2014年 09月 16日
鹿島槍ヶ岳登山記 2014 その30
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

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秋ということで、3日前に東慶寺さんで写した少し渋い写真を 1枚アップしておきます。
カメラは一眼レフカメラではなく、いわゆるコンデジの DMC-FZ1000 です。

さて、身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

布引岳を踏破した私は、この日の最終目的地、鹿島槍ヶ岳に向かったのだった。




鹿島槍ヶ岳

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冷池山荘を出発してから 2時間弱が経った 11時50分頃、私はこんな世界を歩いていた。

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何てガレた世界だ。

たまたま覗き込んだ左側斜面も、一面大きな石ころだらけ。どうしてこんな風になるのだろう。

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そんなガレた斜面を登っていく。

朝方種池山荘を出発したのは 6時半だから、もう 5時間半も歩き続けている。
流石にしんどい。

このとき出会った若者に、

「あとちょっとですよ。頑張ってください」

と励まされたのがとても嬉しかったっけ。

彼だけじゃない。みんな私が登るのを待ってくれる。何ていい人たちなんだろう・・・。





でも流石にしんどかったようで、こんな動画をわざわざ映している・・・。

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こうして12時12分、遂に今回の登山のゴール、鹿島槍ヶ岳の南峰に到着!
ここまでの歩数は13,074歩。思わず手帳に「やっと着いたあ!」と書いている。

鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)は、富山県黒部市、中新川郡立山町および長野県大町市にまたがる後立山連峰の標高2889mの山。
山頂は南峰(標高2889m)と北峰(標高2842m)からなる双耳峰(そうじほう)であり、吊尾根と呼ばれるなだらかな稜線で繋がっている。

深田久弥の「日本百名山」だけじゃなく、田中澄江の「花の百名山」に選ばれている。
またヤマケイ・アルペンガイドの解説に「鹿島槍ヶ岳は後立山連峰の盟主で、秀麗な双耳峰は登山者の心を魅了してやまない」とある。

しかしガスに包まれていて、何にも見えやしない。思っていたとおりだ。
とうとう奇跡は起きなかったか。

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このときのために取っておいたって感じのヤマザキのアップルパイを食べ、セブンイレブンのプレミアム 100% アップルジュースを飲む。

これが実質的にこの日の昼食です。
だけど、両者共にもう一つだったなあ・・・。

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しかし不思議と高山病の症状はなかった。体調は決して悪くはなかったのだ。
っていうかさあ。よくここまで来れたよなあ、俺。

決行わずか 3日前、嘔吐感に襲われながらもリーフみなとみらいのモンベルに到着したとき、「ここまで来たかあ」って思った私。
そう。家を出るときには、横浜に行く気力すらなかったのだ。

でも出かけてしまえば、いつか目的地には着けるんだよねえ。
そういうものなんだよ。横浜のモンベルも鹿島槍ヶ岳も・・・。

そういえばこの旅に備えて買った「行かずに死ねるか!(世界9万5000km自転車ひとり旅)」の中にこんな一文がある。

       あれこれ考えてもしかたがないのだ
       とにかく動くことだ。動きだせば、自然に力がわいてくる

そう。そういうものなんだ・・・。

冷池山荘に向かう

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12時30分、鹿島槍ヶ岳南峰から下山を開始する(ちなみにこんな天候だから北峰はパス)。

下山もガスの中。もし他に誰も登山者がいなかったら、ちょっと怖かったことだろう。そのくらい、ガスが濃かった。





そしてご覧のように、恐ろしいほどの強風が吹き荒れていた。
ロングスリーブシャツだけでは寒さを感じるほどだった。

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淡々と冷池山荘に向かって戻りながら、私はこんなことを考えていた。

「これ、面白くまとめられるのかな、ブログで」

鹿島槍ヶ岳の頂(いただき)に立ったこのときが、今回の山行の一番のピークのはずでしょう?
それでこんな地味な感じでどうすんのさ。これで面白い話になるのだろうか?

そもそも、親父が一人でぶつくさ言っているだけの、宿命的に色気のないブログだしなあ・・・。

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そして冷池山荘が見え始めた頃、私の体に一大変化が。

この旅初めての嘔吐感に襲われ始めたのだ・・・。

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by JunMorosawA | 2014-09-16 17:12 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2014-09-16 19:58 x
鹿島槍の山頂からの眺めがスッキリしませんね。
でも、こういうことも多々ありますよね。
先に五竜・白馬が見えるんでしょうが、我々の時は見えたんですが
すごい風で飛ばされそうでした。
行動することに意義があります。行ける時に行く・・・ですね。
Commented by JunMorosawA at 2014-09-16 20:49
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 鹿島槍の山頂からの眺めがスッキリしませんね。

残念ながら今年は絶景は拝めませんでした。

> でも、こういうことも多々ありますよね。

ですね。これも時の運。しょうがないですよね。

> 行動することに意義があります。行ける時に行く・・・ですね。

本当にそう思います。
お互い、あと何回、山に登れるでしょうか。

ちなみに今日は藤野駅→高倉山→金剛山→藤野駅という地味なコースを歩いてきました。


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