2014年 08月 30日
日本アルプス登山記 2014 その14
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

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身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

何故か原因不明の嘔吐感に悩まされ続け、当日まで敢行が危ぶまれた今回。
しかし何だかんだいって、いつの間にか柏木新道から歩き始めている私がいた・・・。
ケルンまで来たぞ。あと 2/3 だ。




現れ始めた高山植物と共に

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1時17分、ケルンでの休憩を終えて歩き始める。
休んでも思ったほど楽になった感じにならなかったのがやや心配なところ。

すでに登山口から歩き始めること 1時間10分ほど経過していた。ちょっと疲れが出始めていたかもしれない。

そんな私を癒してくれたのは、やはり高山植物だった。

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まずはゴゼンタチバナの花が現れた。白馬岳のときにうまく写せなくて悔しい思いをしたので、少し慎重に写した。

ゴゼンタチバナ(御膳橘)はミズキ科の花で、亜高山~高山の林内や林縁に生える。
名の由来は、白山の御前峰(ごぜんみね)で発見され、実がカラタチバナに似ることからだそうだ。

ちなみにヤマケイ・アルペンガイドには「樹相が明るい広葉樹林に変わるとゴゼンタチバナの白い花が目立ってくる」とあるから、このあたりで広葉樹林に変わっていたのかもしれない。

こういう点が分からないのもちょっと悔しいな。樹木や高山植物にすごく詳しい人と一度一緒に歩いてみたいよ。

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次に山の斜面にニッコウキスゲが現れたんで、少し頑張って斜面を登って写した。

ニッコウキスゲ(日光黄菅)はユリ科の多年草でゼンテイカ(禅庭花)ともいう。高さは50cm~80cmとかなり大きめだ。
本来高原の花のイメージが強いニッコウキスゲだが、こうした高い山でも見られる。

もっとも今回の山旅では、ここでしか出会えなかった。
こういうことがあるから、やはり出会ったらしっかりと写しておかないと、あとで後悔するね。

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おっと、今度は白く細い線形の小花をつけた植物に遭遇。

どうやらキンポウゲ科のカラマツソウ(唐松草)だな。
日本固有種で、花がカラマツの葉の付き方に似ているのでこの名前が付いたらしい。

同じ仲間にミヤマカラマツやモミジカラマツなどがあるが、複葉になっている葉が丸みを帯びていることから、カラマツソウで間違いないと思う。

新しい花に出会えて、こうしてそれが特定できると、嬉しいね。

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1時39分(登山口から歩き始めること 1時間34分後)、「駅見岬(えきみざき)」に到着。
ここからは針ノ木岳が真正面に見えるらしいが、相変わらず山の上半身はガスの中だ。残念。

ちなみに「駅見岬」のようなオレンジ色に黒字の案内板がこの先よく現れるようになります。
これも柏原さんが取り付けたのかな?

そうそう、このあたりでおじいさんと野球帽みたいなのを被った小学生を抜いたんだっけ。おじいさんはへたへたって感じだったけれども、大丈夫かなあ。
この 2人にはあとでまた出会うことになります。

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1時55分、一枚岩というところに到達。
このあたりで休憩する。

「こたえるな。汗びっしょり」

と手帳にぽつり。

しかし胃腸の方も安定しているし、嘔吐感もまったく感じていない。
まずまずの体調といっていいと思う。

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一枚岩を通過すると、ガスが取れて左正面に稜線がくっきりと見えてきた。

じつは上の写真にこの日のゴールの山小屋(種池山荘)が写っているんだけれども、分かりますか?

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ほら、このとおり。

もっともこのときの私はまだ気づいてなかった。

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2時14分(登山口から歩き始めること 2時間分9後)、カシオの高度計機能付きの腕時計PRO TREKの高度表示が 2000mを超えた。650mは登ってきたんだな。

普段は低山しか登ってないから、2000mを超えた世界に来るのは 1年ぶりのことだ。
そろそろ非日常的な世界に入りつつある・・・と言っていいだろう。

ゴールの種池山荘の標高は 2450mだったっけな。あと 445mか。
頑張るか。

そして「7つの小さな奇跡」のうちの 1つに当たる高山植物との出会いが近づいてきたのであった・・・。

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by JunMorosawA | 2014-08-30 17:37 | 北アルプスなど高山 | Comments(4)
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2014-08-30 19:14 x
小屋が見えましたね。
見えるんですが、なかなか着かない・・・
稜線は曇ってますね。
Commented by JunMorosawA at 2014-08-30 19:44
山ばか夫婦さん、こんにちは。

> 小屋が見えましたね。
> 見えるんですが、なかなか着かない・・・

ですねえ。かえってこのとき気付かなくてよかったかもしれない(笑)。

> 稜線は曇ってますね。

今回残念ながら、からっとは晴れてくれませんでした。
でも今年の夏は異常気象だったから、局地的な大雨などに襲われなくてよかったのかもしれません。
Commented by hiro at 2014-08-30 23:12 x
こんばんは。

いよいよ稜線間近ですね。
このあと左右どちらに行かれたかはこの後の楽しみにしています。^^)
鹿島槍は近々行きたいと思っていて、録画してある「にっぽん百名山」を見てイメージトレーニングしてたんですよ(笑)。
この秋いけるかどうかは微妙ですが。

後立山はお花の綺麗な山のイメージがあります。早くも色んな花が登場しましたね。
それとアサギマダラは見事です。山でヒラヒラ飛んでいるところは見たことがありますが、なかなか撮れません。羨ましいです。
Commented by JunMorosawA at 2014-08-31 07:50
hiroさん、こんにちは。

> このあと左右どちらに行かれたかはこの後の楽しみにしています。^^)

だから今のところタイトルも「日本アルプス登山記」にして、ボカしてたりして(笑)。

> 鹿島槍は近々行きたいと思っていて、録画してある「にっぽん百名山」を見てイメージトレーニングしてたんですよ(笑)。
> この秋いけるかどうかは微妙ですが。

それは楽しみですね。私も一度秋に歩いてみたいですが、秋はお盆のとき以上に山小屋が混むとか聞いているんで、ビビっています。

> 後立山はお花の綺麗な山のイメージがあります。早くも色んな花が登場しましたね。

ですね。今回あまり天候には恵まれなかったのですが、花には沢山出会えましたよ。

> それとアサギマダラは見事です。

お恥ずかしい。よく見るとジャスピンじゃないんですよ。私も久しぶりに会いました。


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