上の写真は去年写したものなのだけれども、そろそろ北鎌倉の桜も満開になってきました。今年は梅の開花が遅れたため、梅の季節からすぐに桜の季節になってしまった感じですね。
さて、桜の話は毎年書いているから飽きているんで、今回はあえて、2週間ほど前のお話。
それは朝から靄(もや)のかかる日のことでした・・・。
源氏山へのハイキングコースはご覧の石段から始まる。
ちょうどこの正面のあたりに真冬だと氷柱(つらら)ができるんですよ。
石段が終わり、最後の民家を過ぎると、いよいよ山道に突入だ。
ちょっと薄暗い山道で最初に出迎えてくれるのは、真っ赤な花が目立つ椿の林。またこの椿の林では沢山のリスと遭遇することができる。
石段から 7~8分で「天柱峰」と書かれた石碑が立っている場所にたどり着く。
「天柱峰」という名は、鎌倉時代の末期に浄智寺の住職となった明の高僧、竺仁梵僊(じくせんぼんせん)が著した詩集「天柱集」から来ているという。
ここからの眺めが故郷の景色によく似ていたことから彼が好んで登ってきた場所らしいが、現在では木が生い茂り、あまり展望の方は期待できない。
天柱峰から更に先に進む。自然林が心地よい。
やがて樹木越しに大きな建物が左下に見えてくる。海蔵寺(かいぞうじ)だ。海蔵寺は臨済宗建長寺派のお寺で、応永元年(1394)上杉氏定(うじさだ)によって創建されたお寺で、「萩(はぎ)の寺」としても有名だ。
ひょっとしたら下からお経の声が聞こえてくるかもしれません。
やがて源氏山公園の一角に辿り着く。
じつは最初の石段からここまではわずか 15分ほどだ。特に危険な箇所もないから誰でも歩けるコースといっていい。
但し、ハイヒールはダメですよ。
源氏山公園で最初に出くわす建造物がこの葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)。
明治21年に創建された神社で、南北朝時代に南朝の後醍醐天皇に仕えた日野俊基(ひのとしもと)を祀(まつ)っている。
でも何故か最近は縁結び神社として有名になってきていて、ご覧のようにハート型の絵馬(えま)が売られていたりする。
神社のそばは猫が多い(っていうか、この公園自体、猫が多い)。
この日はまだまだ寒い日だったため、焚き火のそばに集まっていたっけ。
どれ。他の猫も探してみるか・・・。
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