2013年 10月 22日
北アルプス・双六岳登山記 その42
長らく連載してきた双六岳登山記もいよいよフィナーレが近づいてきました。
多い日には 300人以上の方にご訪問いただきました。またブログ村の登山カテゴリーにおいて、一時3位を獲得させていただきました(ちなみに 現在の順位はこちら です)。

ここまで読んで下さった方々に心から感謝したいと思います。

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、どーしようもない虚弱体質の中年男が北アルプスは双六岳に挑む・・・。

今回お届けするのは「日常に戻るための地味な旅」ですが、せっかくなんで、もう 1話だけ、お付き合いください・・・。



帰途に就く

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8月29日の11時42分、無事双六岳から新穂高温泉ロープウェイバス停に戻ってきた私は、早速濃飛バスに乗り込んだ。

これがびっくりするほどの乗客数。「登山シーズンはもう終わっているはずなのにおかしいなあ」と思っていた私だが、要するに一般観光客の人が多かったようだ。
例えばロープウェイで西穂高の方に上った連中や近くの温泉宿に泊った連中だろう。

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11時56分に新穂高温泉ロープウェイバス停を出発したバスは、12時29分、平湯バスターミナルに到着。このままこのバスに乗っていると飛騨高山まで行ってしまうから、ここで降りる。

実は 4日前の 8月25日(日曜)までは松本まで乗り換えなしで行く直通バスがあった。
ここからも登山シーズンが終わっていたことがわかりますね(だから山小屋もあれほど空いていた)。

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というわけでここから松本行きのバスに乗り換えるわけだが、何と松本行きのバスが出発するのは1時5分。35分も時間が余ってしまう。

バスターミナルに隣接する「アルプス街道平湯」は濃飛バスが運営する「レストラン&スパ」で、その名の通り、レストランやパノラマ大浴場、そしてショッピングセンターがある。

要するにここで食事をしたり買い物したりしなさい・・・という魂胆のようだ。

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で、私もその魂胆に乗せられてお土産を少々買いました。

っていうのも、バスが松本バスターミナルに到着するのが 2時半でスーパーあずさ22号が松本を出発するのが 2時49分だから、松本での乗り換え時間は 19分しかないのだ。

あずさの切符を買ったり、電車内で食べるもの買ったり、トイレ行ったりしたら結構ギリギリでしょう?

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そういえば岩魚(いわな)の塩焼きを売っていたなあ。通常は 600円かあ。
わさび平小屋で出たのが岩魚だとしたら、随分豪勢なものが出たことになるんだなあ、と思ったりした。

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そうそう。トマトも売っていましたよ。1つ 100円で勝手に料金箱に入れる仕組みだった。
都会じゃ考えられない?

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松本行きのバスの発車時間は 1時5分のはずだったのに、実際にバスが発車したのは 1時9分だった。

おいおいおい。それでなくても松本での乗り換え時間に余裕がないんだ。勘弁してほしいよ。他のおばちゃんたちの団体の人たちも「おかしいわね」って言っていたぞ。

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さて、相変わらずバスは山岳地帯の厳しい道を走っていく。バス停の順で行くと、中の湯、坂巻温泉、沢渡岩見平、沢渡、親子滝の順だったはず。

やがて大きな川と遭遇する。例の梓川です。
そして白骨温泉の先に現れるのがご覧の梓湖。行きほどではないものの、感激しますね、やはり。

気になったのが、渋滞ってほどではないものの、それなりに道路が混んでいたこと。

特にバスの数台前にいる軽自動車がいけないようだった。
こっちはそのせいで松本への到着時間が更に遅れてしまうんじゃないかと気が気でなかった。

「軽、おっせえよ!」と心の中で怒鳴っていた。

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2時ジャスト、新島々バスターミナルに到着。窓から見てみると、かなりのお客さんがバスターミナルにいた。上高地へ向かうか上高地から戻ってきた人たちかもしれない。

ここからはほぼ上高地線に沿ってバスは走っていく。
そしてこのあたりから道路が多少とはいえ渋滞し始める。

市街地に入ればますます交通量も増えるはず。大丈夫なのかよ、このバス。
時計を見ながら一人イライラしていた私です。

だって、次のあずさになるとまた 1時間遅れてしまうもの。
それは絶対に嫌だ。

どうにも、こういうところ、あります、私・・・。

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結局バスが終点の松本バスターミナルに到着したのは、予定の 3時半よりも 2分早い 2時28分だった。

やるじゃないか!バスの運転手君!

バスの運転手は降りるとき、わざわざ運転席から外に出て下で我々を出迎えてくれた。
そこで「どうも!」と大きな声でお礼を言った私だが、どうもあまり彼には私の愛が通じなかったようだった。

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松本駅のみどりの窓口に到着したのが2時33分。うん、よしよし。

窓口はそれほど混んでもいなくて、わりと簡単に私の番になった。

「次のスーパーあずさ、指定で八王子まで買えます?」

と尋ねる。

係員はとてもきびきびしていて動きを見ていて気持ちが良かった。
そしてあっけなく指定席を取ることができた。

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そんなわけで無事予定していた 2時49分発のあずさ22号に乗ることができた。
それでもこのときもう発車の 10分前だったのだから、それほどゆとりがあったわけではないですよ・・・。

ちなみにあずさはガラガラに近かった。平日の上りって、こんなものか・・・。
指定席にする必要はなかったようだな・・・。

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そんなこんなで地元北鎌倉に戻ってきたのは 7時。もうご覧のように真っ暗だった。
でもここから自宅まで 5分ほどだから、問題ないです。

明日から普通の生活が始まるのかあ・・・と思うと、ちょっと憂鬱。
それと、「これから長い長い登山記を書かなきゃならないのか」と思うと、それもこのとき、ちょっぴり憂鬱だったりした。

で、10月も半ばを過ぎた今になって、やっとすべてが終わろうとしています。

というわけで「北アルプス・双六岳登山記」をこれで一応終えます(こぼれ話を載せるかも)。地味な話なのに、全42話付き合った下さった方々に心から感謝いたします。

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by JunMorosawA | 2013-10-22 06:24 | 北アルプスなど高山 | Comments(0)


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