1000 のみで撮影しました♪
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2014-09-30 18:17 x
柏原新道の秋の色付きは最高ですが、紅葉は何処がいいか計画中です。
御嶽山の一件で皆さんも少し行先を考えているかも・・・
花から紅葉に移ってくる季節になりましたね。
Commented by JunMorosawA at 2014-09-30 18:30
山ばか夫婦さん、こんにちは。

> 柏原新道の秋の色付きは最高ですが、紅葉は何処がいいか計画中です。

いいなあ。秋にも高山に登られるのですか。私は低山で我慢するしかなさそうです。

> 御嶽山の一件で皆さんも少し行先を考えているかも・・・

4年前に登った山だけに、ちょっとショックですね。もう当分登れない山になってしまうのでしょうか。

> 花から紅葉に移ってくる季節になりましたね。

おっしゃるとおりですね。季節的には一番いい季節になりますね。
Commented by くうねる at 2014-09-30 21:26 x
MorosawAさん、こんばんわ~♪^^ご丁寧に説明ありがと~ございました。
Commented by えむり at 2014-10-02 11:51 x
こんにちは。
鹿島槍ヶ岳登山記、楽しませていただきました。
私も黄色のスミレに初めて会った時は、嬉しかったです。
オオバキスミレには、尾瀬で初めて会いました。
薄紫色の花、見たことがないです。
何科の花なのか、見当がつきません。
手持ちの本も調べてみましたが、分かりませんでした。
気になりますね。
Commented by JunMorosawA at 2014-10-02 18:28
えむりさん、こんにちは。

> 鹿島槍ヶ岳登山記、楽しませていただきました。

ありがとうございました。

> 私も黄色のスミレに初めて会った時は、嬉しかったです。

ですよねえ。私も本当に感激しました。「やった!」って感じでしたよ。

> 薄紫色の花、見たことがないです。
> 何科の花なのか、見当がつきません。
> 手持ちの本も調べてみましたが、分かりませんでした。

ええ?えむりさんでも知らない花なのですか?
だったらもう一生出会えないかも。

もっとちゃんと写しておけばよかった・・・。

ちなみに布引岳から鹿島槍ヶ岳に向かう途中の稜線上に咲いていました。
Commented by えむり at 2014-10-02 21:15 x
こんばんは。
薄紫色の花ですが、「シナノナデシコ」では、ないでしょうか。
通常は高山に生える花ではないそうですが、何かに種がついてたまたま運ばれたと考えられるそうです。
「鹿島槍ヶ岳」と「シナノナデシコ」で検索すると出てきますので確認して下さい。
山バカ夫婦さんのブログの「荒川三山~赤石岳の花々」にも載っていましたが、写真では、ピンク色に見えますが、カメラによって違った色に見えることがありますね。
Commented by JunMorosawA at 2014-10-03 07:35
えむりさん、こんにちは。

調べてみましたが、どうやらシナノナデシコで間違いないようですね!
結構群生していることもあるんですね。驚きです。

ありがとうございました。ブログにも追記として書いておきました。


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