2014年 08月 28日
日本アルプス登山記 2014 その12
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

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身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

何故か原因不明の嘔吐感に悩まされ続け、当日まで敢行が危ぶまれた今回。
しかし何だかんだいって、いつの間にか柏木新道の登山口に立っている私。
いよいよ登山が始まる・・・




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8月4日、12時5分、柏原新道登山口から遂に登山開始。

このとき私は手帳にこう書いている。

       まだテンション変だけれど、頑張ろう!

まだ完全に目が覚めていなかったようだ。

しかし沢の音が心地よい。空気もおいしい。
きっとそのうち嫌でも目覚めるだろう・・・。

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扇沢から少し離れると、ガクアジサイタイプのアジサイが現れた。いわゆる自然のヤマアジサイなのだろうか。

ちなみにヤマアジサイは福島県以西の本州・四国・九州に分布する落葉低木。サワアジサイの別名があり、ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育する、ということになっています。

そういえば白馬岳の登山口近くにもこのアジサイが咲いていたっけ。
登山口とアジサイはよく似合う気がする。

去年双六岳に登ったのは 8月27日~29日でもう花のピークの時期は過ぎ去っていた。
今年は 8月上旬という絶好の季節。数多くの高山植物との出会いを期待したい。

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「柏原新道・種池山荘へ」という黄色い指導標が現れる。

今回登る登山道「柏原新道」は冷池山荘(つめたいけさんそう)二代目オーナー(=現オーナー)の柏原正泰さんが昭和30年代後半から昭和41年頃にかけて自らツルハシやスッコプを手に持ち、独力で開いた登山道だそうだ。

それ以前は扇沢を詰めて種池山荘へ直登するという北アルプスでも名立たる急登しかなかったという。

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そういえば旅立つ前日に見た、「猫と葉っぱと猫が好き」の 鹿島槍ヶ岳編 の中で、プカプカさんがこの道に関してこんな風に書いている。

評判通りの柏原新道の歩きやすさには、ただただ感服いたしました。
いくら登りやすいとは言ってもゴロゴロの岩場や木の根の段差とか、足をプルプル言わせながら必死こいて登る所もたくさんあるだろうと思っていたのです。人の評判はあまりアテにならないので…

柏原新道に至ってはそういうものがひとっつもありませんでした。
筋肉を酷使するような場所がいつまでたっても現れない、きめ細やか整備。
大段になるような場所には薄い石を敷き詰めて、くるぶしの高さ程度の段差にまで整えてあります。
この道を切り開いた柏原さんはとても細やかな心を持った方なんですね。


なるほどよく整備された道っていう感じがした。

しかし石畳風のところも結構あったりして、雨の中下山する場合などは滑りやすそうで怖い気もした。
最近の私はコケやすいからなあ・・・。

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それにこの新道も、最初から案外急登(きゅうと)です。5分もしないうちにもう暑くなってきたほど。

ヤマケイ・アルペンガイドによるとこのあたりの急坂は通常「モミジ坂」と呼ばれていて、紅葉シーズンは色鮮やかなモミジに彩られるのだそうだ。

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まだまだ森林限界には程遠く、巨木が目立つ。
ヤマケイ・アルペンガイドによるとコメツガ、シャクナゲ、ヒノキなどの樹木らしい。

コメツガは本州の中部以北の他、紀伊半島・四国・九州の山地に点々と生育する常緑針葉樹で日本固有種なんだそうだ。
亜高山帯の針葉樹林の構成種の一つであり、オオシラビソ・シラビソ・トウヒなどとともに針葉樹林を構成する・・・というものらしい。

写真で見ると、なるほど独特な形状の葉っぱをしている。どうにも樹木には弱い私だが、このくらい覚えたいね。

それらの樹木の香りが心地よい。森林浴の効用の源とされるフィトンチッドをばんばん発していたのかもしれない。
ただ風がほとんと全くないせいで暑い。それがつらい。

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12時39分(登山口から歩き始めること 34分後)、右側(東方)が開け、市街地が見えてきた。大町あたりだろうか。

順調に高度を稼いでいるな、と実感する。

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よく整備された、しかし岩がごろごろしている急坂が続く。
けれど私はここで手帳に注目すべきことを書いている。

       つらいけれど、気分はいいよ

よし!
どうやらいつの間にかスイッチが入っていたようだぞ!

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by JunMorosawA | 2014-08-28 17:07 | 北アルプスなど高山 | Comments(0)


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