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2013年 10月 12日
北アルプス・双六岳登山記 その33




もう一つ、Kamakura Guitar というブログもやっています。いわゆるフォーク世代なんですよね、私。

今回挑んだのは中川イサトさんの「おやすみ漣(れん)君」という曲。もう 40年ほど前のギター・インストルメンタル曲です。
簡単な曲ながら、こういう曲を奇麗に演奏するのってかえって難しいですねえ・・・。

ブログ村の登山・カテゴリーに参加しています。ありがたいことにこの数日、3~5位をきわどくもキープ。 最新の順位はこちら です。応援よろしくお願いします。

さて、虚弱体質男でも、今年も目指すぞ、北アルプス!

身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、どーしようもない虚弱体質の中年男が北アルプスは双六岳(+笠ヶ岳?)に挑む。

8月27日、新穂高温泉の近くにあるわさび平小屋で一晩を過ごした私は、翌8月28日双六岳登頂を果たし、双六小屋に一泊したのであった。



双六小屋の朝

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まあ上の写真は前日この部屋に入ったときに写したものだが、8月29日(木曜)の朝を迎える。

「朝を迎える」ったって、熟睡できていたわけではない。多分 90%は寝てないと思う。
それがいつもどおりの山小屋での睡眠状況って感じです(それでも朝方は多少はウトウトしていたかなあ)。

すでに起きていた初老の男性に「今何時ですか?」と尋ねると、もう 4時半だという。

あと30分でもう朝食じゃん。
そこで私も床を離れる。

体調はまずまずって感じだった。少なくとも足腰は問題なし。
ただ胃腸がやはり重たい。しょうがないんで、残っていた胃腸薬を飲んだ。

窓から外を見てみる。どうやら快晴だ!!!

起き上がってきた歯欠けさんたちと一緒にそれを喜ぶ。
こういうときは大の大人でも子供のようにはしゃぐのがよいね。

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4時42分頃外に出てみた。外はぴりっとした空気に包まれていた。
樅沢(もみさわ)岳の方に月がぽっかりと浮かんでいた。星もいくつか見えていた。上の写真の青色のグラデーションはいいですね。

しかしご来光っていう感じではない。同じく一眼レフカメラを持っていた女性に「ご来光って何時ぐらいなんでしょうね?」と尋ねるも、彼女も分からないようだった。

北アルプス・双六岳登山記 その33_c0196928_7153310.jpg

そもそもここからご来光が拝めるのかどうかも分からない。あまり他にそれを待っている人がいなかったんだ。
というわけでこれが精一杯のご来光っぽい写真です。

寒いのと朝食が近かったのとで部屋に戻る。

今日の行程をまだ悩んでいる私に、2人とも「笠ヶ岳まで行くべきですよ」と薦めてくる。

もう 2度とここに来ないかもしれないのならなおさらだという。
もっともです。

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5時ジャストに食堂に向かう。
並んでいるお盆の数からして、宿泊客の数は45人ほどか。

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おかずは、朝食の定番の焼き鮭、海苔、いり卵、煮干、カボチャ、タクワンなど。

相変わらずたいして食欲もなかったけれども、内容が地味なんで、流石に全て食べることができた(でも、相変わらず私が一番早く席を立ったような気がする)。

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食事のあとにトイレに向かうも、やはり大は出ず。山に入ると便秘気味になるのは毎年のことです。

ちなみに皆さんは歯磨きをしているところです。私もしました。

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玄関にあるテレビに数人の人が見入っていた。スタッフなのか、1人の人がリモコンを操作しながら丁寧にこれからの天気を教えてくれた。

それによると、明日は相変わらず「曇りのち雨」という予報のままだったものの、台風15号が近づいてくることが判明!

う~ん。台風かよ!

台風の影響が直接出るのは 3日後の 9月1日とはいえ、あまり穏やかな情報ではない。

私はこれを見て、この日の下山に心が傾きだした。

北アルプス・双六岳登山記 その33_c0196928_7163281.jpg

部屋に戻って水の補給などの出発準備をしたあと、初老の男性と歯欠けさんに挨拶をする。

「またこの 3人は何処かで会えるような気がします」

と歯欠けさんが言ってきた。実際住んでいるところが近いのだからありうる話だ。

楽しい夜をありがとう。

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玄関で女性スタッフに写真を写してもらう。

とにかくわさび平小屋でも、ここ双六小屋でも、一度も不快な思いをしなかったことをここに書いておきます。

というわけで、最終日になるかもしれないこの日の行程がスタートしようとしていた。

ただ、まだ私ははっきりとは決心着かずにいたのだけれども・・・。

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by JunMorosawA | 2013-10-12 07:19 | 北アルプスなど高山 | Comments(2)
Commented by 山バカ夫婦 at 2013-10-12 13:02 x
来た道を戻りながら考えてもいいですよね。
でも、翌日に台風というのは少し気がかりでしたね。
Commented by JunMorosawA at 2013-10-12 17:57
山バカ夫婦さん、こんにちは。

> 来た道を戻りながら考えてもいいですよね。

というつもりで歩き始めました。

> でも、翌日に台風というのは少し気がかりでしたね。

実際には台風の影響が直接出るのは 3日後だったのですが・・・。
もう山バカ夫婦さんには私がどちらの道を取るか、分かってしまっていますね(笑)。


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