2012年 05月 20日
九鬼山で新緑を楽しむ その3
5月最初の休みの日、山梨県は大月の近くにある九鬼山(くきやま)に登るべく地元北鎌倉を出発した私。

長い電車の旅を経て禾生(かせい)駅に到着した私は、遂に登山口に立ったのであった。




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昭文社「山と高原地図 27・高尾・陣馬」より


今回のコースをざっと紹介しておこう。

左下に禾生(かせい)駅がありますね。そこから歩き始め、落合橋を渡って愛宕神社コースとの分岐を経て、杉山新道の登山口にいます。青丸の部分です。
これから杉山新道を通って弥生峠に向かい、九鬼山の山頂を目指そうとしているのです。

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8時45分、登山道を歩き始める。
最初は暗い植林帯だが、そのうちに右下からはっきりと沢の音が聞こえるようになる。
よいね、沢の音って。心が洗われるようだ。

ついでに高尾山でよく耳にする奇妙なカエル(タゴガエルだっけか?)の鳴き声が聞こえてきた。
これもまたよい。

ただ、このあたりでまた顔に雨粒が当たった。どうか本降りにならないでほしい。

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8時56分に沢を渡る。その先で杉山新道とみゆき尾根の2つに分かれるはずなのだが(「分岐注意」のところ)、みゆき尾根への道がはっきりしなくなっていた。廃道になってしまったのかもしれない。

このあたりからやたらめたらに現れ始めたのが、このイカリソウ。
ご覧のように特徴的な花の形をしていて、これが船の碇(いかり)に似ていることからこの名が付いた。

高尾山にも咲いていることは咲いているが、こんなにはないと思う。

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このセイヨウジュウニヒトエもよく現れた。
漢字で書けば西洋十二単。そう。紫色の唇形花(しんけいか)が何段にも重なってつく様子を十二単に見立てたものだ。

これも高尾山周辺にもなくはないが(陣馬山で見かけたことがある)、ここ九鬼山ではじつに頻繁に姿を現す。

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同じようにこのチゴユリもよく現れた。これまたそれほど珍しい野の花ではないものの、時々小雨がぱらつく天候であったせいで普段よりも瑞々しく見えた。

そこでポケットに入れてあったマクロレンズにすげ替えて何枚も撮影。随分ここで時間を使っていた。

そういえば以前調子に乗ってこのように撮影してたら、右目のマブタのところにマダニに張り付かれたことがあったっけ。
単なるデキモノかと思って皮膚科に行ったら、そこの女医さんに「ひえ~、足が見えた!私虫、苦手なの!」と言われてしまった(←しっかりしろ!医者のくせに!)。

もしマダニが病原体を保有していれば死に至る可能性がなくはないという。だから自分で剥がし取ったりしないで医者に行った方がいい。
自然は素晴らしいが、こんな一面もあります。

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下ばかり見ていてはいけない。上を見上げるとそこに見事な新緑があった。
紅葉もいいが、新緑の素晴らしさもそれに勝るとも劣らないですね。

ただ小雨まじりの天候のせいか、やや湿度が高かったらしい。
途中から蒸し暑さを感じ出し、何だか頭が痒くて参った。

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10時4分、稜線上にある弥生峠に到着。ここで休憩することにした。

コンビニで買った「なめらかカスタードホイップホーン」というパンの安っぽい甘さが心地よい。
体調も胃腸もここまで「まずまず」といったところだった。

さて、ここまですでに、イカリソウ、ジュウニヒトエ、チゴユリ、ミミガタテンナンショウ、ヤマブキ、ツクバネウツギ、クサボケ、タチツボスミレ、マルバスミレ、アカネスミレなどの花と出合っている。

しかしいずれも超レアな花というわけではない。

私は 2009年のほぼ同時期にこの九鬼山に初めてやってきた。
そのとき生まれて初めてヒゴスミレというスミレに出合った。高尾山などではそう簡単に出合うことはできない超レアなスミレだ。

じつは去年もこの九鬼山に来ているのだが、残念ながら 2009年以来ヒゴスミレと出合えないでいる。

はたして今年は出合えるだろうか・・・。

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by JunMorosawA | 2012-05-20 18:59 | 山歩き&花 | Comments(0)


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