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2014年 08月 25日
日本アルプス登山記 2014 その9
虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、日本アルプス!

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身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が日本アルプスに挑む。

何故か原因不明の嘔吐感に悩まされ続け、当日まで敢行が危ぶまれた今回。
あずさによる史上最長の電車の旅を終え、いよいよ登山口を目指す。




バスに乗る

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11時2分、遂に信濃大町駅にたどり着いた。
北鎌倉駅からじつに 5時間23分、287.5km の長い長い電車の旅の終了だ。

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信濃大町駅は一件マイナーそうな駅だが、特急列車を含む全列車が停車するほか、普通列車のほとんどが当駅を始終着としているという。

ただ 1日平均乗車人員は 1,300人ほどだというから、やっぱり少ないかねえ(我が北鎌倉駅は 9,000人弱ほど)。

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登山の起点となるのは扇沢(おうぎざわ)。
その扇沢行きのバス乗り場の近くにご覧の切符売り場があった。

終点の扇沢までは片道で 1,360円、往復だと 2,500円だった。7日間も有効ってことで、もちろん往復で買った。

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バス停には「扇沢行・大町温泉郷行」の行き先表示と共に、写真付きで「立山黒部アルペンルート」と書かれていた。
そうなのだ。ここ信濃大町駅は、長野県側の立山黒部アルペンルートの出発点なのだ(富山県側は立山駅)。

だから扇沢から鹿島槍ヶ岳や針ノ木岳に登る登山者だけじゃなく、観光で黒部ダムや立山への登山口の室堂ターミナルに向かおうとする人がいる。故に混むのだ。
じつはこのときの私はまだそういうことがよく分かっていなかったんだけれどね・・・。

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少しもたもたしていたせいで、2人がけの席で誰も座ってないという席はもう一つもなかった。
しょうがなくハイカーの隣にお邪魔させてもらった(故に通路側だからこんな写真しか写せなかった)。

11時11分、「お連れの方、いらっしゃいますね。発車しま~す」と運転手がアナウンスして、何故か 4分も早く信濃大町駅を発車してしまった。随分大胆だなあ。

さて、今回の旅の最大の難関はバスである。
とにかくこの数日、私は異常なまでの嘔吐感に襲われていた。近所に買い物に行くとき、駅に切符を求めに行くときなど、一々飴(塩レモンキャンディ)を舐めないではいられないほどだった。

「まえがき」に書いたとおり、私は小さい頃恐ろしく乗り物酔いする体質だった。何しろ小学生のときの遠足では毎回吐いていた程なのだから、かなりのものだ。
その小学生のときの遠足の影響か、特にバスが苦手だった。だから今回もこのバスの乗車を一番恐れていた。

しかし幸いにも今のところここまで嘔吐感が襲ってくることはなかった。だからここまで飴も一度も舐めていない。
どうやらバスも問題なさそうだ。

逆にいうと、やはり嘔吐感の正体は胃腸の問題ではなく、精神的な問題だったことになるわけか。
そして現在進行形のこの旅そのものには、それほど緊張してない・・・つまり楽しめていたと考えていいのかもしれない・・・。

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少し大きな川(鹿島川)を渡り、11時22分、大町温泉郷に到着。
あとで分かったことだが、登山後にここにある日帰り入浴施設「薬師の湯」を利用する人が結構いるようだ。

大町温泉郷を過ぎると、徐々にバスが町から離れていき山に向かっていく。
何度かトンネルをくぐる。

登山の起点となるの終点の扇沢(おうぎざわ)も近い・・・。

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by JunMorosawA | 2014-08-25 18:12 | 北アルプスなど高山 | Comments(4)
Commented by アルペジロー at 2014-08-25 22:33 x
その昔(調べたら2001年でした)このバスに乗りました。それはまさに黒部立山アルペンルートの旅です。黒部ダムを経て立山まで行き、宇奈月温泉に宿泊してトロッコ電車に乗るというお決まりのルートです。
昨年久々に黒部ダムだけは行きましたが、またあの黒部立山アルペンルートを旅してみたいなぁ。
Commented by 山ばか夫婦の山歩 at 2014-08-26 00:04 x
信濃大町駅、何度も降りた思い出があります。
薬師の湯は帰りに良く寄りました。リュックを置けてお風呂も大きい。
山小屋で割引券をもらえました。また行きたくなりました。
Commented by JunMorosawA at 2014-08-26 07:37
アルペジローさん、こんにちは。

> その昔(調べたら2001年でした)このバスに乗りました。それはまさに黒部立山アルペンルートの旅です。黒部ダムを経て立山まで行き、宇奈月温泉に宿泊してトロッコ電車に乗るというお決まりのルートです。

なるほど。そのあたりが定番のコースなんだ。こっちはその定番のコースを旅したことが一度もなかったりして・・・。

たまにはまっとうに(?)登山→温泉ってパターンで旅してみたいんだけれども、あんまり何日も休めないから、山小屋だけで終わっちゃうんですよねえ・・・。
Commented by JunMorosawA at 2014-08-26 07:37
山ばか夫婦の山歩さん、こんにちは。

> 信濃大町駅、何度も降りた思い出があります。

山ばか夫婦さんの場合、鹿島槍ヶ岳も針ノ木岳も共に登っていますものね。
以前針ノ木岳の山行記を楽しく読ませていただいたのを思い出しました。

> 薬師の湯は帰りに良く寄りました。リュックを置けてお風呂も大きい。

やっぱり定番なんですか。
もうちょっとバスの便が多いといいんですけれどねえ。

> 山小屋で割引券をもらえました。また行きたくなりました。

そういえば山小屋に置いてありましたね!
今度針ノ木岳を目指すことがあったら、考えてみようかな・・・。


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