2014年 09月 05日
日本アルプス登山記 2014 その20
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

ブログ村の登山・カテゴリーに参加しています。面白いことにこの 10日間ほど、ず~っと 6位だったのですが、変化はあったでしょうか。 最新の順位はこちら です。応援よろしくお願いします。

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

何とか種池山荘に到着した私は、種池山荘の長い夜を迎えようとしていた。




種池山荘の部屋の窓から

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5時になり部屋に戻ってくる。みんなは食事に出かけたのか、いない。
部屋の窓から明日歩く行程がほぼ一望できた。

右上がガスに覆われていて、逆に左下が暗い緑になっていますよね?
その境目の稜線が明日のコース。
まずは爺ヶ岳(じいがたけ)という山に登り、冷池山荘(つめたいけさんそう)という山小屋を経て、布引岳(ぬのびきだけ)→鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)と進んでいきます。

上の写真の右下に冷池山荘が小さく写っていますよ。屋根が赤いのが見えますか?
そして左端の方のとんがったあたりが多分布引岳です。

しかし肝心の主役の鹿島槍ヶ岳は全然見えていない。つまりガスの中なのだ・・・。

食事を終えたみんなが戻ってくる。
最初に言葉を交わしたやや小太りのメガネ男さん、もう1人単独の男性、そして 2人連れの若者、あと親父 2人という構成です。

2人連れの若者の話によると、この日の鹿島槍ヶ岳は雨の中だったらしい。
今日悪かったのなら、明日はよいかも・・・と期待してしまう。よくそういうことがあるからだ。

結構みなさんと会話してましたよ。
例えば、鹿島槍ヶ岳の先にあるキレットは、白馬岳と唐松岳の間にある不帰嶮(かえらずのけん)などに比べればそんなに怖くはないとか。
多分そのメンバーのうちの誰かが、この日そのコースで歩いてきていたんだと思う。

種池山荘の夕食

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6時になり、やっと 2度目の食事の時間になった。
早速食堂に向かう。スタッフに食事券を手渡すのと同時に「1名です」と伝える。すると席に案内してくれる。

そうだなあ。2度目の食事の人数は50名ぐらいだったかなあ。

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へえ。ここは他と少し変わっていて、ご飯が既によそってある。茶碗半分ぐらいの軽い量だ。
一方みそ汁とお茶はいつもどおり自分でよそう。もちろんご飯のおかわりもできますよ。

おかずは、どうやらメンチカツっぽいもの、シューマイ、甘露煮っぽい魚・・・などなど。そうそう。ゼリー菓子もついていたっけ。

基本的にはおいしかった。ただみそ汁は油揚げが入っているだけだし、薄味だったなあ。即席っぽかった。

そしてやはり私にはこれでもおかずが多過ぎる量だった。だからご飯のおかわりをしなくても、おかずを全部食べるのに少し苦労をしたほどだ。

何たる小食人間でしょう!やれやれって感じですよ。

ライチョウとの出会い

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食事を終えた私は、カメラ片手に再び外に出た。6時20分頃のことです。

爺ヶ岳側の方に少し進むと、ご覧のようにお花畑になっている。なかなか見事です。
ちなみにお花畑の向こうに見えているのが明日最初に登る予定の爺ヶ岳ですよ。

お花畑の少し先にぽつりと佇んでいる人がいた。何故かいつまでも動かない。

今度は私の後方から 2人連れの男性がやってきた。
彼らが、昼間ここでライチョウを見たと教えてくれた。

「いいですねえ。もう何年もライチョウ、見たことないですよ!」

そう。2010年に木曽の御嶽山で出会って以来、私はずっとライチョウに出会えずにいる。

彼らが、ぽつりと 1人佇んでいる人の方に向かう。
やがて 2人連れの男性のうちの 1人が興奮したように私に告げた。

「ライチョウ、いましたよ!」

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本当だ!親(メス)のライチョウが 1羽、そしてヒナのライチョウが 3羽ほどいた!

親はまだいい。動かないから。ヒナはちょこちょこと動き回っていて、写しにくい。

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そもそもこの時点で 6時半ですからねえ。この写真の印象以上に暗いのだ。

この時のデータでこんな感じです。ISO 感度は 1600 にもなっています。
そして換算焦点距離は 521mmか。高倍率ズームが役に立った形ですね。

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みんなでこそこそと「もう少し前に行きますか」と相談しあい、更に近寄って写したヒナの写真がこれ。
かわいいねえ!




一応頑張って動画でも写してみました。ヒナはこの動きですからねえ。うまく撮れないのも分かるでしょう?

ちなみにライチョウ(雷鳥)はキジ目ライチョウ科の鳥で、国の特別天然記念物に指定されている。
環境省のレッドリストの分類では 2012年、近い将来に野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」に格上げされた。
実際日本では北アルプスなどの中部地方の高山帯にのみ生息し、その数わずかに 3千羽以下であるとされている。

そんなライチョウに久しぶりに出会えて嬉しい。
そしてこれが今回の山行の、「7つの小さな奇跡」のうちの 1つだ・・・。

もちろん教えてくれた 2人に最後に、

「ありがとうございました。いいもの撮れました」

と丁寧にお礼を述べた私です・・・。

種池山荘の夜

ライチョウの撮影を終え、満足して部屋に戻る。
みんなにもそのことは伝えたつもりだが、あまり驚かなかった記憶がある。

さて、種池山荘の消灯時間は 20時15分とかなり早い。することもないからその前からすでに布団の中でウトウトしていたはずだ。
小さめでやや硬い枕がどうも合わず、しょうがなくザックからパーカーを取り出してそれを枕代わりにしてみたり、苦労していた。

みんなは消灯時間よりも早く眠りだす。相変わらず羨ましい。
やがて 20時15分の消灯時間になる。しかし消えたのは室内のそれだけで廊下はまだ点いていたと思う。

しかしやがてそれらも消える。
はたして私はまともに眠れるのだろうか・・・。

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by JunMorosawA | 2014-09-05 19:22 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by アルペジロー at 2014-09-06 19:17 x
さすが小食ですね!私も体重53kg当時だったらこれで十分ですが、今だったらこの2倍は欲しいですね(笑)

雷鳥、やりましたね!私は「雷鳥の里」(お菓子)しか見たことないです(爆)

ところで20時15分消灯とは早いですね。まぁ疲れていればすぐ眠れるものなのでしょうか。最近私は不眠気味で体調イマイチです。そんなこともあって、3分で爆睡できる人がうらやましくてしかたないのです。
Commented by JunMorosawA at 2014-09-07 07:38
アルペジローさん、こんにちは。

> 私も体重53kg当時だったらこれで十分ですが、今だったらこの2倍は欲しいですね(笑)

普通はそのくらい食べますよね?周り見ていると、ほとんどの人がおかわりしていたし。
これでよく歩き続けられるものだと自分でも感心してしまいます。

> 雷鳥、やりましたね!私は「雷鳥の里」(お菓子)しか見たことないです(爆)

私は「黒部の妖精」というのを買いましたが、やはり雷鳥の絵が描かれていました(笑)。

> ところで20時15分消灯とは早いですね。

普通は21時なんですけれどね。こんなに早いのは初めてです。

>3分で爆睡できる人がうらやましくてしかたないのです。

まったく一緒ですよ。


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