2012年 06月 09日
6月も半ばが近づいてきて、アジサイの花も徐々にピークを迎えようとしています。北鎌倉が 1年で一番賑わう季節です。 一昨日も書いたとおり、北鎌倉の花の開花状況はハナショウブ、イワタバコが 7~8分咲き、アジサイはまだ 5~6分咲きってところでしょうか(まあこの 2日間でまたちょっと進んだかもしれませんが)。 しかしものによってはご覧のとおり、結構もう色鮮やかなアジサイもあります。アジサイは長い間楽しめる花ですからね。 一方いよいよ公開終了が迫ってきた東慶寺のイワガラミの情報はこちらです。 東慶寺・イワガラミ 期間限定特別公開のご案内 さて、今年に入ってから、低山とはいえすでにいくつかの山行を繰り返しているのに、どうにもスイッチが入り切らないでいる私。 しかし夏山の季節が近づいてきている。今年もできたら北アルプスを縦走してみたい。 そこで「少しはガッツのある登山を!」というわけで丹沢の表尾根を歩き始めた私。遂に表尾根 「最大の難所」に差し掛かる・・・ 。 行者ヶ岳(ぎょうじゃがたけ)のあとにちょっとした鎖場がある。そこを一旦下って登り返すと岩場になっている。 ここからは、表尾根最大の崩壊地とその先の木段路が見渡せる。「すげえな、表尾根は!」と思わせる場所だ。 やっぱ、こういう場所があるからこそ燃える・・・という部分は絶対にあるね、登山って。 岩場の先に、表尾根最大の難所の鎖場が現れる。 私の前にいたロンリーハイカーは 40代ぐらいの屈強そうな男性だったのに、バカに慎重に下りていた。 いや、あれでいいのだろう。むしろ見習うべきなのだ。 というわけで私も、手に持っていたカメラを首にかけ、三点確保を意識しながら慎重に下りていった。 何しろこちらは単独登山なんだ。怪我をしても誰も面倒を見てくれない。他人から見たら不恰好に見えるかもしれないけれども、ひたすら慎重に行動せねば・・・。 表尾根最大の鎖場のあとには、先ほど岩場から見下ろした、表尾根最大の崩壊地に辿り着く。 以前は杭に鎖が通してあるだけだったけれど、いつの間にか一部にパイプ製の手すりが取り付けられていて、心理的に随分楽になった。 崩壊地からこんな道をえっちらおっちらと登っていく。 登り切ってから後ろを振り返ってみた。 右の一番後方に見えるのが三ノ塔だろうか。随分来たものだ。 この表尾根を初めて歩いたのは 2006年5月22日だった。そのときには三ノ塔までで引き返してしまった。まだその先に進む勇気や体力がなかったのだ。 それがここまで来れるようになったんだなあ・・・。 11時36分・・・つまりヤビツ峠から歩き始めて 2時間36分、政次郎ノ頭に到着。 去年の 12月のときにはここから戸川林道に下りてしまった。ここから更に表尾根を歩き続ける。実に 2008年9月8日以来 4年ぶりだ。 頑張ろう。まだ行ける。 11時42分、今度は書策(かいさく)小屋に到着。 いや、正確には「書策小屋跡」が正しい。ご覧のように以前はここにあった廃墟のような書策小屋がすっかりなくなっていた。 そして書策新道を示す指導標すらなくなっていた。最早この書策新道は廃道同然なのだろうか。 書策小屋跡から後ろを振り返る。 今まで歩いてきた山々や下の街並みがはっきりと見た。 書策小屋、いい場所に建っていたんだなあ・・・。 さて、ここからゴールの塔ノ岳まではあと 1時間ほど。 私はまだ大丈夫だった。っていうか、幾分足取りが軽くなってきたように感じられていた。 少なくとも手帳には「しんどい」だの「つらい」だのという文字が、ここまで一切ない。 いよいよ覚醒し始めたのだろうか・・・。 ↓ 自然に興味のある方、このブログを気に入っていただけた方は、こちらをクリックしていただけると嬉しいです。 にほんブログ村
by JunMorosawA
| 2012-06-09 07:47
| 低山歩き
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