2014年 09月 17日
鹿島槍ヶ岳登山記 2014 その31
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

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身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

無事鹿島槍ヶ岳登頂を果たした私は、今宵の宿、冷池山荘に向かう。




冷池山荘

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無事鹿島槍ヶ岳登頂を果たした私は、今宵の宿、冷池山荘に向かって稜線を歩いていた。

このとき私の体に一大変化が。
この旅初めての嘔吐感に襲われ始めたのだ。

え?ここで来るかい。
種池山荘のときには何でもなかったのに、いったい何故?

行きに山小屋の前を通過したときに、不思議と種池山荘より冷たい印象を感じてしまった。アットホームな雰囲気が感じられなかった。
そのせいだろうか・・・。

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仕方なく、この旅初めて、嘔吐止めの薬として持参していた塩レモンキャンディを舐めた。

ますます冷池山荘が近づいてくる。やれやれ。無事に入れるのだろうか・・・。

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2時25分、冷池山荘に到着。当初の予定より随分遅れてしまったが、それでも時間的には早い。

冷池山荘(つめたいけさんそう)は鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の鞍部にある山小屋で、標高は 2410m。収容人数は 250名ってことで、意外にも種池山荘より大きい。
名前の付け方からしても経営者が同じであることがうかがえる。

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その冷池山荘に入っていく。受付にいたのは若い女性だった。
「ご宿泊 1名様です」みたいなことを私が言ったら、笑ってくれた。それで救われたかな?嘔吐感はいつの間にか収まっていた。

さて、名前からして種池山荘と同じ経営者だろうからこちらもモンベルカードが使えるはずだと思って尋ねたのだが、意外にも 500円引にはならなかった。

一方、今回夕食は 6時だったものの朝食は 5時を取れた。これは嬉しい。下山時にゆとりが生まれるから。

種池山荘と同じように、自分の靴はロビーにある靴箱にダンボール紙に各自名前を書いておいておくスタイル。
上の写真では全然伝わってないかもしれないけれども、外のイメージとは違ってロビー周辺には活気があった。

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部屋に案内してくれたのは残念ながら若い女性ではなく、おばさんだった。
部屋は 2階 10号室の更に上の屋根裏部屋。ドアの真正面に梯子状の階段があり、そこを上っていくスタイル。

10号室の方には(つまり下の階には)単独のハイカーが1人だけいて、挨拶を交わした。

屋根裏部屋の方はというと、梯子状の階段の左右に、例の幅のない布団が 2つずつ置かれていた。
しかし現在のところ他には誰もいない。だからスタッフにも「今のところ独占ですね」と言われた。このまま独占が続けばいい。

屋根裏部屋部分は作ったばかりなのか清潔感があった。ただ明かりがなく暗かった。

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そのくせ正面には屋内テラスの大きな窓ガラスがあって、そっちの方は妙に明るかったっけ。

とりあえず棚の上にザックや、メガネ、手帳などを置き、くつろぐ。

ここまでの総歩数は 19,282歩。流石に疲れていた。
でも、今日は結構厳しい行程だったのに、足やひざには何の問題もなかった。これが嬉しい。

案外俺もやるね。

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屋根裏部屋の独占はいいとして、話し相手がいないのはちと寂しい。
仕方なく 2時45分頃、カメラ片手に外に出た。

山小屋の出入り口のすぐ前は暗くて狭いが、石段を 10段ほど登っていくと展望台のようなちょっとした広場に出る。
しかしガスで市街地の方も鹿島槍ヶ岳の方も、何も見えない。

カメラを持っていたおじさんがいたから話しかけた。
ガスが流れることがあるからシャッターチャンスを待っている、とのことだった。

そのうちぽつぽつと細かい雨が降ってきた。北アルプスで雨に降られるのは初めてに近い。
おじさんによると、遠くにある台風の影響とか。

う~ん。毎日「晴れ時々曇り」の日を選んできたつもりなのに、まさか台風の影響でこんな天候になるとはな・・・。

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先ほども書いたとおり、私の部屋のすぐ前は、剱岳や立山に面した屋内テラスになっていた(まあ今回は剱岳や立山も見えなかったけれどね)。

私もそこに行ってみた。すると大きな窓ガラスに雨粒が当たっていた。
こんな風にはっきりと天候が悪くなるのは今回が初めてだよ。

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4時10分ぐらいだったかな、部屋に戻ってくると天井の照明に明かりが灯っていた。

下は賑やかになっていたが、屋根裏部屋は相変わらず独占状態だった。寂しいといえば寂しく、しかし嬉しいといえばやっぱり嬉しいという微妙な感じ。

屋内テラスでは宿のオーナーっぽい人と、常連さんっぽい人がビールを飲んでいた。

野菜の仕入れ方とか、ある問題児のスタッフのこととか、いろいろ話していたんだけれども、その話している内容が丸聞こえだった。
いいんでしょうか・・・。

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とにかく 2度目の食事の始まる 6時まですることがない。しょうがなくカメラ片手にまた外へ。

もう雨はやんでいた。先程に比べれば信濃大町の方に展望がある。
少しはご来光の可能性が出てきたかな?

そのうち四国から団体で来たっていう親父と話をした。
麓で前泊したときビールをジョッキ 3杯飲んだら下痢をしたという。

「そういうのは下山後にならなくちゃ」

とアドバイス(?)をする私。

そういえば若い女性は少ないイメージだったなあ。っていうか、見かけたっけ?
燕岳などと比べるとこちらの山域は山ガールには人気がないのかもしれないなあ・・・。

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5時57分頃、やっと「食事の準備ができました」という放送が流れた。
早速1階にある食堂に進む。

ご飯が最初からよそってあるのは種池と一緒。あとは自分でみそ汁とお茶を入れる。

ここもやはりメンチカツのようなものがメインって感じか。
あとは魚、卵焼き、シューマイ、お漬物。そしてそばもあった。

ちょっと量が多い印象があったけれども、残さずに全部食べましたよ。

ちなみにこの日もやはりここまでまったく便意がなかった。やはり私は山行の間は便秘になってしまうのか・・・。

・・・と思っていたら、食後 20分ぐらいしておもむろに便意が・・・。

早速トイレに。
洋式と和式があるようだったが、私が入ったのは和式だった。案外綺麗な印象だった。

で、排便。
何と硬くて立派な便が出た!私としてはとても珍しい。っていうか奇跡に近い。

というわけで、つまらいことかもしれないけれども、これが今回の山行の「7つの小さな奇跡」のうちの 1つです。

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部屋に戻る。相変わらず屋根裏部屋は独占状態。
灯りの近くで本を読んでいた。

下の階にいるグループの人たちが話をしている。
山の天気がぱっとしないのは、台風12号が朝鮮半島に停滞していて、その影響らしい(ついでに台風11号も日本に近づいてきている)。

これは明日は雨が降らなきゃましと考えるべきかなあ・・・。

6時50分、手帳に「もう寝るっきゃない?」と書く私。
そしてしょうがなく 7時から横になった。

8時10分、突然消灯。
はたして 2日目の睡眠はどうだろう・・・。

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by JunMorosawA | 2014-09-17 16:25 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2014-09-17 17:08 x
冷池山荘のベンチから鹿島槍が見えて夕方登山者同士の
コーヒータイム・・・なんて、良かったなぁー
部屋は混んでいて大変でしたが、良い思い出でした。
Commented by JunMorosawA at 2014-09-17 17:43
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 冷池山荘のベンチから鹿島槍が見えて夕方登山者同士の
> コーヒータイム・・・なんて、良かったなぁー

羨ましいですよ。私は今回、とうとう鹿島槍ヶ岳は一度も拝めませんでした(涙)。

まあでも、毎年晴れってわけにはいきませんね。高山の場合・・・。


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