2014年 09月 26日
鹿島槍ヶ岳登山記 2014 こぼれ話
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

ブログ村の登山・カテゴリーに参加しています。何とかベスト10の下位に食いこんでいます。 最新の順位はこちら です。応援よろしくお願いします。

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

というわけで、39回に渡ってお送りした「鹿島槍ヶ岳登山記 2014」も前回無事終了しました。
今回はこぼれ話を書いてみたいと思います。




筋肉痛について

c0196928_1814585.jpg

というわけで、39回に渡ってお送りした「鹿島槍ヶ岳登山記 2014」も前回無事終了しました。

ご覧のように今回は曇りがちでガスも多くてぱっとしない天候でした。
でも久しぶりに大自然に接することができ、体調もまずまずで充実した山行をすることができました。

さてさて、3年前の常念山脈のときも 2年前の白馬三山のときも、結構しんどい登山だったのにもかかわらず、私は登山後に一切筋肉痛に襲われなかった。翌日も、翌々日も、まったくなんでもなかった。

c0196928_181559.jpg

ところが去年の双六岳のときはというと、わずか 1日で山を下りてきてしまったのにもかかわらず、翌日結構激しい筋肉痛に襲われた。

何故?

c0196928_1821940.jpg

私はこれでもこの頼朝像の立つ源氏山まで毎朝ウォーキングをしている。
源氏山自体は管理された公園だし標高も 100m弱ほどだ。

しかし北鎌倉から源氏山に至る道は、短いとはいえ立派な山道である。滑りやすい場所があったり、木の根っこが張り出している場所があったり、階段があったり・・・と案外変化に富んでいる。
舗装された道をジョギングやウォーキングするだけでももちろん体力は付くかもしれないけれども、やはりこうして毎日山道を歩くというのは、非常に有効な登山訓練になるのではないだろうか・・・と考えている。

しかしそれでも去年は登山後に筋肉痛に陥った。
何故か。

じつは去年は双六岳登山の前は 2ヶ月ほど山歩きをしてない。「今週こそ北アルプスに行く」と毎週のように思っていたのが延びたせいだ。

やはり高尾山程度の山でもいいから、最低でも 2週に 1度ぐらいはザックを背負って登山しないと駄目なようなのだ。

c0196928_189936.jpg
三ノ塔からのパノラマ写真


実際今年は 2週間前に、大倉バス停→三ノ塔→ヤビツ峠→蓑毛と歩いている。
そしてそのせいだろう、登山後に筋肉痛に襲われることは一切なかった。

体は本当、正直ですね。

何故人は旅に出るのか。何故私は山に登るのか

c0196928_1833313.jpg

小心者の私は、山を歩いていて、このように山小屋が近づいてくるたびに、ほっとするよりも前に不安を覚え始める。一人で宿に入っていくことに抵抗があるからだ。

それに山小屋に入ったあとだって、山小屋は温泉宿やホテルのようには快適ではない。
食事も地味だし、それこそ温泉にも風呂にも(普通)入れないし、雑魚寝のような寝方を強いられて隣の親父の足がこっちに襲ってくることもある。

でもこういうことに関して、旅の達人たちが面白ことを述べている。
例えばアジアの貧乏旅行などで有名な下川裕治さんが「5万4千円でアジア大横断」の中でこう書いている。

国境というポイントは、さまざまなトラブルがついてまわるのだ。なかなかビザがとれずに強行突破することもあれば、いわれなきいいがかりをつけられることもある。国境に向かうときは、常にそんな不安に苛まれているのだ。

だから風景が目に染みる。旅の記憶というものは、不安があってこそ脳細胞に刻み込まれていくものだと、旅の日々が長くなるほど思い知らされるのだ。

不安あってこそ風景が目に染みる・・・分かるような気がする。
また作家の村上春樹さんは「辺境・近境」の中でこんなことを述べている。

延々とつづくアンチクライマックス、予想はずれ、見込み違いの数々。シャワーの生ぬるい湯、軋むベッド、絶対に軋まない死後硬直ベッド、どこからともなく次々に湧きだしてくる飢えた蚊、水の流れないトイレ、水の止まらないトイレ、不快なウエイトレス、日を重ねるごとにうずたかく積もっていく疲労感、そして次々に紛失していく持ち物。それが旅行なのだ。

これも分かる。

先日テレビ東京で「にっぽん!いい旅SP・秋を先取り!人気の立山・黒部 絶対行くべきスポット全制覇!」という 2時間スペシャルをやっていた。
立山・黒部の絶景を、自宅に居ながらにして楽しむことができた。

でも本当の感動はテレビじゃ絶対に味わえない。
実際に旅に出て、不安や不便を感じつつ絶景に接するからこそ感動するのだ。

そして同じ旅でも、パックツアーに参加して、快適なホテルに泊まり、有名観光地を回るだけの旅より、不安や不便を感じながらも独りで山旅をした方が、より感動が強まる気がする。

そういった意味では、今回の山旅は、特に大きなトラブルもなく、少し旅としては物足りないものだったのかもしれないけれど・・・。

とにかく旅に出よう

c0196928_184646.jpg

本番まであとわずか 3日に迫った 8月1日の夕方、私は横浜のリーフみなとみらいのモンベルに出かけた。
正直、このときの私は、一々決心をしないと横浜に行くのですら面倒に感じていた。

c0196928_1841632.jpg

そんな私がモンベルの店先どころか、鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳の山頂に無事立つことができた・・・。


この旅に備えて買った「行かずに死ねるか!(世界9万5000km自転車ひとり旅)」の中にこんな一文がある。

       あれこれ考えてもしかたがないのだ
       とにかく動くことだ。動きだせば、自然に力がわいてくる

そう。そういうものなんだ。
とにかく動く。動きだせば、自然に力がわいてくる。

というわけで、青年よ・・・いや、中高年よ。とにかく旅に出よう!

↓ 登山や自然に興味のある方、このブログを気に入っていただけた方は、こちらをクリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

by JunMorosawA | 2014-09-26 18:09 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by ぁぉ at 2014-09-27 00:36 x
今回も面白かったです。
毎日リアルタイムに全部読みました。
ここで一つ、とんでもない提案をします。
このブログをいつもリアルタイムで読ませてもらっているいわばファンからの戯れごとだと思って聞き流してください。


『来年はテント泊はどうですか?』

気をわるくしたら申し訳ないですが、この面白いブログでもしテント泊ならもっと面白くなるのではないかと思いました。

ではまた。


Commented by JunMorosawA at 2014-09-27 07:21
ぁぉ さん、こんにちは。

> 今回も面白かったです。
> 毎日リアルタイムに全部読みました。

ありがとうございます!

> 『来年はテント泊はどうですか?』
> 気をわるくしたら申し訳ないですが、この面白いブログでもしテント泊ならもっと面白くなるのではないかと思いました。

「ゆら~りキャンプと日々のこと」とか「おさるのもおすけ日記」もテント泊なので、テント泊には以前から憧れがあります。
「山と渓谷」のテント特集号も持っていますよ。

ただ問題は、この非力な私が、テント装備+食料を背負って歩けるかどうかでして(笑)。多分今なんかカメラ含めても10kgぐらいだと思うんですよねえ。

でもいつかテントかついで縦走・・・してみたいなあ・・・。


<< 鹿島槍ヶ岳登山記 2014 高...      鹿島槍ヶ岳登山記 2014 その39 >>