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2012年 01月 28日
寄バス停から鍋割山を目指す
じつは年末に友達と妙義山に行く予定があった。妙義山に登って下仁田温泉清流荘に一泊するという計画である。
しかし友達の都合でそれはポシャってしまった。

「だったら丹沢を縦走して、いよいよ蛭ヶ岳に向かうか」という気を起こした。
「淡々と山を歩きたい」という気持ちが強くあったんだ。多分、同じく12月に歩いた丹沢は表尾根の印象がよかったせいだろう。

ところが、何処か虚弱体質的なところがある私は、年末に軽い風邪を引いてしまった。

もうそうなると縦走などとても無理だ。それに12月末ともなると、雪もやや心配だし。
しかし山には行きたい。何処か新鮮なルートはないものだろうか・・・。

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この「神奈川県の山」というガイドブックに、大倉バス停から鍋割山に向かい、昔シダンゴ山に登ったときに利用した寄バス停に下りるというコースが紹介されていた。

鍋割山には 2度ほど登っているが、そのコースは初めてだ。なかなか面白そうじゃないか。

ただそのコースの問題点は、寄バス停のバスが1時間に1本しかないこと。もしこのコースを歩くのなら、逆コースにしてしまえばゴールが大倉バス停になって楽だ。
それに寄バス停からスタートさせた方が新鮮味もある。

よし、それで挑んでみよう!
というわけで、今回は去年最後の登山のお話です。



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6時20分頃、北鎌倉駅に到着。上の写真は鎌倉方面を写したもの。
いつもよりも30分遅いのに、それでも外は暗かった。このときが「冬の底」だったからだろう。

それととても寒かった。このとき日本列島は大寒波に見舞われていたのだ。
現地の気温も朝方が -2度、昼間でも 6度という、恐ろしく低いものだったため、普段にも増して厚着をしていた。

手帳にはこんなことを書いている。

      気力はないなあ
      体力心配

どうも出だしからして、いけませんね。これも風邪のせいだろう・・・。

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横須賀線→東海道線→小田急線と乗り継ぎ、7時40分、新松田駅到着。ご覧の寄行きバスに乗る。
ちなみに「寄」と書いて「やどりき」と読みます。知らなければまず読めないですね。

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バスの中で「朝食」の肉まんをいただく。私の食事はいつも地味で少食です。
こんな量のガソリンで「ガス欠」にならないものなのかと、不安だ。

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7時55分、定時にバスが出発する。窓から差し込んでくる日差しが嬉しかった。こんなのも、冬ならではだなあ。

バスは一旦御殿場線のゲートをくぐったあと、県道72号(松田国府津線)に突き当たる。
そこでバスは右折し、籠場という交差点で左折して北上し始める。

そして「寄入口」という交差点で左折すると、いよいよ山に向かいだす。左側は結構急峻な渓谷になっていた。下に流れている川は中津川らしい。

天気は抜群だし、体調と気力が充実しているときならばかなり楽しめたはずだよ、このバスの旅。

8時14分、2001年5月7日シダンゴ山に登ったときのゴール地点だった田代向(たしろむかい)バス停を通過。
田代向からは案外民家が多くなる。結構大きな町(村?)になっているんだな、このあたり。

そんな町のメインルートをバスが走っていく。終点も近い。

寄バス停から鍋割山を目指す_c0196928_18453389.jpg

バスが広場状になっている場所に入っていく。その一角に屋根付きの休憩所のある寄(やどりき)バス亭がある。

というわけで、8時19分、終点の寄バス亭に到着。
周囲にはすでに丹沢の山々が広がっていて、雰囲気は最高である。

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おんぼろの屋根付きの休憩所は 2001年5月7日に来たときと全く変わらずのおんぼろ状態だった。懐かしさを覚えた。

一方カシオの腕時計PRO TREKはここの高度を 280mと表示していた。鍋割山は 1275mなのだから、結構高度差があるぞ。覚悟が必要だ。

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さて、問題はここからだった。
今回、ガイドブックとは反対のコースを取ってしまった。こうすると案外登山口を探すのが難しくなる。

ネットからこのあたりの地図もプリントしてあったのだが、案外道が入り組んでいるのだ。

はたして無事登山口が見つかるだろうか。やっぱり初めてのコースは緊張する・・・。

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by JunMorosawA | 2012-01-28 18:46 | 低山歩き | Comments(0)


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