(本当にしつこいようだけれども)5月にギター用のブログを開設しました。
鎌倉でギターを弾いてるおじさんのブログだから
Kamakura Guitar ・・・何とも安易なネーミングですが、まあぼちぼちやっていこうと思っています。こちらもよろしくお願いします。
さて今回は、芦ノ湖西側にある稜線歩きのお話の 3回目です。
ごゆっくりどうぞ。
箱根関所跡バス停から歩くこと 12分後の 8時32分、私は箱根旧街道の入口に立っていた。
案内板にはこんなことが書いてあった。
旧箱根宿の西側にあたる芦川の町並みを過ぎると、旧東海道は、箱根峠までの約四百メートルにわたって、急坂が続きます。この坂は順に「向坂」「赤石坂」「釜石坂」「風越坂」と呼ばれています。
江戸時代前期、街道整備の一環として、この急坂の両側には杉が植えられ、道路には石畳が施設されました。これらは今日まで残されており、当時の街道の面影を今に伝えていることから、昭和二十五年に国史跡に指定されました。
というわけで昼なお暗い・・・って感じの箱根旧街道に入っていく。
昨日少し雨が降ったのだろうか。ご覧の石畳が一部濡れていて滑りやすくなっていた。
左右には見事なまでの杉の巨木が立ち並ぶ。江戸時代に植えられた杉並木だ。現存するのは 420本ほどだという。
歴史の重さを感じさせる一方で、この巨木立ちのおかげでやや陰鬱な道になっているのもまた事実だった。
あまり女性と一緒には歩きたくない道かもしれない。
なるほど。向坂(むこうさか)、赤石坂(あかいしさか)と順に案内板が現れる。
しかし坂はずっとつながっているため、何処に区切りがあるのかさっぱり分からなかったりする。
暗い旧街道を歩いているときにぽつぽつと現れたのが真っ白な花をつけたアジサイ。これが唯一目を楽しませてくれたな。
ヤマアジサイだろうか。鎌倉ではほぼ終わりかけているアジサイがこちらではまだ盛んなようだ。
長く歩いた印象があるのに、実際はわずか 5分ほどで旧街道は終わりを告げ、国道 1号・・・つまり東海道が現れる。
国道 1号を右に歩いていくと、すぐに「道の駅・箱根峠」が現れる。
早朝過ぎて活気はまるでなかった。
道の駅の駐車場からは芦ノ湖やその向こうにある駒ヶ岳が一望できる。
もっとも曇天だったせいで、ご覧のようにやや淀んだ感じではあったが・・・。
道の駅の少し先の道路の反対側に、本格的な山道への入口がある。
いよいよだな・・・。
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