2012年 09月 17日
白馬三山縦走記 その41
身長は 174cmあるのに体重はわずか 54kg、体脂肪率は何と 6%前後という貧相な体つき。
おまけに過敏性腸症候群気味で年中胃腸の調子がぱっとしないという、虚弱体質の中年男が、白馬三山縦走に挑戦!

登山最終日、鑓(やり)温泉から下山し始めた私は、遂に登山口の猿倉まで下りてきた。




旅の終わり

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白馬鑓温泉小屋を 5時36分に出発すること 4時間10分後の 9時46分、遂に登山口の猿倉に到着。

結局コースタイムが 4時間のところを 4時間10分かけている。それだけ撮影にたっぷりと時間を割いていたっていういい見方もできるけれども、一方それだけ雪渓の連続攻撃に手こずったという見方もできる(実際一度は派手にコケたし)。
余裕を持って早めに鑓温泉を出発しておいてよかったよ。

さて、それでもバスが白馬駅に向けて出発するのは 10時10分だから、まだ時間がある。
ここでじっくりクールダウンでもして、今回の旅の総括を行おう・・・と思っていた私に、いきなりタクシーの運ちゃんが話しかけてきた。

「白馬駅に向かわれるんですか?」

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あと 2人いるから、3人ならバス代と同じ運賃で白馬駅まで行けるってことらしい。
しかしどうせこっちは白馬駅から 10時45分発長野駅行きのバスに乗るのだから、ここを早く立つ意味がない。今度は白馬駅で時間を持て余してしまうことになるだけだ。

だから最初は断ろうとしたのに、何故か結局その申し出を受けてしまった。
今から思うと理由はよく分からない。どうせなら確実に一歩を進めようとしたのかもしれない・・・。

ところで以上 2枚の写真を見て「色がおかしい」と気づいた人は、なかなかの兵(つわもの)です。

じつはいつの間にかホワイトバランスがオートからマニュアルになっていたのです(だから絵が青っぽい)。
そんな設定をした覚えは全然ないのだけれども・・・。

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というわけで 9時48分頃、私が運ちゃんの隣の席に座り、後ろに 2人が乗り、白馬駅に向けてタクシーが出発。

後ろの 2人は若いカップル(うらやましい)。鑓温泉でテントを張って一晩過ごしたらしい(なおさらうらやましい)。
とてもおとなしい人たちで、あまりお互い会話はしなかった。

タクシーの運ちゃんはアルプス第一交通の山々さん(仮名)。こちらはよく喋る人で、まあいろいろ教えてくれました。

例えば大糸線の本数は毎年少しずつ少なくなっているという。理由は JR が長野新幹線ルートの方を売り出したいからなんだそうだ。
確かに私も今年はその長野新幹線ルートを利用したのだから、JR の作戦にまんまとはまったことになるようである。

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このように道路にはずらりと登山客の違法駐車の車が停まっていたもんで、運ちゃん、これから登ってくるバス(本来私が乗ろうとしたバス)とのすれ違いを気にしていた。
だけど 9時56分、比較的広い位置でバスとすれ違うことができてほっとしました。

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さて、猿倉←→白馬駅間は 3,500円ほどのタクシー代がかかると聞いていた。それを 3 で割ったのではバスの運賃( 980円 )より高くなってしまう。どうするんだろうと思っていたら、きっかり 3,000円のところでメーターを止めてくれた。なるほどね。

10時6分、白馬駅に到着。この 2人のカップルと挨拶して別れる。2人はここから電車で帰るらしいが、私はまたバスで長野に向かう。

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バスが来るまでこの中で休もう・・・と駅舎の中に入ったら、何と例のヘビー級カメラマン氏がベンチにひょっこり座っていた。
まあ最後まで相性がいいことで。これで “男女” だったら運命感じて結婚しているところだろう。

それはともかく、彼と話をして驚いたことがある。彼、全ての雪渓を渡るときに一々アイゼンを利用したという。

何たる慎重派だろう。

まあストックを持ってないから・・・というのもあったようだが、間違いなく彼は体型に似合わず慎重派です。

そんな彼から恐ろしい話を聞かされた。
私が見事にコケた雪渓があったでしょう?あそこで 2度も落石があったというのだ。

「え?本当ですか!」

流石の私も彼の話を聞いて肝を冷した。だってあそこで私がコケている間に、大きな事故に巻き込まれた可能性があるのだから・・・。

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途中で「北アルプス総合案内所」に向かい、長野までのバスの乗車券を買った。1,500円である。

総合案内所で「白馬岳だより」という小冊子を 2冊もらい、1冊をヘビー級カメラマン氏に渡した。

どうやら彼、それを持っているような様子だったが、「駅で時間潰しをするときに読みます」と素直に受け取った。
へえ。いいとこ、あるじゃん。

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10時37分頃、大糸線に乗るために彼が立ち上がる。

「じゃ、またいつか何処かで」と私は言った。

あとになって、この山行のために沢山プリントしてあったブログのアドレス入りの名刺を渡し忘れたことに気づいた。
ま、そんなもんです・・・。

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10時46分頃、長野行きのバスがやってくる。日常へと戻る旅の始まりです。
相変わらずカラーバランスがおかしいぜ。いい加減気が付け、俺。

こうして 2012年夏の白馬三山登山旅行が終わろうとしていた。

普段出不精な私にとっては、あまりにも大きな山行(さんこう)、あまりにも大きな旅だった。
来年はもっと大きな旅をしてみたい。


グッバイ、北アルプス。また来年もきっと来るからな・・・


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by JunMorosawA | 2012-09-17 17:52 | 北アルプスなど高山 | Comments(4)
Commented by 一坪庵 at 2012-09-17 21:39 x
沢山の出会いと良い写真をありがとうございました。
少し悪乗りしました様でお詫びいたします。
Commented by 山バカ夫婦 at 2012-09-18 14:01 x
お疲れさまでした。JUNさんは長野へ出たほうが早いですか。
我々は中央線沿線なので松本~白馬間は北アルへきたぁーてい
う感覚です。
まだ、秋がありますよ。ただ秋は天気が不安定ですから・・・
Commented by JunMorosawA at 2012-09-18 15:52
一坪庵さん、こんにちは。

> 沢山の出会いと良い写真をありがとうございました。

本当はこのような旅(山行)を年に2~3回はしたいのですが、家の事情もあってできないのがやや残念です。

またコメントお願いします♪
Commented by JunMorosawA at 2012-09-18 15:56
山バカ夫婦さん、こんにちは。

> お疲れさまでした。JUNさんは長野へ出たほうが早いですか。
> 我々は中央線沿線なので松本~白馬間は北アルへきたぁーてい
う感覚です。

電車の運行上の問題でした。大糸線コースの方が本当は安上がりでいいですね。

でも長野も初めてだったから、ちょうどよかったんです。

> まだ、秋がありますよ。ただ秋は天気が不安定ですから・・・

秋にも行きたいなあ・・・。
でも行きづらいんですよねえ、秋は・・・。


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